Facebook広告の費用はどう決める?注文住宅の工務店やハウスメーカーが運用する際の料金体系やポイントも紹介

Facebook広告を出稿する際、どのくらいの予算に設定すれば良いのか悩む方は多いのではないでしょうか。

 

Facebook広告は最低出稿金額である100円から実施できますが、出稿金額が低いと成果が得られにくい場合があります。

 

今回は成果を出すにあたり最適な予算と予算の決め方について考えていきましょう。

 

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Facebook広告に必要な費用と相場

Facebook広告に必要な費用と相場とは

 

Facebook広告で適切な成果を上げるためには、どのくらいの費用が適切なのでしょうか。

 

実は、適切な費用の相場は業種や自社で設定している獲得単価に寄るところが多いです。

 

そのため、今回は予算を設定するために必要な考え方について重点的に解説します。

 

平均的なクリック単価

まずはFacebook広告の平均的なクリック単価を見ていきましょう。

 

クリック単価とはユーザーが広告を見てクリックするまでにどのくらいの広告費がかかったかを、1クリックごとに割り戻した単価を指します。

 

例えば、Facebook広告で10クリック獲得した場合、かかった費用が1万円の場合のクリック単価は1,000円になります。

 

Facebookのクリック単価の平均は大まかに100円〜200円程度とされています。初めてFacebook広告を実施する場合は、広告のクリック単価が100円台になるように運用していきましょう。

 

初めて実施する際に最適な広告費用を決めるための考え方

クリック単価の平均は100円〜200円ですが、広告予算の総額はクリック単価だけでは算出できません。

 

目標としている成果を出すためには、クリックされた後のコンバージョン率やコンバージョン単価も考慮して予算を決定する必要があります。ここで言う、コンバージョンはFacebook広告を行う上での最終目標を指し、具体的には「資料請求」や「商品の購入」などが例として挙げられます。

 

ランディングページ経由でのコンバージョン率が1%の場合だと、Facebook広告経由で100回クリックされて1件のコンバージョンを獲得できることになります。クリック単価を仮に150円と設定すると、コンバージョン単価は15,000円になります。もしFacebook広告でのコンバージョン目標が10件の場合は、15万円の広告費用が最適ということになります。

 

このように、Facebook広告の費用を考える際には、コンバージョン数やコンバージョン単価から逆算して広告費を決めていく方法が一般的です。コンバージョン単価は自社で実施している他のWeb広告や、マーケティング施策の獲得単価を参考としながら検討しましょう。

 

シミュレーション機能も費用を決める参考になる

Facebookの広告マネージャー内では、広告セットを設定するとコンバージョンやリーチ数のシミュレーションが表示される機能があります。

 

この機能を利用すれば、設定した予算でどれくらいの成果が見込めるかを予測できるため、自社で計算した予算が適切かどうかを判断する材料になります。

 

広告代理店へ運用を委託する際の相場

初めて実施する場合は、Facebook広告の運用実績がある広告代理店へ運用を委託するのも選択肢のひとつです。

 

広告代理店へ運用を委託すると、これまでの実績をもとに成果の上がるクリエイティブを制作してもらえたり、ターゲットを設定してくれたりします。さらに、自社で運用リソースを割かなくても良くなるなどのメリットがあります。

 

広告代理店へ運用を委託する場合は、広告費の他に運用代行費用がかかります。相場は初期費用として5万円ほどかかる場合がほとんどですが、代理店により料金体型が異なるため依頼する前にしっかりと見積もりをもらうようにしましょう。

 

また、依頼する場合は同業種の運用実績がある代理店を選ぶことで、自社のサービスに合わせた広告運用を適切に行ってもらえる可能性が高まります。

 

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Facebook広告の基礎|課金体系とおすすめの設定

Facebook広告の基礎|課金体系とおすすめの設定とは

 

Facebook広告の料金体系には、クリック課金とインプレッション課金の2種類があります。

 

どちらが適切かを決めるには、それぞれの課金体系の特徴を理解した上で自社のマーケティング施策に合う方を選びましょう。

 

クリック課金(CPC配信)の特徴

クリック課金とは、Facebook広告をユーザーがクリックしたタイミングで広告費が課金される配信タイプです。

 

クリック課金型では、ターゲットの中から広告をクリックしやすいユーザーに優先的に配信されます。

 

また、広告が表示されただけでは費用がかからないため、クリック数が少ないのに広告費用だけがかかってしまう、という事態を避けられるのが特徴です。

 

Facebook広告を配信する目的は、「問い合わせ」や「商品の購入」などの場合にはこちらがおすすめです。

 

インプレッション課金(CPM配信)の特徴

インプレッション課金は、Facebook広告が表示されるごとに広告費が課金される配信タイプです。課金タイミングは1回の表示ごとではなく1,000回単位で課金されます。

 

より多くのユーザーに広告が表示されるため、自社のサービスを広く認知させたい場合に適しています。

 

一方、クリックを最大化する配信方式ではないため、クリック効率を求める場合は不向きと言えるでしょう。

 

効率的な配信には「配信の最適化対象」設定がおすすめ

Facebook広告には、課金体系の他に「目的」と「配信の最適化対象」を選択する項目があります。

 

目的とは、広告を見たユーザーに実行させたいことを設定します。例えば、目的に「ウェブサイトへのアクセス」を選択すると、Facebook広告マネージャー上でユーザーがクリックしやすいクリエイティブを作成してくれます。

 

配信の最適化対象とは、Facebook広告を配信する際の最終目標と考えるといいでしょう。例えば、目的を「リンクのクリック」とした場合、配信の最適化対象として選択できる項目は「リンクのクリック最適化」と「LPV最適化」があります。

 

もし、サイトへのアクセスを単純に増やしたい場合はサイトへアクセスしてくれる可能性のあるユーザーに優先的に配信されるため、クリック単価を安価に抑えられます。サイトにアクセスした上で、しっかりと内容を読んで欲しい(LPV)場合は、「LPV最適化」を選ぶことで、サイトにアクセスした上でページをしっかりと読む可能性の高いユーザーに優先的に配信されます。

 

上記のように、「配信の最適化対象」を選択することで自社の目的に対してより効率的に広告配信が可能となります。最適化の対象は選択した目的に応じて選択肢が異なるため、配信前に必ず確認し効率的な配信設定になるよう心がけましょう。

 

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Facebook広告で設定できる広告費用の種類

Facebook広告で設定できる広告費用の種類とは

 

Facebook広告では、予算を設定できるポイントが4ヶ所あります。

 

予算設定はコストパフォーマンスに影響が出る部分なので、しっかりと理解し設定できるようになりましょう。

 

アカウントの上限予算

アカウントの上限予算は、Facebook広告マネージャーアカウント全体の予算を管理する部分です。

 

マーケティング施策を複数運用する場合でも、アカウントの上限予算に達すると全てのFacebook広告が停止され、課金されなくなります。

 

また、上限予算は管理者のみが設定できる項目、かつ決済方法を手動にしている場合は設定ができない点も覚えておくとよいでしょう。

 

キャンペーンの上限予算

キャンペーンの予算上限は、アカウントの上限予算の下層にある予算設定項目です。

 

Facebook広告を配信中にキャンペーンの予算が上限に達した場合は、その下層にある広告セットと広告の配信が停止され、課金されなくなりますが別のキャンペーンや下層にない広告セットは影響なく配信され続けます。

 

キャンペーンの予算上限は、「来場予約キャンペーン」や「資料請求キャンペーン」など施策ごとに予算を分けられたり、「サイトのアクセス」や「コンバージョン」などの目的別に予算配分が行えたりする点が特徴です。

 

広告セット予算

広告セット予算は、キャンペーンのさらに下層にある予算設定項目です。

 

広告セットは1つのキャンペーン配下に複数設定でき、それぞれ配信スケジュールやターゲット、配信期間などを指定できます。

 

広告セットで予算を設定した場合、予算の上限に達した広告セットだけが配信を停止しますが、他の広告セットやキャンペーンには影響を与えません。

 

広告セットごとに予算を設定することで、ターゲット別、配信期間別に予算を分けて配信が可能になり効果測定をしやすくなります。

 

入札単価

入札単価とは、広告が入札されるタイミングで課金される単価の上限予算を設定する項目です。

 

具体的には、クリック課金であれば1クリックごとの単価、インプレッション課金であれば1,000回表示ごとの費用(CPM)を設定します。

 

基本的には、キャンペーンや広告セットで1日の予算を設定していれば、自動的に入札単価は最適化されます。もし自分で設定したい場合にのみ利用しましょう。

 

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工務店・ハウスメーカー向けFacebook広告運用代行の選び方

工務店・ハウスメーカーのFacebook広告運用代行の選び方

Facebook広告運用代行の選び方

Facebook広告は費用だけでも設定する項目が多く、適切は配信設定を行うのは難しいものです。予算の設定に悩んだら、広告運用経験のある専門会社に相談するといいでしょう。

 

広告代理店などの専門会社に運用を委託する場合は、自社と同じ業種での運用経験がある企業を選ぶことが大切です。なぜなら、Facebook広告は業種ごとに成果が上がるポイントやコツが異なるからです。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

例えば工務店・ハウスメーカーのFacebook運用代行は弊社、FREEDOM X株式会社のマーケティング室にご相談しませんか。住宅会社に特化したFacebook広告の運用実績をもとに、各企業に合わせた運用のご提案をいたします。

 

FREEDOM X株式会社のマーケティング室のFacebook広告運用事例

FREEDOM X株式会社のマーケティング室にはFacebook広告を活かした実績が多数ありますが、ここでは一例を紹介します。

 

設計事務所フリーダムアーキテクツデザインでは、リスティング広告やSEOを中心に来場予約や資料請求を獲得していたものの、より成果を上げる施策として2013年、いち早くFacebook広告に取り組み始めました。

 

Facebook広告では繰り返しABテストを行うことで、フリーダムアーキテクツデザインにとって最適なFacebook広告を模索しました。その結果、それまでリスティング広告は平均CPAが10,000円だったのに対し、Facebook広告は7,000円台から始め、低い時には3,000円台までCPAを下げることに成功しました。

 

Facebook広告は予算を柔軟に決められることが大きなメリットのひとつですが、効果の出る費用を適切に判断するためにはABテストを行いながら広告を最適化していくことが大切です。

 

フリーダムアーキテクツの成功事例詳細は以下の記事にて詳しく紹介しております。

▶コロナも追い風に!広告費削減&相談件数120%UP!フリーダムアーキテクツのWebマーケティング成功事例

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工務店・ハウスメーカーのFacebook広告運用代行はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

Facebook広告を実施する費用は、平均クリック費用をもとにしつつ、コンバージョン率を考慮して決定することが大切です。また、課金体系もマーケティング施策の目的に応じて適切なものを設定することで、費用対効果が向上するでしょう。

 

Facebook広告の運用は初めてだと設定する項目が多く、自力で成果をあげるのは時間がかかる可能性があります。自社内に経験者がいない場合は、まず運用実績のあるマーケティング会社に相談しながらノウハウを貯めていくことも検討しましょう。

 

工務店・ハウスメーカーでFacebook広告の運用を考えている場合は、ぜひFREEDOM X株式会社のマーケティング室へご相談ください。

 

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Facebook広告の費用やCPAに関するよくある質問

Facebook広告のCPAとは?

CPA(Cost Per Action)は、Facebook広告の広告効果を測定するための指標の一つで、特定のアクション(例えば、商品の購入、アプリのダウンロード、ウェブサイトへの訪問など)が発生するごとに広告主が支払う費用を指します。CPAを低く抑えることで、広告の効果を最大化することが可能となります。具体的なCPAの計算方法は、広告費用を特定のアクションの発生回数で割ることで求められます。

CPAの平均はいくらですか?

注文住宅の領域におけるCPA(Cost Per Acquisition)の平均は、広告の種類やターゲットとなる顧客層、地域などにより大きく変動します。具体的な数値を出すのは難しいですが、一般的には数万円から数十万円程度とされています。ただし、これはあくまで一般的な範囲であり、最終的なCPAはマーケティング戦略や広告の効果により変わります。具体的な数値を知りたい場合は、広告代理店やマーケティングの専門家に相談することをおすすめします。

Facebook広告のCPCの平均はいくらですか?

Facebook広告のCPC(クリックあたりのコスト)の平均は、業界や地域、広告の種類などにより大きく変動します。また、Facebookの広告競争が激化するとCPCは上昇する傾向にあります。具体的な数値を知りたい場合は、Facebook広告の公式ガイドラインや最新の業界レポートを参照してください。また、自社の広告パフォーマンスを最適化するためには、CPCだけでなくCTR(クリックスルーレート)やCPM(千回表示あたりのコスト)など、他の重要な指標も併せて考慮することをお勧めします。

Facebook広告のCPCの目安は?

Facebook広告のCPC(クリック単価)の目安は、業界やターゲットとなるユーザー層により異なります。一般的には、数十円から数百円程度とされています。ただし、競合他社との競争状況や広告のクオリティ、広告設定などにより変動します。また、Facebook広告のCPCは時間帯や曜日、季節によっても変動するため、定期的に分析・調整を行うことが重要です。具体的な数値を知りたい場合は、Facebook広告の運用実績を持つ専門家に相談するか、自社で広告を出稿してデータを取得することをお勧めします。

Facebook広告の平均費用はいくらですか?

Facebook広告の平均費用は、広告の目的、ターゲット層、広告の種類などにより大きく変動します。また、競合他社との競争状況や広告の投稿時間帯なども費用に影響を与えます。そのため、一概に平均費用を示すことは難しいです。具体的な費用を知りたい場合は、Facebook広告の予算設定画面で見積もりを取ることをお勧めします。

Facebook広告代理店にかかる費用は?

Facebook広告代理店にかかる費用は、代理店により異なりますが、一般的には以下の2つの費用が発生します。

①広告運用費:Facebookへ直接支払う広告費用です。これは広告の表示回数やクリック数により変動します。

②代理店手数料:広告の設定、運用、分析などを行う代理店への報酬です。これは一律の月額料金や広告運用費の一定割合(通常10~20%)として請求されることが多いです。

具体的な費用は代理店に直接お問い合わせください。

フェイスブック広告の最低費用はいくらですか?

フェイスブック広告の最低費用は、日々の予算として1日1ドル(またはその地域の通貨に相当する額)から設定することが可能です。ただし、広告の種類やターゲティングの設定により、最終的な費用は変動します。また、広告の効果を最大化するためには、適切な予算設定が重要となります。

フェイスブック広告 いくらから?

フェイスブック広告の予算は自由に設定することができます。最低予算は1日あたり約1ドル(約100円)からとなっています。ただし、広告の種類やターゲットにより、最低予算が異なる場合もあります。また、広告の効果は予算だけでなく、広告の内容やターゲット設定、配信時間など様々な要素によって左右されます。予算設定は試行錯誤しながら最適な金額を見つけることが重要です。

インスタグラム広告の費用対効果は?KPI別の考え方と注文住宅の工務店やハウスメーカーが成功するコツも解説

近年、Instagramをブランド認知やファン獲得に活用する企業が増えています。

 

また、アカウントを運用するだけではなく、広告媒体としてInstagramを活用する方法も主流になってきていますが、果たして広告の効果が費用に見合っているのか不安に思うマーケティング担当者も多いのではないでしょうか?

 

今回はInstagram広告を実施した後に、費用対効果をしっかりと検証するための考え方やレポートの参照方法をKPI別に詳しく解説します。

 

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インスタグラム広告とは

Instagram広告とは、Instagramに画像や動画を使った広告を配信できるサービスです。

 

Instagram広告はユーザーの投稿と同じ表示フォーマットで広告が表示されるため、自然な流れで自社の広告をユーザーに閲覧してもらえる点が特徴です。

 

Instagramの月間アクティブユーザーは2019年6月時点で3,300万人を突破しており、幅広い世代が利用しているSNSとして有名です。TwitterやFacebookよりも写真や動画に特化したSNSであることから、企業のサービスや商品を視覚的にアピールしやすい点が特徴です。

 

そのため、現在では企業のマーケティング施策としてアカウント運用だけではなく、広告も広く活用されています。

 

注文住宅のKPI別インスタグラム広告の費用対効果の考え方

KPI別インスタグラム広告の費用対効果の考え方とは

 

Instagram広告を配信しても費用対効果をしっかりと検証できていない場合、施策として成功したかどうかの判断が難しくなってしまいます。

 

費用対効果を検証するには、KPIに応じてレポート項目のどこを参照し、どのように計算すればよいのかを把握する必要があります。

 

ここでは、Instagram広告における費用対効果を検証する方法をKPIごとに詳しく解説します。

 

リーチ数がKPIの場合

リーチ数とは、「配信した広告が何人のユーザーに表示されたか=リーチしたか」という意味です。発信したサービスや商品の認知拡大が目的の場合に用いられるKPIです。

 

リーチ数の費用対効果を検証する場合は、広告マネージャの「リーチ」もしくはInstagramアカウント上にある「宣伝のインサイト」から「発見」という数値で確認が可能です。

 

発見に表示されている数字はInstagram広告でリーチしたユーザーの人数を指します。この数値と利用した広告費を用いて、リーチ単価を算出することで費用対効果を検証することができます。計算式は以下の通りです。

 

広告費用÷リーチ数(発見数)=リーチ単価

 

なお、Instagram広告のリーチ単価は0.5〜1円が相場とされています。自社の広告効果を検証する際にはリーチ単価が高くなりすぎていないかもひとつの判断軸にするとよいでしょう。

 

エンゲージメント数がKPIの場合

エンゲージメント数とは、広告で利用した投稿についた「いいね」「保存」「コメント」などのユーザー行動を合計した数字です。エンゲージメント数は広告に関心を持ったユーザーの数を判断する指標です。主に、リーチ数やインプレッション数、フォロワー数などを母数としてエンゲージメント率を算出し、割合が高ければ高いほど効果的な広告だと評価されます。

 

エンゲージメント数を構成する要素は企業によって定義が異なりますが、一般的には「いいね」「保存」「コメント」の3要素を合計します。他には、「フォロワーの増加数」や「プロフィール閲覧数」も指標として合算する場合があります。どの要素をエンゲージメントと定義するかは自社内であらかじめ明確にしましょう。これらの数値はInstagramアカウントの「宣伝のインサイト」もしくは広告マネージャのどちらでも確認できます。

 

エンゲージメント率は、以下の計算式で算出されています。母数についても企業によりどの数値を用いるかは定義が異なります。今回はリーチ数を母数とした場合で計算式を紹介します。

 

エンゲージメント数÷リーチ数×100=エンゲージメント率

 

なお、Instagram全体のエンゲージメント率の平均は1.22%のため、効果検証する際の参考にするとよいでしょう。

 

フォロワー数がKPIの場合

Instagram広告で自社アカウントのフォロワーを増やすことが目的の場合、かけた広告費に対してフォロワーが何人増えたかで費用対効果を検証します。

 

これは、Instagram広告のレポートである「宣伝のインサイト」の数値をそのまま見てもわかりません。あらかじめ広告配信前のフォロワー数をメモしておき、広告配信後のフォロワー数から配信前にフォローしてくれていた人数を差し引いて、広告で増加したフォロワー数を算出しましょう。

 

また、フォロワー1人の獲得につきいくらの広告費がかかったのかは以下の計算式で算出できます。なお、この費用をフォロワー獲得単価と言います。

 

広告費用÷フォロワー増加数=フォロワー獲得単価

 

フォロワー獲得単価の相場は、2〜6円とされています。

 

UGC(ユーザー生成コンテンツ)数がKPIの場合

UGC(User Generated Content|ユーザー生成コンテンツ)とは、ユーザーの投稿を集める目的でInstagram広告を行った際に用いられるKPIです。

 

代表的な例としては、プレゼントキャンペーンなどをInstagramで実施し、「#〇〇」をつけてユーザー自身のアカウントから投稿してもらうことを応募条件にすることで、ユーザーが自社のキャンペーンを拡散してくれるよう仕向けるものです。

 

この場合、ユーザー投稿が何件集まったかが成果指標となります。UGCの成果は応募条件として指定した「ハッシュタグ(#)」を検索し、投稿数を確認することで検証できます。

 

UGCをKPIにする場合は、基本的には応募キャンペーンなどを実施する場合が一般的ですので、費用対効果としては目標としている応募数を達成しているかどうかが判断軸になるでしょう。

 

クリック数がKPIの場合

クリック数がKPIの場合は、広告マネージャのクリック数で確認できます。

 

クリック数はKPIとして用いられる最も一般的な指標のひとつのため、広告マネージャ上で確認すればクリック単価などもすぐに確認できます。

 

Instagram広告のクリック単価の相場は50〜100円です。

 

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インスタグラム広告の種類と配信設定のやり方

インスタグラム広告の種類と配信設定のやり方とは

 

Instagram広告はさまざまな種類や配信設定があります。自社のサービスや訴求内容、ターゲットに合わせた適切な配信方法を選ぶことで、費用対効果は大きく差が出ます。

 

ここでは、Instagram広告の基礎知識である、広告の種類と配信設定について紹介します。

 

なお、Instagram広告の種類や配信設定のやり方については、以下の記事でより詳しく解説しています。

Instagram広告の基本と出し方を徹底解説!住宅会社が利用する際のコツも紹介

 

インスタグラム広告の種類

配信面の種類

配信面はフィード、ストーリーズ、発見タブの3つに分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

配信面 特徴
フィード ユーザーがアプリを開いた際に最初に表示されるライムライン画面。自身がフォローしているユーザーの投稿が表示される。 フィード上のInstagram広告は、ユーザー投稿と同じフォーマットでユーザー投稿の間に表示されるため、自然な流れで広告を閲覧させられる点が特徴。
ストーリーズ 静止画もしくは動画が全画面で表示される配信面。一般ユーザーが投稿した内容は24時間のみ表示され、その後はアーカイブが残らない点が特徴。Instagram広告のストーリーズは全画面で広告が表示されるためインパクトが大きくブランディング訴求に効果がある。
発見タブ まだフォローしていないユーザーの投稿が表示されてる画面。ハッシュタグやキーワードを用いて自分に興味のあるジャンルの投稿を検索することもできる。発見タブで表示される広告は、ユーザーが探しているキーワードや興味に近い広告が配信されるため、新規顧客獲得に効果がある。

表にある通り、ストーリーズはブランディング訴求に効果があり、特に他の広告種類よりも音声付きの動画との相性が良い点も特徴です。

 

このように、それぞれの広告種類の特徴を理解した上で、自社が配信したい広告クリエイティブやメッセージとの相性が良い配信面を選ぶようにしましょう。

 

クリエイティブフォーマットの種類

インスタグラム広告の基本的なフォーマットは「静止画」と「動画」の2種類があり、この2つの基本フォーマットを応用する形で様々な機能を利用できます。

 

<基本フォーマット>
・静止画(写真):静止画のクリエイティブはInstagram広告の中で最もシンプルな広告フォーマット。

 

・動画:動画広告は最大120秒で音を乗せて配信できる広告フォーマット。

 

<応用機能>
・カルーセル
複数の静止画や動画を1度の投稿で表示させるもの。表示された広告のクリエイティブ部分を横にスワイプすることで複数のクリエイティブが見られる仕組み。

 

・コレクション広告
カタログ形式で商品を紹介できる広告フォーマット。メイン画像(動画)の下に商品画像が表示され、商品画像をタップすると商品名や金額の一覧が表示される仕組み。

 

・ショッピング広告
ショッピング広告はフィードでのみ利用できるオプション機能。広告で配信したクリエイティブにある商品にショッピングタグを付け、タップするとECサイトへ遷移される仕組み。

 

・アンケート広告
ストーリーズでのみ利用できるオプション機能。広告クリエイティブの中でユーザーにアンケートを表示し、あらかじめ用意した選択肢のどちらかをユーザーにタップしてもらえる仕組み。

 

・ブランドコンテンツ広告
Instagramでフォロワー数の多いインフルエンサーの投稿を企業の広告として利用できる機能。

 

インスタグラム広告の配信設定

Instagram広告の配信するためには、まずInstagramのアカウントとFacebookアカウントが必要です。その上で、以下の手順に沿って配信設定を行いましょう。

 

1.InstagramアカウントとFacebookアカウントを連携する
2.Facebook広告マネージャーアカウントを作成する
3.キャンペーンを作成する
4.広告セットを作成する
5.クリエイティブを設定する
6.支払い方法を設定する

 

なお、上記の手順に関する詳細は以下の記事で具体的に紹介しています。
▶Instagram広告の基本と出し方を徹底解説!住宅会社が利用する際のコツも紹介

 

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注文住宅の工務店・ハウスメーカーのインスタグラム広告運用で抑えておくべきポイント

工務店・ハウスメーカーのインスタグラム広告運用で抑えておくべきポイントとは

 

Instagramは工務店やハウスメーカーの顧客獲得にも効果的なツールのひとつです。

 

Instagramアカウントを運用するだけではなく、広告配信を行う場合はいくつかのコツを抑えると効果が高まります。詳しく見ていきましょう。

 

施工写真にこだわる

Instagramは写真や動画を全面に表示させられるSNSのため、ユーザーの心を掴むためには魅力的な写真を用いることが重要です。

 

特に住宅会社の場合は、自社の施工事例を写真付きで訴求できるため相性が良いSNSですが、その写真が魅力的ではないと効果は半減してしまいます。

 

せっかく広告費を使ってマーケティング施策を行うのであれば、特に広告で使用する写真はこだわりの一枚を用意するようにしましょう。

 

投稿文やランディングページに目を通さずとも自社の伝えたいメッセージが一目でわかるよう、広告クリエイティブにメインメッセージを記載するとさらに効果的です。

 

ターゲットを絞る

Instagram広告は精度の高いターゲティング設定が行える点も特徴のひとつです。例えば、30代女性をターゲットとしている場合でも、住んでいる地域や職業、興味関心ジャンルなどまで具体的にターゲティングできます。

 

これらの機能をうまく活用し、自社の顧客になる可能性の高いターゲットに絞って配信することで、広告費を無駄遣いせず効率的に顧客へアプローチできます。

 

ただし、あまりにターゲットを絞りすぎると配信単価や獲得単価が高くなってしまう可能性があるため、自社で目指している獲得単価とのバランスを見ながら適切なターゲティング設定を行うように心がけましょう。

 

最初はコツを掴むのが難しい場合もありますので、広告代理店や同業種の広告運用実績があるマーケティング会社に運用を委託するのも選択肢のひとつです。

 

住宅を購入することで得られるベネフィットを提示する

Instagramは友人や有名人の生活を閲覧する目的で利用しているユーザーがほとんどです。

 

そのため、Instagram広告でも夢のある生活や憧れの生活をイメージさせられるような内容の方が好まれやすい傾向にあります。

 

例えば、戸建てを購入したら週末は中庭でバーベキューができる、広いキッチンで思う存分料理ができるなど、購入後の生活がリアルにイメージできる画像を設定するのも効果的でしょう。

 

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住宅会社のインスタグラム広告運用はFREEDOM X株式会社のマーケティング室がおすすめ

Instagram広告は画像や動画で自社の魅力を訴求できることから、住宅会社のマーケティング施策との相性が良いSNSのひとつです。

 

広告を配信した後の効果検証は、設定したKPIに合わせてそれぞれの費用対効果をきちんと計算し、かけた予算と効果のバランスが見合っているかを確認することが大切です。その上で、より効率的な効果を得るために仮説と検証を繰り返し、広告効果を最大化していきましょう。

 

初めて実施する場合は、同業種の運用実績があるマーケティング会社などに運用を委託しノウハウを貯めることもひとつの選択肢です。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

Instagram広告の費用対効果を改善したい、効果検証をもっと正確に行いたいなどの課題に合わせて丁寧に企画・提案いたします。ハウスメーカー・工務店のマーケティング施策として、Instagram広告を活用する場合はぜひFREEDOM X株式会社のマーケティング室へご相談ください。

 

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Instagram広告の効果に関するよくある質問

インスタ広告を500円で出すとどのくらい効果がありますか?

インスタグラム広告の効果は、広告の内容、ターゲット設定、広告の表示時間など様々な要素により変動します。500円の広告予算では、一般的には数十から数百のインプレッション(広告が表示される回数)を得ることができるでしょう。

しかし、これが具体的にどの程度の効果(例えば、フォロワーの増加や商品の購入など)につながるかは、上記の要素や広告のクリエイティブ性などに大きく依存します。また、広告の効果を最大化するためには、広告の運用や分析のスキルも重要となります。

インスタ広告のメリットは?

インスタグラム広告のメリットは以下の通りです。

1. 高いエンゲージメント:インスタグラムはユーザーのエンゲージメントが高いことで知られています。視覚的なコンテンツが中心であるため、ユーザーは投稿に対してコメントやいいねをしやすい傾向にあります。

2. ターゲティング機能:Facebookと連携しているため、詳細なユーザー情報を元にしたターゲティングが可能です。年齢、性別、趣味、興味、地域など、広告を表示するユーザーを細かく設定できます。

3. ストーリーズ広告:一日24時間限定のストーリーズは、ユーザーのリアルタイムな生活に対して広告を配信することができます。また、フルスクリーン表示なので、ユーザーの注意を引きやすいです。

4. ショッピング機能:商品を直接インスタグラムから購入できるショッピング機能があります。これにより、ユーザーは広告を見てすぐに商品を購入することができ、購買までのプロセスをスムーズにすることができます。

5. ブランディング:美しいビジュアルコンテンツを通じてブランドイメージを高めることができます。また、インフルエンサーとのコラボレーションも可能で、その影響力を利用してブランドの認知度を上げることもできます。

インスタ広告の効果を出すには?

インスタグラム広告の効果を最大化するためには以下のポイントを押さえてください。

1. ターゲット設定:広告を見せる対象者を明確に設定しましょう。年齢、性別、趣味、興味、地域など具体的なターゲットを設定することで、広告の効果を高めることができます。

2. 魅力的なビジュアル:インスタグラムはビジュアル重視のSNSです。鮮やかな色彩、ユニークな構図、魅力的な商品画像など、目を引くビジュアルを用意しましょう。

3. クリアなメッセージ:広告の目的や商品の特徴を一目で理解できるようなシンプルで明瞭なメッセージを伝えましょう。

4. CTAの活用:ユーザーに何をしてほしいのかを明確に伝えるCTA(Call To Action)を活用しましょう。例えば、「詳細はこちら」、「今すぐ購入」などのアクションを促す文言を入れると効果的です。

5. 広告の最適化:広告のパフォーマンスを定期的にチェックし、必要に応じて広告内容を調整しましょう。広告の反応が良い時間帯や曜日、反応の良いビジュアルやメッセージなどを見つけ出し、それに基づいて広告を最適化していくことが大切です。

これらのポイントを押さえつつ、自社の商品やサービスに合った戦略を立てて広告運用を行うことで、インスタグラム広告の効果を最大化することができます。

インスタストーリー広告を使うメリットは?

インスタグラムストーリー広告の利用には以下のようなメリットがあります。

1. 高いエンゲージメント:インスタグラムのユーザーはストーリー機能を頻繁に利用しており、広告は自然な形でユーザーのフィードに組み込まれます。これにより、ユーザーとのエンゲージメントが高まります。

2. フルスクリーンフォーマット:ストーリー広告はスマートフォンの全画面を使用するため、ユーザーの注意を引きやすく、メッセージを強く伝えることができます。

3. ターゲティング機能:インスタグラムはFacebookの一部であるため、詳細なユーザーデータを利用して広告のターゲティングが可能です。これにより、特定のユーザーグループに対して効果的に広告を配信することができます。

4. 直接的なコールトゥアクション:ストーリー広告には「詳細を見る」や「今すぐ購入」などの直接的なコールトゥアクションを設定することができます。これにより、ユーザーを直接商品ページやウェブサイトに誘導することができます。

5. 測定可能:広告のパフォーマンスをリアルタイムで追跡し、広告の効果を測定することができます。これにより、広告戦略の最適化に役立てることができます。

注文住宅の工務店や住宅会社のコンテンツマーケティング成功事例5選|メリットや運用のコツも解説

コンテンツマーケティングは住宅購入を検討している潜在顧客に対して自社を認知してもらうために欠かせない手法のひとつです。

 

ユーザーに自社のブランドやこだわりを適切に伝えられるオウンドメディアとはどのようなものなのでしょうか。

 

ここでは住宅会社のオウンドメディア事例を紹介しつつ、コンテンツマーケティングに取り組むメリットやコツについて詳しく解説します。

 

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コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングは、ユーザーの課題を解決するコンテンツを通して価値を提供するマーケティング手法です。

 

主な目的はコンテンツを通して継続的に顧客とコミュニケーションを取ることで、潜在顧客を見込み顧客に育成し最終的には自社の商品やサービスを購入させることです。

 

また、コンテンツマーケティングは購買意欲が高い顕在顧客ではなく、購買ニーズが明確ではない潜在顧客が主なターゲットである点も特徴のひとつです。

 

コンテンツマーケティングについては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
▶コンテンツマーケティングとは?基礎知識・運用ポイントや住宅会社の成功事例を紹介

 

オウンドメディアとは

コンテンツマーケティングと共に覚えておきたい用語として「オウンドメディア」があります。

 

オウンドメディアとは自社が所有するメディアを指した言葉で、広義ではパンフレットや自社サイト、ブログなど全てを指します。一方で近年では、Webマーケティングの用語として、企業が運営するブログ形式のメディアのみを指す狭義の意味で使われることが増えてきています。

 

コンテンツマーケティングでは、ユーザーに良質なコンテンツを届けるためのツールが必要です。そのツールのひとつとして活用されるのがオウンドメディアです。

 

なお、オウンドメディアについては以下の記事で詳しく解説しています。
▶オウンドメディアとは?住宅会社マーケター必見|メリットと成功事例をわかりやすく紹介

 

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住宅会社がコンテンツマーケティングに取り組むメリット

住宅会社がコンテンツマーケティングに取り組むメリットとは

 

コンテンツマーケティングは検討期間が長いものや高単価な商材に特に相性が良いとされています。

 

なぜなら、顧客が購入までに時間をかけて情報収集を行う際にWebサイト上にある情報や資料請求などを行うためです。

 

例えば、住宅の購入を検討している顧客層が住宅会社を選定する際に自社コンテンツに触れ合う機会が多ければ多いほど、自社に相談に来る確率は高まります。

 

この際に必要となるのが「コンテンツマーケティング」の考え方です。具体的なメリットについて以下で詳しく見ていきましょう。

 

情報を収集している段階の見込み顧客にアプローチできる

顧客が抱えている課題を解消するために用意したコンテンツは、能動的に情報を収集している検討意欲が高い見込み顧客に届きやすい情報です。

 

例えば、自社で住宅購入におけるノウハウを発信するコラムを運用していた場合、住宅購入に関する知識をネットで収集している顧客が自然検索で自社のコラムを発見し、相談会への参加を検討する可能性があります。

 

このように、「今、知りたい」という顧客のニーズに待ち伏せする形でアプローチができるのは、コンテンツマーケティングのメリットです。

 

顧客のロイヤリティが高まる

ロイヤリティとは「愛着」という意味です。コンテンツマーケティングを通して、顧客に適切な情報を伝えることができれば「住宅に詳しい会社」であったり、「親切で丁寧な会社」という印象を与えられる可能性があります。

 

またさらに掘り下げると、コンテンツマーケティングは「自社のこだわり」や「熱意」を伝えることもできるため、企業のブランディングにも活用できます。

 

顧客が自社に対して良い印象を持つことで、住宅会社を選定するタイミングで競合他社の比較なしに自社を選んでもらえる可能性が高まります。

 

広告よりも費用対効果が高い成果が見込める

特にオウンドメディアは「ストック型」と呼ばれるメディアの特性があります。

 

発信したコンテンツが新しい情報に流されることなく、長い期間有益な情報として価値を発揮する特性を表しています。情報が貯められている(ストックしてある)メディアため、ユーザーが必要とするタイミングを待ち構えることができ、長期的な集客を見込めます。

 

結果として、Web広告など常に予算を投下しなければ効果を得られない施策と比べ、継続的な集客効果を得られるコンテンツの方が費用対効果が高くなる可能性があります。

 

対比されるのはSNSですが、FacebookやTwitterのような「フロー型」メディアでは、古い情報は新しい情報に埋もれてしまい、長期的に参考になるコンテンツをSNS上に発信しても、それを求める顧客に届く確率が時間の経過とともに下がってしまいます。

 

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住宅会社・工務店のコンテンツマーケティング成功事例5選

住宅会社がコンテンツマーケティングに取り組む上で注力すべきはオウンドメディアです。

 

ここでは、オウンドメディアのいくつかの事例をもとに、住宅会社のコンテンツマーケティングの成功事例について詳しく見ていきましょう。

 

FREEDOM様

フリーダムアーキテクツ

 

FREEDOMは年間棟数約400棟の住宅設計に携わる設計事務所で、FREEDOM X株式会社のマーケティング室がお手伝いしている企業のひとつです。

 

住宅業界の中では比較的早いタイミングからWebマーケティングに注力し、ポータルサイトからの集客だけではなく、自社サイトからの顧客獲得に成功しています。

 

FREEDOMでは、価格帯やエリア別に事例を検索できるだけではなく、建築事例ごとにタグを設定し「3階建て」や「ビルドインガレージ」などの住宅の特徴でも事例を検索できるよう工夫しています。

 

さらに、オウンドメディアでは住宅に関わるテーマでこれから住宅を購入しようと考えている顧客へ定期的に情報を発信しています。

 

▶FREEDOM様のサイトはこちら

 

ライフデザイン・カバヤ様

ライフデザイン・カバヤ

 

ライフデザイン・カバヤは岡山県を拠点に全国展開、戸建て住宅の販売を中心としているハウスメーカーで、こちらもFREEDOM X株式会社のマーケティング室がお手伝いしている企業です。

 

サイトのファーストビューでは「人生を、デザインする。」と全面に打ち出すことで、自社のコンセプトを顧客に理解されやすいようなデザインを意識しています。

 

コラムでは「暮らしの提案」や「おかねの話」、「エリア情報」などのテーマに分類して住宅購入に関わる内容を網羅的に発信しています。

 

さらに、どのページに遷移しても上部にあるグローバルナビゲーションで「展示場一覧」や「施工事例」など良く見られるページにすぐにアクセスできるユーザビリティの良さも特徴です。

 

▶ライフデザイン・カバヤ様のサイトはこちら

 

ビルドアート様

ビルドアート

 

神奈川県地場の工務店であるビルドアートもFREEDOM X株式会社のマーケティング室がご支援させて頂いている企業です。

 

ビルドアートのサイトは、ファーストビューのメイン画像から事例ページへ遷移できる設計にしています。本サイトでは事例紹介に特に力を入れている点が特徴のひとつです。

 

また、事例ページではイラストを利用して間取りや生活動線、顧客視点でのこだわりをわかりやすく解説しているものを多数公開しており、実際に暮らす際のイメージがつきやすい工夫をしています。

 

また、画面右下に資料請求用のリンクボタンが常に表示されていることで、顧客がより詳しく情報収集できるよう工夫がされています。

 

▶ビルドアート様のサイトはこちら

 

ジョンソンホームズ様

ナチュリエ

 

札幌に本社を構えるジョンソンホームズが運営するオウンドメディア「Naturie」では、「ナチュラル&スローな家」と言うコンセプトを全面に表現するサイト設計にしています。

 

無垢材や薪ストーブなど、写真をうまく活用してNaturieが目指す家づくりへのこだわりをページ全体で表現している点が特徴です。

 

また、施工事例はフォトギャラリーとお客様インタビューそれぞれに分けて掲載されており、建てたい家のイメージ作りに役立つ工夫がされています。

 

コラムも継続して掲載していくことで、顧客の悩みに応えるコンテンツを発信している点も特徴です。

 

▶ジョンソンホームズ様の「Naturie」サイトはこちら

 

日本ハウスホールディングス様

日本ハウスHD

 

日本ハウスホールディングスは特に住まいのコラムに力を入れており、住宅購入に関するテーマでは検索結果の上位に表示されることが多いサイトです。

 

また、コラムだけではなくサイト内で「暮らしの提案」と言うカテゴリを作成し、二世帯住宅やセカンドライフ、自給自足の家などシーン別に間取り例を紹介している点も特徴です。

 

前段で紹介したサイトに比べると自社のこだわりを控えめにする代わりに、顧客が暮らしのイメージを検討しやすいよう様々な視点から間取りや施工事例を紹介しています。

 

▶日本ハウスホールディングス様のサイトはこちら

 

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住宅会社で成果の出るオウンドメディアを運用する方法

住宅会社で成果の出るオウンドメディアを運用する方法とは

 

住宅会社がオウンドメディアを運用する場合、運用の目的は大きく「潜在顧客層の囲い込み」と「新規顧客の獲得」が挙げられます。

 

要するに、いつか持ち家が欲しいとは思っているものの、まだ具体的な行動はしていない顧客層(潜在層)をコラムや事例を通して自社のファンにさせる目的と、それらの顧客が実際に住宅会社を選定する際に相談会や展示会の案内を適切に行うことで、新規顧客として獲得する目的です。

 

これらの目的を効率的に達成するために、以下の点に注意して運用していきましょう。

 

ターゲットを明確にする

まずはオウンドメディアのコンテンツを届けたいターゲットを明確にすることが最も重要です。ターゲットの設定は自社が扱う住宅のコンセプトや施工可能なエリアなどから大まかに設定することができます。

 

例えば、過去の成約者の属性が「30代夫婦、世帯年収1,000万円以上、子供なし」の場合、コンテンツとして押し出すべきは過去の成約者の属性+注文住宅や分譲住宅などを初めて購入する方に向けたコンテンツを充実させるといいでしょう。

 

このように、ターゲットを明確にすることでどのようなコンテンツを発信すればいいのか方向性が定まりやすくなります。

 

さらに、ターゲットは属性だけではなく、好みや悩みなども想像してターゲット設定を行うことで、より精度の高いコンテンツ作成が可能になります。

 

運用の目的に応じた適切な導線設計をする

導線設計とは、自社サイトに求める目的(サイト滞在時間やコンバージョン)を達成するために、ユーザーにたどってほしい理想の経路のことです。

 

あらかじめ設定した導線をサイトに来訪したユーザーがスムーズに辿れるようサイト設計を行うことで、目指す目的が達成されやすくなります。

 

なお、導線は定期的にユーザーの動きを分析し改善していくことで精度が高まります。

 

導線設計については以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
▶導線改善とは?ハウスメーカー・工務店必見|自社サイトのコンバージョンを上げるコツ

 

ターゲットが求める情報を発信する

オウンドメディアで最も重要なのは、ターゲットが何を求めているかを把握し課題を解決できるコンテンツを正しく発信することです。

 

これは、コラムだけではなく、自社のサービスやこだわりを紹介するページでも同様のことが言えます。自社のサイトに訪れるユーザーが何を求めてきているのかをきちんと把握し、適切なページに案内することで顧客満足度が高まり新規顧客の獲得につながります。

 

ユーザーが何を求めているのかを知るためには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでユーザーのサイト内行動を読み解いたり、SEO分析を行うとよいでしょう。

 

詳しくは以下の記事でそれぞれ解説しています。

▶アクセス解析でわかることは?ハウスメーカー・工務店サイトでの活用方法を紹介
▶Web集客にはSEOが重要!基礎知識からハウスメーカー・工務店の成功事例も紹介

 

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工務店・ハウスメーカーのコンテンツマーケティングはFREEDOM X株式会社のマーケティング室にご相談ください

冒頭でお伝えした通り、工務店・ハウスメーカーはコンテンツマーケティングとの相性が良いとされています。

 

自社でこれからコンテンツマーケティングに取り組む場合や、より注力する場合には上記の事例を参考にしつつ、自社の強みを最大限伝えられるよう工夫しましょう。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

コンテンツマーケティングについて具体的な提案が必要な場合は、ぜひFREEDOM X株式会社のマーケティング室にご相談ください。オウンドメディアの運用や改善案をアクセス解析や競合分析を踏まえて丁寧に提案いたします。

 

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Instagramのストーリーズ広告とは?住宅会社の活用方法についても詳しく解説

今、国内のユーザー数が3,300万人以上と圧倒的な人気(※)を誇っているInstagramで注目したい機能の一つが「ストーリーズ」です。

 

実はInstagramのストーリーズ内に出稿できる広告が、工務店やハウスメーカーと相性が良いということをご存じでしょうか?

 

ここでは、「ストーリーズ広告」の特徴や他の広告との違いから、住宅会社が効果的に運用するコツまでを紹介します。

※Meta社Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」より

 

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Instagramのストーリーズ広告とは

Instagramのストーリーズ広告とは?

 

Instagramのストーリーズ広告とは「ストーリーズ(もしくはストーリー)」内に出稿される広告を指します。ユーザーがフォローしているアカウントのストーリーズ投稿を3回閲覧すると、1つのストーリーズ広告が表示される仕組みです。

 

最大の特徴は画面全体を使って縦型の動画や静止画を表示できることで、通常の投稿に埋もれにくいというメリットがあります。

 

配信すれば必ずユーザーに見てもらえますが、一方で興味がなければ簡単に飛ばすことも可能です。そのため、ストーリーズ広告は初めの数秒の印象がとても重要になります。

 

またリンク先には、上方向へスワイプするだけで移動できます。フィード投稿よりもリンク先に誘導させやすいこともメリットの一つです。

 

そもそもInstagramの「ストーリーズ」とはどんな機能?

通常のフィード投稿(画像や動画+テキスト)と異なり、投稿後24時間以内に削除されるのが「ストーリーズ」という機能です。

 

投稿できる動画の長さは15秒までと短く、写真の場合は15秒間写真が表示されます。投稿が次々と自動再生されることや、スタンプ・フィルター機能を多く備えていることも特徴の一つで、その手軽さから使用する人は増加傾向にあります。

 

さらに最近は、「フィード投稿よりも、ストーリーズ投稿のほうが日常的に見ることが多い」という若年層も多いです。

 

「24時間後に削除される」というシステムにより、ユーザーは優先的にストーリーズを閲覧しています。

 

Instagram内の他の広告との違い

大きな違いは3つあります。

 

1つめは、ストーリーズ広告は、通常のストーリーズと同じように動画や写真が全画面に表示されることです。表示されている間は広告で画面を独占できるため、必ず見てもらえるメリットがあります。

 

2つめはユーザーが見ているストーリーズの間に広告が差し込まれる形で配信されることです。そのため、設定したターゲットに当てはまるユーザーであれば、自社をフォローしていなくとも確実に広告を届けることが可能です。さらに、一般投稿と同じフォーマットで広告が表示されることから、広告嫌悪感を感じられにくい点も魅力です。

 

3つめは、リンク先への移動がボタンやURLのタップではなく、上方向へのスワイプのみで可能なことです。デフォルトで上向きの矢印が表示される仕様で、ユーザーは簡単にアクションを起こすことができます。

 

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Instagramのストーリーズ広告の特徴

Instagramのストーリーズ広告の特徴とは

 

他の広告とは一線を画し、独自の機能を備えているストーリーズ広告を有効的に活用するためには、その特徴について把握しておくことが大切です。

 

ここでは、Instagramのストーリーズ広告の特徴について詳しく解説します。

 

広告特有の不快感を感じさせにくい

ストーリーズは、ユーザー自身が操作せずとも自動的に投稿が再生されます。広告に興味がなければ、すぐに次の投稿に移動することも可能です。

 

不信感を抱かせることや、ブランドイメージを傷つけるリスクが少ないことも、メリットの一つと言えるでしょう。

 

また広告感が軽減されることからユーザーにストレスなく閲覧してもらえるため、効果も出やすいです。

 

さらに閲覧後も、シンプルな動作で外部サイトに移動させることができます。

 

全画面表示でインパクトを与えられる

ストーリーズと同じく、ストーリーズ広告も全画面に表示されるため、他の広告に比べて大きなインパクトを与えることが可能です。広告の種類としては以下の4つがあり、アピールしたいことやターゲットにあわせて柔軟に作成できます。

 

1.シングル画像:画像を1枚だけ使用
2.シングル動画:動画を1本だけ使用
3.カルーセル:画像や動画を複数組み合わせて作成
4.インスタントエクスペリエンス:ユーザー自らが広告をタップし、自由に操作できる

 

4つめの「インスタントエクスペリエンス」は、Facebook広告でも利用されていました(旧キャンバス)。

 

Instagram内では、ストーリーズだけではなくフィード投稿にも対応している広告です。CTA(Call-To-Action)などを利用してユーザーのアクションを引き起こすことができ、目的ごとにいくつかのテンプレートが用意されています。広告の中でユーザーは、画像や動画などのコンテンツの変化を楽しむことができます。

 

精度の高いターゲティングが可能

たとえば年齢や性別、住んでいる場所から興味関心、ライフスタイルに至るまで、詳細かつ高い精度でターゲティングできることも、Instagram広告の大きな特徴です。

 

自社の商品やサービスに合わせて、細かくターゲットを設定できます。なぜならInstagramは実名で登録するFacebook傘下のサービスのため、両方を連携させているユーザーの情報はより精度が高くなっているからです。

 

さらにInstagram自体も、活発に使用されているSNSであるという特徴があります。そのため広告費が無駄になることなく、確実にターゲットへアプローチすることが可能です。

 

出稿前には「どんなユーザーに自社の広告を見てほしいか」を明確にし、ターゲティング機能を有効に活用しましょう。

 

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Instagramストーリーズ広告の課金形態

では、Instagramストーリーズに広告を出稿するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、ストーリーズ広告の費用や課金形態について説明します。

 

ストーリーズ広告の課金形態は、大きく分けて4つのタイプがあります。

 

課金形態 費用発生のタイミング 目的
CPM(Cost Per Mile) 広告の表示1000回ごと 認知を広げ、広告を見る人を増やす
CPC(Cost Per Click) 広告のクリック リンク先ページの導線となるアプリをダウンロードさせる
CPV(Cost Per View) 動画が再生されたときの再生時間に比例 動画でマーケティングをする
CPI(Cost Per Install) アプリケーションのインストール時点 スマートフォンアプリをインストールさせる

何よりの魅力は、低予算からスタートできることです。最低100円から出稿できますが、効果測定をするには一定のボリュームが必要となります。

 

最低料金の100円で出稿した場合は、成果がでない可能性が高いです。そのため、少なくとも数万円以上から始めることをおすすめします。

 

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住宅会社がInstagramストーリーズ広告で成果を上げるコツ

住宅会社がInstagramストーリーズ広告で成果を上げるコツとは

 

魅力的な特徴が多くあるInstagramのストーリーズ広告ですが、住宅会社で運用する場合はどのような点に気を付ければより効果的に活用できるのでしょうか。

 

ここでは、住宅会社がInstagramのストーリーズ広告で成果を上げるコツについてご紹介します。

 

ストーリーズ広告のサイズに合わせた縦型の画像/動画を用意する

Instagramストーリーズを好むユーザーの多くは、その「没入感の高さ」に魅力を感じています。万が一ユーザーの没入感が阻害されるようなストーリーズ広告が再生された場合、その広告はスキップされてしまうかもしれません。

 

ユーザーの没入感を阻害せずに、違和感なくストーリーズ広告を見てもらうためにはサイズが重要です。

 

動画や画像は、ストーリーズのサイズに合わせた縦型のものを用意しましょう。他の広告をストーリーズに転用するのではなく、ストーリーズ向けに新しく広告を作成するのがおすすめです。

 

その際は「ユーザー目線で、自然な表現ができているか」「画面全体に表示されるストーリーズ広告の効果を、最大限活用できているか」の2点に注意して作成しましょう。

 

CTA(Call To Action)を活用する

しかし、どんなに没入感のあるストーリーズ広告であっても、期待する行動をユーザーが起こせるような導線づくりができていなければ、ストーリーズ広告としては機能しません。

 

その導線づくりのことを「Call To Action」、略してCTAと言います。日本語に訳すと「行動喚起」で、ユーザーの行動を促すためのテキストや画像に対して使われる言葉です。

 

たとえば、施工事例をもっと多く見てほしいのであれば【詳しくはこちら】、実際にどのくらいの費用でできるのか知ってほしい場合は【今すぐ見積り】と、「ユーザーに何をしてほしいのか」を明確にしたCTAを設定することが、ストーリーズ広告をより効果的に運用するカギとなります。

 

メインメッセージはテキストを入れて強調する

Instagramストリーズの4割は音声なしで視聴されています。そのため出稿するストーリーズ広告の中で、最も伝えたいメッセージはテキストで挿入しましょう。テキストを含めることで、より多くのユーザーにアプローチすることができます。

 

さらにFacebookの調査では、テキスト付きの動画は平均視聴時間を12%増加させることも分かりました(※)。

 

静止画にテキストを入れるのは一般的ですが、動画でもそれは大きな効果をもたらします。短い時間で興味をもってもらう必要があるストーリーズ広告では、特に重要となるでしょう。

 

※Meta社「Capture Attention with Updated Features for Video Ads」より

 

音声付きの広告を用意する

先述した通りInstagramストリーズの4割は音声なしで視聴されているということは、言い換えるとストーリーズ投稿のうち6割は音声が聞こえる状態で再生されているということになります。

 

広告の効果を目一杯高めるためにも、コンテンツには常に音声を入れることも大切です。

 

たとえば、ナレーションや音楽、効果音など「ユーザーに興味をもってもらえる音声」を検討し、ユニークな方法でアプローチしましょう。

 

どんな音声に反響があるのか判断がつかない場合は、A/Bテストを実施することもおすすめです。ユーザーの反応を見てから適切な音声を入れられます。

 

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工務店・ハウスメーカーはInstagramストーリーズ広告との相性が良い

工務店・ハウスメーカーはInstagramストーリーズ広告との相性が良いとは

 

Instagramのストーリーズ広告は、工務店やハウスメーカーのマーケティング施策と相性が良いと言われています。ここでは、その理由をお伝えします。

 

施工事例を全画面で訴求できる

理由の一つとして、実際の建物の写真を使って施工事例などをアピールできることが挙げられます。Instagramのストーリーズ広告は、住宅会社としての強みがより伝わりやすい施策と考えられています。

 

また女性ユーザーが多く、マイホームのデザインや間取りにこだわる主婦層にアピールしやすいこともメリットの一つでしょう。

 

そのため、施工事例や内装の画像はできる限り魅力的なものを選ぶことがおすすめです。

 

「屋上でバーベキュー」「広いキッチンで子どもと一緒にお菓子作り」など、購入後の生活をリアルにイメージできる画像を設定すれば、ストーリーズ広告の「没入感」がさらに引き出され、より効果的な広告になるでしょう。

 

20〜30代女性はストーリーズを「よく見る」傾向にある

もう一つの理由は、ストーリーズはフィード投稿よりもよく見られる傾向にあることです。

 

Facebook社公式の発表では、日本で活用されているアカウントの70%がストーリーズを利用していることが分かりました。さらに、20~30代の女性が最もよく見ているInstagramの機能はストーリーズである、という調査結果も発表されています。

 

利用者調査

出典:「サムライト株式会社 (2020年11月27日~30日)」より

 

20~30代と言えば、注文住宅を購入するターゲットにぴったり合致する層です。こうした調査から自社の顧客になり得るユーザー、特に女性へのアプローチにはInstagramのストーリーズ広告がとても有効であることが理解できるでしょう。

 

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Instagramのストーリーズ広告を有効活用しよう

Instagramのストーリーズ広告は、低予算からスタートできます。全画面表示というストーリーズならではの特徴があることや、20~30代の女性がよく見ているコンテンツであることから、住宅会社とは相性の良い広告です。

 

その魅力を最大限に活かした運用を行うためには、あらかじめターゲットを明確にしたり、パッと目を引くようなストーリーズ専用の画像を用意するなど、事前の準備がとても重要になります。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ストーリーズ広告の運用を検討しているのであれば、ぜひFREEDOM X株式会社のマーケティング室へご相談ください。ストーリーズ広告における運用方法やターゲット設定方法を、貴社の状況に合わせて丁寧にご提案いたします。

 

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サイトリニューアルが必要なタイミングや進め方を解説|住宅会社のサイト事例も紹介

自社サイトの運営で、「サイトのデザインが古くてわかりにくい」といった悩みを感じたことはないでしょうか。昨今のネット社会において、サイトは企業の顔であり、売上やブランディングに直結する要素のひとつです。

 

今回はサイトリニューアルが必要なタイミングや進め方、参考になる住宅会社のサイト事例について解説します。

 

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サイトリニューアルとは

サイトリニューアルとは?

 

サイトリニューアルとは、サイトを目的から再定義し、各ページのデザインや導線などを大きく変更することを指します。

 

Webサイトでは他に「更新」や「改修」という言葉もよく耳にしますが、これらとの違いはWebサイトの変更範囲が一部か全体に関わるものかの違いと捉えるとわかりやすいでしょう。

 

更新は、ニュースリリースの公開や、新商品の追加、社長挨拶の変更など自社の情報のアップデートに伴いWebサイトを変更することを主に指します。改修は、本来の目的に応じた効果を高めるためにシステムを変更したり、一部のページの導線を改善する、ページを一部追加することなどを指します。

 

上記の通り、サイトリニューアルは更新や改修に比べて大掛かりな作業になるため、費用や作業時間がかかるのも特徴的です。

 

サイトリニューアルが必要なタイミング

運営サイトの具体的にどのような点に問題を感じたら、リニューアルの時期だと判断できるのでしょうか。

 

以下いずれかの項目に当てはまる場合、サイトリニューアルが必要である可能性が高いです。

 

・サイトのデザインが古く感じる
・掲載情報が多くわかりにくさを感じる
・サイトがスマートフォンに対応していない
・サイトがオプトイン対応していない

 

それぞれ詳しく説明していきます。

 

1.サイトのデザインが古い

一般的にサイトデザインのトレンドは、BtoB向けサイトが5〜6年、BtoC向けサイトが3〜4年といわれています。必ずしも流行を追いかける必要はありませんが、更新されていないサイトは顧客からの信用度の低下にもつながります。

 

また、競合企業がサイトをリニューアルすると自社Webサイトと比較されることが増え、デザインを見直すきっかけとなるケースもあります。

 

洗練されたWebサイトデザインはイメージアップにも繋がるため、適度にサイトのリニューアルを行いましょう。

 

2.掲載情報が多くわかりにくい

サイト公開から時間が経つと、掲載情報や導線リンクが多くなり、構成が複雑になることが多いです。

 

ひとつのページに情報が集中し過ぎると、ユーザーの求める情報がどこにあるかわかりづらくなり、結果としてサイト訪問者が目的を果たす前に脱落してしまう可能性が高くなります。

 

ユーザーの離脱率を防ぐためにも情報が整理されたサイトにリニューアルし、ユーザビリティを向上させましょう。

 

3.オプトイン対応がされていない

オプトインとは、個人情報の利用などにあたり、サイト上で明確に事前の承諾を得ることです。個人情報には氏名やメールアドレスだけでなく、Webサイトの行動履歴などの行動データも含まれます。

 

リードビジネスを行う事業者はすべて「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)で定める「個人情報取扱事業者」にあたるため、個人情報を取得する情報の種類、利用目的、共有範囲を開示して本人の同意・許諾を得たうえでないとマーケティング活動に利用できないことに注意が必要です。

 

事前の許諾は、Webサイトであれば下図のように「同意します」ボタンをクリックするなど、明確な操作を伴う「オプトイン」方式で得なければなりません。

 

オプトインとは

 

拒否の際に操作を求める(何もしなければ同意と見なす)「オプトアウト」方式は認められないため、サイトリニューアルはオプトイン方式で行いましょう。

 

なお、Cookieデータの取得に対してもオプトイン方式が必須となっているため、Cookieデータを取得する場合、フォームだけではなくサイト全体への許諾が必要です。

 

4.スマートフォンに対応していない

現在はスマートフォンで検索し、Webサイトを閲覧することが一般的になっています。

 

そのため、スマートフォンで見やすく表示できないサイトはユーザーの離脱率が高くなるためリニューアルが必要です。

 

また、2018年にモバイルページを評価の基準とする「モバイルファーストインデックス」がGoogleから発表されたことにより、サイトのスマートフォン対応は必須といえるでしょう。

 

Google:モバイル ファーストのインデックス登録について

 

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サイトリニューアルの進め方

サイトリニューアルの具体的な手順は「要件定義フェーズ」と「サイト構築フェーズ」の2段階に分かれます。

 

・要件定義フェーズ:どのようにサイトをリニューアルするか方向性を決定するフェーズ

・サイト構築フェーズ:実際のサイト制作・開発を進めるフェーズ

 

特に要件定義フェーズが曖昧だと、サイト構築フェーズでトラブルが起こる可能性が高くなります。

 

「誰に何を何のために、いつまでにどうしてもらうのか」また、「そのためにどんなリニューアルを行うのか」をしっかりと固めましょう。

 

要件定義を行う

要件定義フェーズは、大きく分けて3つの段階に分けることができます。

 

1.現状のサイトの問題点を洗い出す
2.リニューアル後のサイトの目的を整理する
3.要件定義書に落とし込む

 

それぞれフェーズについて詳しく説明していきます。

 

1.現状のサイトの問題点を洗い出す

まず問題点を発見するために、実際にサイトを使用し、不便だと感じる点を書き出します。

 

「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」などの分析ツールを用いて狙ったキーワードでの流入数やページの閲覧数、ユーザーがどこで離脱しているかなどを分析し、自社サイトの問題点を探ることも効果的です。

 

また、SEOの視点も踏まえて課題を洗い出すことを忘れないようにしましょう。自社サイトはWeb広告やポータルサイトを経由した集客以外に「自然検索での流入」も意識してリニューアルすることが大切です。

 

更に社内メンバーにもサイトの問題点をヒアリングし、合意形成を取りましょう。日常的に実施されるサイト改善とは異なり、サイトリニューアルは運用担当者だけでは進められないケースが多いため、社内コミュニケーションをとりながら進めることが必要です。

 

2.リニューアル後のサイトの目的を整理する

問題点の整理が完了したら、サイトリニューアル の目的と目標数値を決定しましょう。サイトリニューアル の目的は「集客」「採用」「サイト運用の改善」に分けられます。

 

各目的で設定すべき目標指標の例は以下の通りです。

 

・集客が目的の場合…サイトへのアクセス数、サイトからのお問い合わせ数、サイトでの資料ダウンロードや予約数 など
・採用が目的の場合…サイトからの応募数、サイトから応募してきた求職者の面接数 など
・サイト運用の改善が目的の場合…サイト更新にかかる時間 など

 

3.要件定義書に落とし込む

要件定義フェーズの最終段階で、サイトの問題点やリニューアルの目標を要件定義書に落とし込んでいきます。

 

要件定義書では、問題点や目標、コンセプトを踏まえた上で、以下の情報をしっかり記載しましょう。

 

・作業範囲
・予算
・期間

 

上記を固めておくことで、サイト構築フェーズで問題が起きた際にも対応が可能です。

 

サイト構築を行う

サイト構築フェーズは、主に以下の3つの段階に分けて進めることが大切です。

 

1.サイトマップ・ワイヤーフレームの作成
2.デザインおよびコンテンツの作成
3.コーディング・実装

 

それぞれのフェーズについて詳しく解説していきます。

 

1.サイトマップ・ワイヤーフレームの作成

まず、要件定義の情報を元にサイトマップを作成します。サイトマップとは、サイト全体のページ構成を地図のように一覧で記載しているページのことです。

 

サイトマップが完成したら、ワイヤーフレームの作成に移ります。ワイヤーフレームとは、サイトのレイアウトを決める設計図のことです。

 

サイトマップがサイト全体の構成を整理する設計図であるのに対し、ワイヤーフレームはページごとの設計図です。

 

ワイヤーフレーム作成では、トップページのレイアウトやお問い合わせページの配置などを決定していきましょう。

2.デザインおよびコンテンツの作成

実際にサイトを作成していくにあたり、デザイン案のイメージを決定しましょう。開発中の段階でデザイン案の変更があると、時間の遅れや制作会社からの追加料金が発生することがあるため、注意が必要です。

 

デザイン案の作成後は、コンテンツ作成を行いましょう。この段階では、新たに必要となるテキストの作成や既存コンテンツのテキストのリライトなどが発生します。

 

文章に不慣れな人がコンテンツ制作を行うと、サイトリニューアルが遅延する可能性があります。スケジュールに余裕がない場合は、ライティングも併せて実施できる制作会社を選ぶとよいでしょう。

 

3.コーディング・実装

最後は、プログラミング言語を用いてソースコードを作成するコーディングの作業です。コーディングでは、HTMLやCSS、JavaScriptなどの専門知識が必要になります。コーディングの知識がない場合は、制作会社や社内のエンジニアに依頼しましょう。

 

以上の段階を終えて、実際にサイトを公開することができます。

 

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住宅会社必見!参考になるサイト3選

住宅会社必見!参考になるサイト3選とは

 

具体的なサイトのリニューアル方法について解説してきましたが、実際にどんなサイトを作成していけばいいかわからないことも多いでしょう。

 

ここでは工務店のホームページにおいて参考になるサイトを3社、ポイントとともに紹介していきます。

 

フリーダムアーキテクツ

フリーダムアーキテクツHP

フリーダムアーキテクツ

 

FREEDOM株式会社のフリーダムアーキテクツ事業本部は年間棟数約400棟の住宅設計に携わる設計事務所で、FREEDOM X株式会社のマーケティング室がWebマーケティング施策を支援している企業のひとつです。

 

トップページには整理された情報と多数の施工事例が載せられており、顧客は目的とする情報を見つけられやすいサイトになっています。

 

具体的にはグローバルナビゲーションを用いて、「イベント情報」や「住宅作品(施工事例)」などユーザーの目的に応じたリンクが各ページの上部に配置されており、顧客の悩みに直接リーチできるサイト構成となっています。

 

株式会社木愛

株式会社木愛様HP

https://kiai.jp/

 

株式会社木愛は注文住宅の建設やリフォームを行う企業のホームページです。明朝体を基調としたフォントとシンプルなサイト構成で、木材にこだわりを持っている誠実さが伝わるサイトになっています。

 

トップページに施工事例の写真を多く掲載することで、家づくりのイメージが顧客に伝わりやすいサイト構成になっています。

 

株式会社クレドホーム

株式会社クレドホーム様HP

https://www.credo-r.jp/

 

クレドホームは2016年のグッドデザイン賞に選ばれている「ワンズキューボ1500セレクション」という工法を用いた注文住宅を販売している住宅会社です。

 

サイト全体を通して温かみのあるデザインが特徴で、施工事例を多く掲載しつつ住まいの提案をしています。

 

また、クレドホームの強みである工法について丁寧に説明するページを設けており、他の住宅会社との差別化を図っています。

 

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工務店・ハウスメーカーがサイトリニューアルする際のポイント

工務店・ハウスメーカーがサイトリニューアルする際のポイントとは

 

工務店・ハウスメーカーがサイトリニューアルする際、特に注意すべきポイントがあります。以下では具体的に何を注意すべきか解説していきます。

 

SEO対策を忘れない

サイトリニューアルを行う際には「SEO対策ができているか」に注意しましょう。

 

サイトの外見を変えただけでは、リニューアル後に顧客の流入を増やす、離脱率を防ぐといった効果には直結しません。サイトを検索エンジン上で上位表示させ検索ユーザーを流入させるためには、SEO対策が必須です。

 

検索エンジンにおける順位や評価は、タイトルタグやコンテンツ、内部リンクの最適化など、多岐にわたる複合的な要因で判断されます。リニューアルにおいてはSEOを加味しているか、外注する場合は信頼できる制作会社・SEOコンサルティング会社かを確認しましょう。

 

なお、SEOについては以下の記事でも詳しく解説しています。
▶Web集客にはSEOが重要!基礎知識からハウスメーカー・工務店の成功事例も紹介

 

施工事例をできるだけ掲載する

サイトに訪れる方の信頼を獲得していくためには、実際に施工が行われた事例や実績を掲載することが大切です。施工事例は、注文住宅を検討している顧客の判断材料になります。

 

施工事例の情報量が少ない場合、顧客は工務店に対する建築のイメージが湧かず、顧客の依頼先の候補から外れやすくなります。

 

工務店は事例や実績をできる限りサイトに詳しく掲載していくことで、お客様に商品・サービスの具体的な活用シーンや効果をイメージしてもらうことができ、資料請求や相談会参加への意欲を高めることができます。

 

スマートフォンでの視認性を確認する

スマートフォン対応が必須であることは先に述べた通りですが、実際にスマホでサイトを開いてみて問題がないか、複数の端末で確認しましょう。

 

具体的には、以下のような項目が満たされているか確認するとよいでしょう。

 

・表示される画像・文字は見やすいか、サイズは適当か
・画面の切り替えがスムーズに行われるか
・指での操作がしやすデザインになっているか

 

お客様の声を掲載する

サイトにおいて「お客様の声」は、サービスに安心感を持ってもらい、信頼性を獲得するためには非常に重要です。

 

単にアンケート結果を載せるだけでなく、コラムのような形で顧客にインタビューを行う記事を掲載するのも有効です。

 

例えば、顧客がどんな経緯で注文住宅の設計から建築まで進め、どんな暮らしを実現できたかをインタビュー形式で掲載することで、建物の写真だけでなく自身が暮らしていくイメージが読者の中で明確になります。

 

このように「お客様の声」では、顧客に対してその会社に注文住宅を依頼するイメージを湧かせることができ、獲得に繋がりやすくなります。

 

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成果が上がる自社サイトへリニューアルするならFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

顧客は工務店選びの際の基準として、公式サイトを参考にすることが多いです。

 

「公式サイトが常に最新の状態であること」は信頼性の獲得に繋がるため、前回のリニューアルから時間が経過しているハウスメーカー・工務店様は、ぜひこの機会に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

サイトにおける問題点の発見から解決まで一気通貫でサポートさせていただくことで、質の高いサイト構築のお手伝いをいたします。ぜひ一度ご相談ください。

 

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HTMLメールとは?テキストメールとの違いやメルマガでの使い分け方法を紹介

(初回2020年6月30日 更新2022年3月23日)

HTMLメールとテキストメールにはそれぞれ効果的な利用シーンが異なります。

 

効果的に使い分けるためには、それぞれの形式にある特徴やメリット・デメリットを正しく理解することが大切です。

 

今回はHTMLメールとテキストメールの特徴や使い分け方について詳しく解説します。

 

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HTMLメールとテキストメールの違い

HTMLメールとテキストメールの違いとは

 

メール作成の形式は、HTMLとテキストの2種類があります。メルマガの効果を最大限に引き出すためには、それぞれの特徴を把握し、適切な使い分けをすることが大切です。

 

ここでは、HTMLメールとテキストメールの特徴を詳しく紹介します。

 

HTMLメールとは

HTMLメールとはHTMLというWebページを作るための言語で作成されるメールのことを指します。

 

HTMLメールは画像を挿入したり、文字のフォントや色などを装飾したりできる点が特徴です。

 

BtoC向けのメールマガジンに活用されることが多く、テキストメールよりも多くの情報を伝えやすい点が特徴です。

 

テキストメールとは

テキストメールは通常の業務やプライベートで利用するメールと同様に、文字だけで構成されるシンプルなメールを指します。

 

作成するのに特別な技術やソフトは必要なく、文章だけで送れる点が特徴です。

 

メルマガではBtoBで利用される場面が多く、飾り文字や記号を利用したり、段落分けなど見やすく工夫することで開封率が上がります。

 

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メルマガをHTMLメール形式で送るメリット・デメリット

メルマガをHTMLメール形式で送るメリット

HTML形式でメルマガを送るメリットはまず視認性の高さが挙げられます。画像や文字の色を変えるなどして、伝えたいメッセージをさまざまな方法で表現できるため、受信者に多くの情報を届けられます。

 

特に商品訴求やサービス説明をする場合などは画像付きで内容を伝えられるため、購入やサービス申し込みなど即効性のあるアプローチができます。

 

また、HTMLメールはテキストメールと異なり開封率を計測できます。購読会員へ定期的に送付するメールマガジンなどはHTMLメールにすることで、会員の行動を計測できるデータとしても活用できるでしょう。

 

さらに、テキストメールよりも目立つため、開封してからの読了率もテキストメールよりも高い傾向があります。

 

メルマガをHTMLメール形式で送るデメリット

HTMLメールはHTMLとCSSを使って作成するため、専門的な知識がある人材を確保する必要があります。

 

また、画像を挿入したり、文字の色を変えることによりメール容量が大きくなります。

 

そのため、ネット環境が良くない場所にいるとメールがうまく表示されなかったり、セキュリティシステムにより迷惑メールに分類されてしまうリスクがあります。

 

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メルマガをテキストメール形式で送るメリット・デメリット

メルマガをテキストメール形式で送るメリット

テキストメールでメルマガを作成するメリットは、専門的な知識やツールが必要なく誰でも簡単に作成できる点です。

 

また、HTMLと違い受信者がどのような端末を利用していても表示される可能性が高く、文字化けや段落が崩れて見づらくなるリスクも低いです。

 

表示できる端末や環境が多岐にわたるため、セキュリティシステムによって「迷惑メール」に振り分けられるリスクも低く、受信者に確実に届けられます。

 

メルマガをテキストメール形式で送るデメリット

テキストメールはHTMLメールに比べて表現の幅が狭いことがデメリットです。

 

画像を挿入したり文字に色を付けて伝えたいメッセージを強調するなどの工夫ができないため、サービスを詳しく説明したり、商品の見た目を訴求する目的には適していません。

 

そのため、ECサイトへ誘導してすぐに商品を買ってもらいたい場合など、即効性が求められるケースではHTMLの方が向いていると言えるでしょう。

 

さらに、テキストメールでは送信した相手が開封したかどうかを判定する「開封率」が計測できません。メールマーケティングに力を入れたい場合は結果がわかるHTMLメールがおすすめです。

 

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HTMLメールとテキストメールの使い分け

HTMLメールとテキストメールの使い分けとは

 

HTMLメールとテキストメールにはそれぞれ異なるメリットがあるため、使うシーンや目的に応じて適切に使い分けることが求められます。

 

それぞれの利用シーンについて具体例を交えて解説していきます。

 

HTMLメールの活用シーン

セミナーやイベントの案内メールは、当日の登壇者などを写真付きで伝えられるHTMLメールが適切です。また、定期購読を狙いとしたメールマガジンなどは開封率の計測ができるHTMLメールを送るようにしましょう。

 

具体的には、セミナーやイベントの案内メールでは、上部に配置した画像で何を学べるセミナーなのかをわかりやすく訴求することが大切です。

 

登壇者がいる場合は、写真で登壇者の顔写真を掲載することで、イメージを伝えやすいでしょう。

 

さらにセミナーやイベントへの申し込みのボタンには装飾をつけ、クリックしやすいデザインで目立たせることも大切です。

 

テキストメールの活用シーン

テキストメールは「個人宛」としてキャンペーン情報やお得な情報を伝えたい場合に効果があります。

 

可能であれば、本文内の宛名を個人名で記載することがおすすめです。そうすることで、不特定多数に送るメルマガではなく「自分宛に来た連絡だ」と感じてもらいやすくなるでしょう。

 

また、テキストメールの場合でも、見てもらいたい部分にはカギカッコをつけて強調したり、メインコンテンツは装飾記号で区切るなどの工夫をするだけで、読みやすいメールになります。

 

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HTMLメールを活用する際はマルチパート配信を忘れずに!

HTMLメールを活用する場合は、HTMLメールを表示できない受信者に対しての配慮も忘れずに行いましょう。

 

マルチパート配信とは、HTMLメールを受信できない(しない)環境にいる受信者に対して代わりにテキストメールを届ける配信設定です。

 

この設定を行うと、何らかの事情でHTMLメールが正しく受信できないユーザーに対してもメール自体が届かないという事態を避けられます。

 

なお、マルチパート配信を行う場合はMAツールなどを利用すると簡単です。

 

HTMLのメールマガジン作成はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へご依頼ください

メールマガジンはHTML形式とテキスト形式の2種類がありますが、送る相手や訴求内容によって適切な形式が異なります。情報量が多い場合やサイトへ誘導する目的でメールを送る場合にはHTMLメールが適切です。

 

一方で、個人宛て(親書)の印象を強めてキャンペーン内容を伝えたい場合はテキストメールが適切です。また、HTMLメールを送信する場合は、受信できない人にも内容が届くよう、マルチパート配信を忘れずに行いましょう。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

FREEDOM X株式会社のマーケティング室ではHTMLに対応したメールマガジンの作成も行っております。効果的なメルマガの文面が分からない、時間がなくてメルマガ作成を対応できないなど、メルマガ配信結果の分析を行っていないなどお悩みがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

 

弊社顧客のメルマガ施策成功事例は下記記事をご覧ください。

▶ステップメールを有効活用するには?住宅会社の成功事例やおすすめのシステムも紹介

 

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内部リンクとは|住宅会社のSEOで効果的な最適化方法や施策事例も紹介

(初回2021年3月12日 更新2022年3月29日)

Webサイトにどんな目的でリンクを設置していますか?内部リンクは適切に設置することでSEO効果を高めることができます。

 

しかし、ただ順位を上げることだけを目的とするわけではなく、「どこにどのようにリンクを設置すればユーザーにとって有益であるか」を考えることが大切です。

 

ここでは、SEOにおける内部リンクの効果や最適化のコツについて詳しく解説します。

 

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内部リンクとは

内部リンクとは、同じWebサイト上のページ同士をつなぐリンクのことを言います。

 

内部リンクはWebサイト内の回遊性を高めるため、適切な導線が設計できればユーザビリティが高まり、さらにSEO上の効果も得られる施策です。

 

内部リンクと外部リンクの違い

内部リンクと似た言葉に「外部リンク」というものがあります。外部リンクは違うWebサイト(外部サイト)と繋がれているリンクのことを言います。

 

外部リンクには、自社サイトから外部サイトへリンクする場合と外部サイトから自社サイトへリンクされる場合とがあります。

 

なお、外部サイトから自社サイトへリンクを設置された場合「被リンクを獲得する」という言い方をします。併せて覚えておくと便利でしょう。

 

外部リンク、内部リンクのどちらも、ユーザーが知りたい情報をたどるための道しるべとして重要な役割を担っています。そのため、ユーザーを適切なタイミングで最適な場所に導くためのリンクこそが「正しいリンク」ということになります。

 

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内部リンクの最適化で期待できるSEO効果

内部リンクの最適化で期待できるSEO効果とは

 

内部リンクを適切に設置すると、GoogleからのSEO評価が高まります。

 

内部リンクからのページ回遊に加え、検索結果で上位に表示されやすくなり、サイトの流入数の増加や、新規顧客からの問い合わせ数の増加が期待できます。

 

ここでは、内部リンクがどのようにSEOに良い影響をもたらすのかを解説します。

 

ページを評価するクローラーが巡回しやすくなる

SEOの評価はGoogleのクローラーというロボットがサイトを巡回することから始まります。

 

このクローラーがサイトを巡回してページ情報を収集した後、検索エンジンのシステムにより各ページが検索データベースにインデックス(登録)されます。そして、各検索キーワードに対し、ユーザーにとって有益なページであると判断されれば検索結果に表示されます。

 

内部リンクを適切に設置することで自社サイトのページ間の回遊性が高まるため、クローラーがページを巡回しやすく、各ページが漏れなく評価されやすくなります。

 

結果としてサイトがGoogleに評価されるスピードや精度が高まり、サイトを公開してから検索結果に表示されるまでの期間が短くなったり、適切な評価を受けることで検索結果の上位に表示されやすくなったりするのです。

 

リンクでつながれたページ同士の関連性が高くなる

適切に内部リンクを張ることで、リンクで繋がれたページ同士の関連性が高いと判断されます。

 

ユーザーが訪問しているページには何かしらユーザーが知りたい情報があります。ここに現在のページに関連する情報をさらに詳しく知れるページのリンクが設置してあれば、知りたい情報に辿り着きやすい導線ができあがり、ユーザーの検索意図を満たすことにつながるでしょう。

 

このようなユーザーにとって有益な内部リンクはページの評価を高め、サイト全体の検索順位の引き上げにつながります。

 

一方で、関連性の低いページへや品質の低いページへの内部リンクを貼ってしまうと、評価を下げてしまう可能性があります。Googleはあくまでも「ユーザーにとって有益で検索意図を満たすサイト・ページを評価する」ことを目的としており、不適切な内部リンクの設置が目的に対して逆効果になり得るからです。

 

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住宅会社必見!SEO効果を高めるための内部リンク最適化のコツ

住宅会社必見!SEO効果を高めるための内部リンク最適化のコツとは

 

先述したとおり、内部リンクはただ設置するだけではなく、設置する場所や設置方法によって評価が変わります。

 

ここでは、住宅会社向けに内部リンクを最適化するコツについて詳しく解説します。

 

1.関連するページへリンクする

まず、内部リンクを張る場合は関連性の高いページへリンクするように設計しましょう。

 

例えば、ビルトインガレージに関して解説するコラムのページからは、ビルトインガレージの施工事例を紹介するページへリンクを設置するなどが挙げられます。

 

このように関連性の高いページへリンクすることで、Googleからの評価の向上が期待できます。さらに、訪れたユーザーにとってもより詳しく情報を得られるため、資料請求や問い合わせなどのコンバージョンにつながりやすくなります。

 

もし、貴社のHPにコラムを掲載している場合は、関連する施工事例や書かれている内容を深掘りする別のコラムへの内部リンクを設置してみるとよいでしょう。

 

2.リンク先の内容がわかるアンカーテキストを設定する

内部リンクを設置する際には、そのリンクの先のページにどのような内容が書かれているかを分かりやすくしておくことが重要です。その際に活用できるのが「アンカーテキスト」です。アンカーテキストとは、サイト上に設置されているリンクをURLではなくテキストで表示するものです。

 

例えば、本コラムでは「SEO」に関する基本を紹介している記事があり、そのページへのURLは “”http://freedom-mkt.co.jp/gmag/891/”” です。このページへのアンカーテキストを設定すると以下のような見た目になります。

Web集客にはSEOが重要!基礎知識からハウスメーカー・工務店の成功事例も紹介

 

今回のアンカーテキストではリンク先の記事タイトルを設定しましたが、テキストは任意に設定できるため、ユーザーがリンク先のページ内容をイメージしやすい表現にすることが大切です。

 

なお、アンカーテキストであれば、どのような内容が設置されているかをGoogleのクローラーも理解することができます。

 

3.重要なページにリンクを集める

多くのユーザーにとって有益でアクセスして欲しいページがある場合は、そのページに繋がる内部リンクをサイト内の各ページに設置しましょう。

 

そうすることで、ユーザーは重要なページにアクセスする頻度が高まり、Googleにも「多くのページで引用されている重要なページ」と認知され、そのページが有用であればページ評価の向上が期待できます。

 

この際もむやみに内部リンクを設置するのではなく、重要なページと関連性の高いページや設置箇所からリンクするように心がけましょう。

 

4.グローバルナビゲーションを活用する

グローバルナビゲーションも内部リンクの一種です。グローバルナビゲーションとは、ページの上部に固定で設定されているリンクのことを言います。

 

本コラム「Gmag」の場合は以下の黄色く囲った部分です。

 

グローバルナビゲーション

 

グローバルナビゲーションがあることで、サイトのどのページにいてもユーザーが知りたい情報のカテゴリにアクセスできます。

 

サイト全体の回遊性を向上させる意味でも有効なので、ぜひ利用しましょう。

 

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ハウスメーカー・工務店の内部リンク施策事例

ヤザワランバー様_事例画像2

 

株式会社ヤザワランバー様のWeb集客施策は当時、事業部が主体となって進めていました。そのため、全体的なHPの改善や広告運用におけるナレッジがたまらず、効果がなかなか現れないことが課題でした。

 

そこでまずはWebマーケティングの担当者を採用し、自社サイトの見た目の古さや導線を改修しつつWeb広告の運用改善を実施しました。これらの集客の土台が整ったところで、現在取り組み始めているのがSEO改善とコンテンツマーケティングです。

 

SEO改善では、基本的なタグの改善だけではなく、カテゴリ別に施工事例へのリンクや、トップページから重要なコラムページへのリンクを設置しました。これは、ユーザーの回遊性や利便性を向上させるだけではなく、適切なキーワードをトップページに散りばめつつ、内部リンクを設置することでGoogleのページ評価を高める狙いがあります。

 

ヤザワランバー様_事例画像

内部リンクを適切に設置するためには、ページに訪れたユーザーの動線を分析しつつ、求めている情報を補完できるよう工夫することが大切です。

 

ヤザワランバー様の事例はこちら

▶SEOとインサイドセールスで資料請求数UP!東京のハウスメーカー様のコンサルティング事例紹介

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ハウスメーカー・工務店の内部リンク施策はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

ユーザーの利便性を高めつつ、SEO効果も期待できる内部リンクは丁寧に取り組むべきSEO施策です。しかし、むやみに不適切な内部リンクを増やしてしまうと、ユーザビリティが低下するだけではなく、ページ評価が悪くなり、検索順位が下がってしまうリスクもあります。

 

また、長年同じサイトを運営していると、知らず知らずのうちに内部リンクが多くなりすぎて、使いにくい導線になっていた、ということもあるでしょう。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ハウスメーカー・工務店で自社サイトの内部リンク施策にお困りの場合は、FREEDOM X株式会社のマーケティング室にぜひご相談ください。自社サイトの状態を細かく分析し、最適な内部リンク設置の提案をいたします。

 

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注文住宅の工務店のSEO施策とは?初めに実施すべき施策から課題発見事例まで詳しく解説

工務店がSEOに取り組む場合、まずは自社サイトの状況を把握した上で、課題がどこにあるのかを見極めることが大切です。

 

また、最初に取り組むべきSEO施策があることも理解する必要があるでしょう。

 

ここでは、SEOで初めに取り組むべき施策や自社サイトの課題発見方法について詳しく解説します。

 

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注文住宅の工務店のSEO施策の考え方

工務店のSEO施策の考え方とは

 

工務店やハウスメーカーのマーケティング活動にSEO施策を取り入れることは効果的です。

 

一般的に住宅のような高単価商材の購入を検討しているユーザーは情報収集・検討期間が長く、Web上での情報提供やコミュニケーションが非常に重要になるためです。

 

ここではSEOの基礎知識や施策を実施するために必要な作業について解説します。

 

そもそもSEOとは

SEOとは、GoogleやYahoo!に代表される検索エンジンでユーザーが必要な情報を検索した際に、自社のサイトが検索結果の上位に表示されるよう最適化させる施策です。

 

たとえば、ユーザーが注文住宅の完成までにどれくらい時間がかかるかを調べたとします。この場合、ユーザーは「注文住宅 期間」などのキーワードを検索窓に打ち込み、検索を行います。この検索結果のうち広告枠を除いた部分を自然検索と呼び、自社サイトが自然検索の上位であればあるほどクリックされる可能性が高まります。このように、ユーザーが自発的に検索したタイミングで、自社サイトで発信している情報を提供できる施策がSEOです。

 

検索エンジンは上位表示させるサイトをランダムに選んでいるわけではなく、定められたルール(アルゴリズム)に則ってサイトを評価し、ユーザーの検索キーワードにマッチするページを選んで上位表示させます。検索アルゴリズムの具体的な内容は公表されていませんが、「ユーザーの検索意図にマッチする有益な情報を届ける」ことに重点が置かれています。

 

なお、SEOの基礎知識については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
▶Web集客にはSEOが重要!基礎知識からハウスメーカー・工務店の成功事例も紹介

▶E-E-A-T(旧E-A-T)とは?工務店や住宅会社向けにSEO対策する上でのGoogleの評価基準をご紹介!

▶内部リンクとは|住宅会社のSEOで効果的な最適化方法や施策事例も紹介

 

まず初めに実施すべきSEO施策・チェック内容

SEOでは、検索エンジンのロボット(クローラー)に、正しく自社サイトの情報を把握してもらうことがスタートラインです。クローラーがサイトの情報を正しく収集するためには、SEOの視点に則って適切に「タグの設置」や「ディスクリプションの記載」を行う必要があります。

タグ説明

 

タイトルタグを最適化する

HTMLにはさまざまなタグがありますが、「タイトルタグ」は各ページのSEO施策で最も重要といえます。HTML上では<title>仮タイトル</title>のように記述されます。

 

各ページの内容にマッチするキーワードを適切にタイトルタグに設置することで、検索エンジンが正しくページ内容を理解でき、そのキーワードで検索上位に表示されやすくなります。

 

自社サイトでもしタイトルタグを最適化していない場合は、それぞれのページの内容にマッチするメインキーワードを選定し、タグの修正を行いましょう。

 

タイトルタグで設置した文字列はページ内では表示されませんが、検索結果画面でタイトルとして表示される可能性が高いため、そのページで何を伝えているかを簡潔に記述しましょう。

 

▶見出しタグ(hタグ)の種類とSEOで効果的な書き方とは?工務店サイトの例で紹介

 

メタディスクリプションを記載する

メタディスクリプションとは、ページの内容を簡単に説明するための文章です。タイトルタグとの違いは、見出しではなく「説明文章」であることで、そのページの内容を簡潔かつ具体的に説明することが求められます。

 

メタディスクリプションはタイトルタグと同様に、ページ内では表示されませんが、検索結果画面には表示されます。表示文字数はデバイスや検索キーワード、検索アルゴリズムなどにより変化しますが、100文字前後で記述しておくと良いでしょう。

 

メタディスクリプションは検索順位に直接の関係はないと言われています。しかし、検索結果でタイトルの下部に説明文として表示されるため、検索上位で表示された際のクリック率に影響します。

 

クリック率を上げるためには、文章内に狙うキーワードを入れつつ、自社のページで有益な情報を提供していることをユーザーに感じてもらう必要があります。

 

▶SEO対策をする上でメタタグとは?工務店や住宅会社のための種類や書き方を詳しく解説!

 

キーワード選定の基礎知識

自社サイトや各ページで狙うキーワードを適切に選定することはSEOでは重要な考え方です。キーワードを選定する際は、月間検索回数が多く、自社の強みを活かせるキーワードを狙うことが大切です。

 

たとえば、自社の強みが無垢材を使用することであれば、狙うべきキーワードは「注文住宅 自然素材」や「注文住宅 無垢素材」をはじめとした、無垢材に関連するキーワード群でしょう。

 

これらの検索キーワードで月間検索回数が多いものであればあるほど、情報を求めているユーザーが多いということになりますので、積極的に検索上位を狙うことでサイトの流入数が増加する可能性が高まります。

 

また、月間検索件数がそこまで多くない場合でも、自社の施工エリアに関連するキーワードは積極的に狙うことをおすすめします。

 

なぜなら、「〇〇市 注文住宅」などのエリアを交えて検索しているユーザーは、その地域での住宅購入を具体的に検討しているケースが想定されるためです。具体的に購入を検討しているユーザーに適切な情報を提供できれば、それだけ問い合わせにつながる確率が上がります。

 

▶SEOのキーワード選定の基本ステップ|注文住宅のハウスメーカー・工務店で押さえておきたい選定ポイント

▶キーワードの検索数を調べる方法や便利なツールは?注文住宅の工務店やハウスメーカーで活用するポイントも解説

 

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注文住宅の工務店のSEO施策は大きく3つに分類できる

工務店のSEO施策は大きく3つに分類できるとは

 

ここまでSEOの基礎について解説してきました。ここからは、より具体的にSEOについて理解を深めていきましょう。

 

工務店が実施すべきSEO施策は大きく分けて「コンテンツSEO」、「ローカルSEO」、「Googleビジネスプロフィール」に分類されます。

 

それぞれどのような役割を担うのかを理解することで、自社で重視すべきSEO施策が何かを検討しましょう。

 

コンテンツSEO

コンテンツSEOは文脈によりいくつか意味を持ちますが、本記事ではユーザーの検索意図に応える記事コンテンツを提供する施策として紹介します。

 

自社サイト内にコラムページやブログを運用し、その中でSEOを意識した記事を公開していく方法が一般的です。

 

コンテンツSEOを行うことで、ユーザーが抱えている課題を解決でき、さらに自社を認知してもらうきっかけ作りにもなります。

 

SEOを意識したコンテンツを用意することは、ユーザーとのタッチポイントが増えることに直結することからも、結果として顧客育成の効果を期待できるでしょう。

 

▶オウンドメディアとは?注文住宅の住宅会社や工務店のマーケター必見|メリットと成功事例をわかりやすく紹介

 

ローカルSEO

ローカルSEOは、特定の地域に関わる検索に応える情報をサイトの各ページに適切に盛り込むことです。

 

たとえば、施工事例やお客様の声などに「〇〇市」というエリア情報を含めてエリア情報を明確にすることで、そのエリアに関する検索を行ったユーザーに自社の施工事例が届きやすくなります。

 

他には、各ページのタイトルタグの共通部分に商圏に関するキーワードを含めたり、展示会を開催しているエリア情報をきちんと発信したり、営業所がある地域をサイト上で明示するなどの施策も考えられます。

 

ローカルSEOについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶MEOとは?SEOとの違いや住宅会社向けの対策方法を徹底解説

 

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)

GoogleビジネスプロフィールはGoogleマップ上やGoogleの検索結果で、自社の営業所の情報を表示できる機能です。

 

考え方としてはローカルSEOに似ていますが、Googleビジネスプロフィールでは自社サイトを上位表示させるのではなく、Googleビジネスプロフィールに登録した情報を上位表示させる点に違いがあります。

 

Googleビジネスプロフィールを利用して店舗情報を登録することで、Googleマップや自然検索で自社サービスに近しい情報を検索したユーザーに店舗情報を届けることが可能となり、集客効果の向上に繋げられます。

 

具体的な活用方法は以下の記事で解説していますので、ぜひご確認ください。
▶Googleビジネスプロフィールとは?登録方法から住宅会社が活用するコツまで徹底解説

 

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FREEDOM X株式会社のマーケティング室の手法を一部公開!工務店サイトのSEO課題発見・戦略策定例

Glueeの手法を一部公開!工務店サイトのSEO課題発見・戦略策定例とは

 

SEOの仕組みや分類を理解できたとしても、実際に自社サイトで実践するためには「課題がどこにあるか」を見極め、適切な施策を実施する必要があります。

 

ここでは、実際に弊社FREEDOM X株式会社のマーケティング室が実践している課題発見方法と、戦略の選び方を一部紹介します。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ハウスメーカーや工務店が抱えているWebマーケティングの問題から具体的な課題を見つけ出し、適切な対策を提案・実践しています。

 

自社サイトのWeb集客課題・伸びしろをフェーズに分けて整理する

まず、現在行っているWeb集客の方法を詳しくヒアリングします。その上で、集客方法から顧客獲得までのプロセスを細分化し、全体の流れのどこに課題があるかを整理します。

 

顧客獲得までのフェーズは以下のように分類されることが多く、フェーズごとに効果測定や改善が定期的に行われているかも重要な判断基準です。

 

<顧客獲得までのフェーズ>
・サイトへの集客(コンテンツSEO、ローカルSEO、SNS、Web広告など)
・リード獲得(資料請求、展示会への来場予約など)
・見込み顧客育成(相談会への誘致など)

 

上記プロセスそれぞれで課題を整理し、優先順位付けを行います。

 

現状の課題と施策・チームの状況に合わせてSEO戦略を考える

現状の集客方法の課題がSEOにある場合は、タグの改善やコンテンツのSEOなどの具体施策の提案を行います。ただし、実施する施策内容や進め方は各社の今までの取り組み方や担当しているチームにより異なります。

 

たとえば以下のように、SEOに課題がある場合でも各社の状況は千差万別です。

 

<具体的な課題や状況の例>
・ポータルサイトから自社サイトでのSEO集客に切り替えたい
・競合サイトとのアクセス数の差分が大きい
・主要タグが最適化されていない
・そもそも担当者がSEOについてほとんど知らない

 

たとえば、SEOの実務経験者がいない場合と社内に経験者がいる場合でもお手伝いの範囲が変わってきます。FREEDOM X株式会社のマーケティング室では各社の状況に合わせて適切な施策内容やサポート範囲を提案しながら、最短で効果が上がる取り組みを一緒に考えていきます。

 

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注文住宅のハウスメーカー・工務店のSEO取り組み事例

ライフデザイン・カバヤ株式会社様

 

ライフデザイン・カバヤ株式会社様では、当初Webマーケティングの重要性は理解しているものの、人員不足や知見不足が理由で本格的なWebマーケティングの運用ができずにいました。

 

そこでまずは住宅会社に特化したWebマーケティング会社であるFREEDOM X株式会社のマーケティング室と連携し、オウンドメディアである「住まいづくりコラム」の内容改善を実施しました。SEOを意識したコンテンツを作成することで、検索経由でのオウンドメディアへの新規顧客流入を狙いました。

 

その結果SEOに取り組んだ記事の検索順位が大幅に向上し、オウンドメディアへの検索流入経由の自社サービスサイトへのユーザー訪問が劇的に増加しました。

 

これに加えてイベントページや展示場予約受付ページなどの申し込みフォームの導線を改善したことで、2020年度のWeb予約数が前年比約260%の増加を実現しています。

 

注文住宅のハウスメーカー・工務店のSEO施策ならFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

SEOはタグの設置やキーワード選定など、専門知識を必要とする作業が多いため、実務経験者がいない場合には専門知識を持った会社へ委託することも選択肢のひとつです。

 

FREEDOM X株式会社のマーケティング室ではフリーダムアーキテクツで培ったノウハウをもとに、ハウスメーカーや工務店に特化したWebマーケティング施策を提案します。ぜひお気軽にご相談ください。

 

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注文住宅の工務店のSEO対策に関するよくある質問

SEO分析の費用はいくらですか?

SEO分析の費用は、分析の範囲や深度、依頼する業者によって大きく異なります。

一般的には、初期設定費用として数万円から数十万円、月額費用として数万円から数十万円が相場とされています。具体的な費用は、依頼する業者に直接お問い合わせいただくか、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

また、自社でSEO分析を行うためのツールを導入することも一つの選択肢です。これらのツールは月額数千円から数万円で利用することができます。

ただし、ツールの利用には専門的な知識が必要な場合がありますので、その点はご注意ください。

SEO業者 何をする?

SEO業者は、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)を行う専門家です。彼らの主な業務は以下の通りです。

1. キーワードリサーチ:ウェブサイトがランク付けされるべき適切なキーワードを見つけ出します。

2. オンページSEO:ウェブサイトのコンテンツとHTMLソースコードを最適化します。これには、メタタグの設定、ヘッダータグの最適化、画像の最適化、URL構造の改善などが含まれます。

3. オフページSEO:バックリンクの構築、ソーシャルメディアの活用、ゲストポストの作成など、ウェブサイト外部での活動を行います。

4. テクニカルSEO:ウェブサイトのロード速度、モバイルフレンドリー性、サイトマップの作成、404エラーの修正など、ウェブサイトの技術的な側面を最適化します。

5. コンテンツ作成:SEOに適した記事やブログ投稿を作成します。これには、キーワードの適切な使用、リンクの挿入、読みやすい構造の作成などが含まれます。

6. レポート作成:SEOのパフォーマンスを追跡し、クライアントに報告します。これには、トラフィック、ランキング、コンバージョンなどの指標が含まれます。

これらの活動を通じて、SEO業者はウェブサイトの検索エンジンランキングを向上させ、より多くのトラフィックとコンバージョンを得ることを目指します。

SEO難易度とは何ですか?

SEO難易度とは、特定のキーワードで検索エンジンの上位表示を目指す際の競争度合いを示す指標です。

これは、同じキーワードで上位表示を目指す他のウェブサイトの数や、それらのウェブサイトのSEO対策の強度などによって決まります。SEO難易度が高いということは、そのキーワードで上位表示を目指すためには、より高度なSEO対策が必要となることを意味します。

Seo 誰でもできる?

SEO(検索エンジン最適化)は基本的には誰でも学ぶことができます。

しかし、効果的なSEOを行うためには、ウェブサイトの構造、キーワードリサーチ、コンテンツ作成、リンク構築など、多くの知識と技術が必要です。

また、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に更新されるため、最新の情報を常にキャッチアップする必要があります。

そのため、専門的な知識を持つSEOエキスパートに依頼することも一つの選択肢となります。

注文住宅はなぜ高いのですか?

注文住宅が高額になる理由は主に以下の3つです。

1. オリジナリティ:注文住宅は、お客様の要望に合わせて一から設計・建築するため、そのオリジナリティが価格に反映されます。一方、建売住宅やマンションは大量生産が可能なため、コストを抑えることができます。

2. 品質:注文住宅は、使用する材料や設備、施工方法などをお客様自身で選ぶことができます。そのため、高品質な材料や設備を選ぶと、それに応じて価格が上がります。

3. 手間:注文住宅は、設計から施工、完成までに多くの手間と時間がかかります。その手間や時間が価格に反映されるため、建売住宅やマンションに比べて高額になります。

これらの要素を考慮すると、注文住宅の価格は高くなりがちですが、その分、自分だけのオリジナルの家を手に入れることができます。

SEOとは具体的に何ですか?

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンの検索結果ページでウェブサイトが上位に表示されるようにするための最適化手法のことを指します。具体的には、ウェブサイトの構造を検索エンジンが理解しやすい形に整えたり、キーワード選定、コンテンツの質の向上、リンクの質の向上などを行います。これにより、ウェブサイトの認知度を上げ、訪問者数を増やすことを目指します。

30坪の注文住宅を建てるのにいくらかかりますか?

注文住宅の建築費用は、設計内容や使用する材料、設備のグレードなどにより大きく変動します。一般的に、30坪の注文住宅の建築費用は、約1,500万円から3,000万円程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、具体的な費用は設計内容や希望する仕様によりますので、詳細はハウスメーカーや建築会社に直接お問い合わせください。

見出しタグ(hタグ)の種類とSEOで効果的な書き方とは?工務店サイトの例で紹介

(初回2021年3月16日 更新2022年4月12日)
見出しタグの設定は、SEOの中で非常に重要な施策です。

 

SEOを初めて行う場合でも比較的すぐに取り組める施策ですので、ハウスメーカーや工務店のマーケティングでこれからSEOに取り組む場合は、見出しタグの設定から取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

ここでは、見出しタグの種類や効果的な書き方について解説します。

 

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SEOにおける見出しタグ(hタグ)の役割

SEOにおける見出しタグ(hタグ)の役割とは?

 

見出しタグは、文章全体を読みやすくする「目次」の役割とは別に、SEOの評価においても重要な役割があります。詳しくみていきましょう。

 

目次に設定することでユーザーがコンテンツ概要を把握しやすい

最初にユーザーが対象のページにアクセスした際、ページの上部に目次があることで、求めている情報の有無が把握しやすくなります。

 

また、目次にページ内リンクを設定していれば、目的のコンテンツまで簡単にジャンプできます。

 

結果としてユーザーの読了率や滞在時間が長くなることが期待でき、これらのユーザー行動の改善はSEO評価にも良い影響を与えるでしょう。

 

ユーザー・クローラーがコンテンツの内容を適切に把握しやすい

見出しをつけると、ユーザーがコンテンツの内容を正しく理解しやすくなり、ユーザー行動がよくなります。

 

また、ページの情報収集を行う検索エンジンのロボット(クローラー)にとっても見出しはページ全体の構造を理解するのに役立ちます。

 

クローラーがページの内容を正しく理解すると、適切なSEO評価が受けられる可能性が高まります。

 

ユーザーの検索意図に合う高品質なページであれば検索順位の上位に上がりやすくなるということです。

 

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見出しタグ(hタグ)の種類と構造

見出しタグ(hタグ)の種類とSEOで効果的な書き方とは?工務店サイトの例で紹介とは?

 

では次に、見出しタグの種類と構造について理解していきましょう。

 

見出しタグにはいくつかの種類があり、構造的に設置しないとかえって逆効果になる可能性があります。

 

見出しタグを設置するためには、種類と構造を正しく把握することが大切です。

 

見出しタグ(hタグ)の種類

見出しタグはHTMLでは「hx」(※xは数字)で表記されます。

 

見出しタグの種類はh1〜h6まであり、数字が小さいほど大きな見出しとなります。

 

タグ 見出し分類 説明
h1 大見出し ページ全体のテーマやコンテンツのタイトル
h2 中見出し 目次や章
h3 小見出し 各章の詳細見出し
h4〜h6 超小見出し 小見出しの補足

例えば、h1タグ(大見出し)はこの記事のタイトルである「見出しタグ(hタグ)の種類とSEOで効果的な書き方とは?工務店サイトの例で紹介」に設定しています。

 

h2(中見出し)は「SEOにおける見出しタグ(hタグ)の役割」や「見出しタグ(hタグ)の種類と構造」に設定しており、h3(小見出し)に該当するのが、そのさらに下の階層の見出しである「見出しタグの種類」です。

 

見出しタグは階層構造を正しく示せるように設定する

見出しタグは、「h1→h2→h3→h4→h5→h6」の順番で記述するルールがあります。

 

そのため、h2の段落の中にh3なしでh4を書くことや、h3の段落の中に上位見出しであるh2を設定することは避けましょう。

 

さらに、h1(大見出し)は各ページにつき1つだけ設置するようにしましょう。h1は基本的に対象となるページのメインテーマを示すために利用するタグです。

 

そのため、1つのページに複数h1タグを入れてしまうとそのページのテーマが曖昧になってしまいます。

 

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SEO施策で効果的な見出しを書くポイント

SEO施策で効果的な見出しを書くポイントとは?

 

SEO評価を上げるためには、あくまでもユーザーにとってわかりやすく有益なページを作成することが基本です。

 

そのため、タグを適切に設定するとともに、見出しの文章もわかりやすい内容になるよう心がける必要があります。

 

ここでは、見出し文章を書くポイントについて詳しく解説します。

 

わかりやすい言葉を使用する

見出しはユーザーがひと目でコンテンツの内容がわかるようにすることが大切です。そのため、ターゲットにとって理解しやすい言葉を使用するようにしましょう。
具体例を見ていきましょう。

 

1.生活動線を考慮してゾーニングする
2.生活スタイルに合わせて間取りを考える

 

初めて注文住宅を建てる人から見てわかりやすいのは2ではないでしょうか。1の「ゾーニング」などは住宅業界の専門用語ですので、一般の人にとってはひと目で理解するのが難しい言葉です。

 

このように、普段使用している言葉をそのまま使うのではなく、訪問ユーザーにとって広く親しまれている表現になっているかを意識することが大切です。

 

見出しだけで内容がわかるようにする

見出しでは、その段落に何が書かれているか把握できるよう書くことを意識しましょう。見出しの構造をうまく利用することもポイントのひとつです。この記事の見出しを例に挙げて見ていきましょう。

 

h2:SEO施策で効果的な見出しを書くポイント
h3:わかりやすい言葉を使用する
h3:見出しだけで内容がわかるようにする
h3:キーワードを詰め込みすぎない
h3:ターゲットに合わせた言葉を選ぶ

 

この章の見出しでは、中見出し(h2)で章全体の趣旨「SEOを意識した見出しの書き方」を紹介したうえで、具体的なポイントの内容は小見出し(h3)を見ればわかるという構成にしています。
よくない例として以下が挙げられます。

 

h2:見出しを書くポイント
h3:ポイント1
h3:ポイント2
h3:ポイント3
h3:ポイント4

 

この中見出し(h2)では、SEOを意識しているという主題が曖昧です。また、小見出し(h3)は4つのポイントが説明されること以外の内容がわからず、効率的に情報収集をしたいユーザーにとって不親切でしょう。

 

キーワードを詰め込みすぎない

コンテンツで狙いたいキーワードをとにかく詰め込みすぎるのもわかりにくい見出しになる原因です。また、余分な接続詞や装飾語は見出しではなるべく省くことを意識しましょう。

 

たとえば、「注文住宅」を狙うキーワードにした場合、サジェストは以下の通りです。

 

注文住宅 サジェスト

 

これらの見出しを全て盛り込んでしまうと、以下のような文章になってしまいます。

 

「注文住宅とは?価格や間取りをシミュレーションする方法と相場ランキング」

 

これではそのコンテンツや見出しで何を主題にしているのかがわかりにくいです。狙うキーワードは不自然にならない範囲で絞り込み、コンテンツの主題をわかりやすく伝えることを意識しましょう。

 

ターゲットに合わせた言葉を選ぶ

ターゲットによって、わかりやすい言葉や検索する際の言葉の選び方は異なります。狙うターゲットに正しくコンテンツを届けるためには、そのターゲット層が利用している言葉を見出しに用いることが大切です。

 

たとえば、携帯電話について検索する際、40代以上は「携帯電話」または「携帯」、30代以下は「スマホ」という言葉を利用する傾向があると仮定します。
もし「スマホ 機種変更」というキーワードを狙う場合でも、ターゲットの年齢層によって以下のように使い分ける必要があります。

 

・40代以上:「携帯電話 機種変更」または「携帯 機種変更」
・30代以下:「スマホ 機種変更」

 

このように、年代層をはじめとしたターゲット属性を理解し、普段使用している言葉を意識して取り入れるようにしましょう。

 

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見出しタグを設定する際の注意点

見出しタグを設定する際の注意点とは?

 

見出しタグの設置方法にはこれまで説明してきたようなセオリーがあります。

 

しかし、CMSの仕様や戦略の方向性によってはセオリー通りに対応ができない場合もあるでしょう。

 

ここでは、見出しタグを設定する際の注意点について解説します。

 

画像を見出しタグに設定する際はalt属性を記述する

画像を見出しタグに設定したい場合は、alt属性もあわせて記述するようにしましょう。

 

SEOの観点では、見出しに画像を使用することは極力避けましょう。クローラーが画像に記載されている内容を読み取れない可能性があるからです。

 

しかし、どうしてもテキストではなく画像で表現したい場合には、alt属性を記述することでクローラーに画像の内容を理解してもらいやすくなります。

 

alt(オルト)属性とは、Webサイトの画像が何を示すかを説明するためのタグです。見出しタグに限らず、挿入している図・画像がコンテンツ内で重要な意味を持つ場合は特に、忘れずに記述するようにしましょう。

 

h1タグは1ページにつき1つだけ設定する

h1タグはページ内のタイトルを示す役割になるため、1ページにつき1つだけ設定するのが適切と言われています。

 

もしCMSの仕様上、自由にh1を設定できない場合は、ユーザー視点でページのメインテーマがわかるように目立たせましょう。

 

自由にh1タグが設定できない場合でも、現在は検索エンジンのアルゴリズムの精度も高まっているため、ユーザー視点でメインテーマがわかる状態であれば大きな問題はないでしょう。

 

文字数が長くなりすぎないよう注意する

見出しの文字数が長すぎると、見出しを読むだけで時間がかかり直感的に理解するのも難しくなります。

 

前述の見出しはなるべく簡潔に、キーワードを詰め込みすぎないようにすることも文字数の軽減につながります。

 

文字数について決まりはありませんが、Web上で閲覧した際に改行されすぎないなど、不自然な見た目にならない文字数にとどめるようにしましょう。

 

見出しタグを設定できない際はユーザーにわかりやすい装飾を施す

CMSの仕様によっては、自由に見出しタグを設定できないケースもあります。

 

このような場合、SEO施策をより効果的にするためには、見出しタグの自由度を上げることを優先的に考え、CMSのカスタマイズを検討しましょう。

 

カスタマイズがすぐにできない場合などは、無理に階層構造を崩さず、ユーザー視点で見出しだとわかるように「▼」や「・」などの装飾を施したり、見出しの文字を大きく太字にしたりなど工夫しましょう。

 

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SEOを意識した見出しタグの調整はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ相談ください

SEO施策は色々な手段がありますが、その中でも見出しタグを適切に設定することは重要です。

 

まずは見出しタグの種類や構造をきちんと理解し、見出しの文言を工夫するだけでユーザーにわかりやすいコンテンツとなり、検索順位にも良い影響を与える可能性が高いため、しっかり取り組みましょう。

 

また、タグの設定や調整にはSEOの知識が必要です。ハウスメーカーや工務店のサイトで実践したいのにリソース不足や経験者が不在の場合には、FREEDOM X株式会社のマーケティング室にぜひご相談ください。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。SEOも得意としていますのでぜひご相談ください。

 

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オフライン集客方法にはどのような種類がある?工務店が効果的に活用するコツも紹介

(初回2021年3月19日 更新2022年4月19日)

顧客を集客する方法はオフライン集客とオンライン集客に分けられます。

 

効率的に集客するためには、それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが大切です。

 

今回はオフライン集客に焦点を絞り、集客方法の種類や活用方法について紹介します。

 

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オフライン集客とは

オフライン集客とはなにか

 

顧客を集客する方法はオフライン集客とオンライン集客に分けられます。

 

効率的に集客するためには、それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが大切です。

 

今回はオフライン集客に焦点を絞り、集客方法の種類や活用方法について紹介します。

 

オンライン集客(Web集客)とは

オンライン集客はWeb集客とも呼ばれ、インターネットを利用して行われる集客方法です。

 

具体的にはSEOやSNS、Web広告などが挙げられます。オンライン集客の特徴はターゲットを細かく絞ってアプローチしたり、集客したユーザーのサイト上の行動をアクセス解析ツールを通して分析できる点です。

 

オンライン集客については以下の記事で詳しく解説しているため、より詳しく知りたい方は参考にしてください。

 

▶Webを活用したおすすめの集客方法は?住宅会社・不動産向けにわかりやすく解説!

 

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オフライン集客方法の種類

オフライン集客方法の種類とは

 

オフライン集客を効果的に活用するためには、集客方法それぞれの特徴をきちんと理解することが大切です。

 

ここでは、代表的なオフライン集客の種類の特徴を詳しく紹介します。

 

1.看板

屋外のビルや店頭などに設置されている看板を利用して集客する方法は、エリアを限定したマーケティングでよく用いられます。

 

たとえば、実店舗があるビルの屋上看板を利用したり、最寄り駅などの街頭看板を利用して近隣の実店舗の場所を訴求するなどが挙げられます。

 

看板は長い期間設置されることが多いため、場所が変わらない実店舗や常設の展示場などへの集客に利用するのがおすすめです。

 

2.ポスティング

ポスティングとは、ビラやチラシを各家庭の郵便受けに配布する集客方法です。

 

配布するエリアや住宅の種類(戸建てやマンション)を選べるため、住宅や地域単位で大まかなターゲティングができる点が特徴です。

 

また、ポスティングは訴求したい内容によって印刷物を用意するだけなので、サービス自体の認知拡大や期間限定のキャンペーンの訴求などさまざまなシーンで利用できます。

 

3.折込チラシ

折込チラシは新聞にチラシを折り込み、新聞を購読している家庭に新聞配達に合わせてチラシを配布する集客方法です。

 

配布したいエリアを指定することができるため、スーパーマーケットのチラシや住宅会社の展示会の開催告知など近隣住人を集客したい場合に効果的です。

 

4.新聞広告・雑誌広告

新聞広告や雑誌広告は掲載する媒体や掲載面を適切に選択することで、狙うターゲット層に効果的に訴求できる集客方法です。

 

たとえば、注文住宅の購入を検討している人に自社のサービスを訴求したい場合は、SUUMO注文住宅などの専門雑誌に広告を掲載することで、ターゲットに効率的にアプローチできるでしょう。

 

また、新聞広告や雑誌広告は、掲載する媒体の信頼性や権威性を借りて自社のサービスを訴求できる点も特徴のひとつです。

 

5.街頭配布

街頭配布はチラシやティッシュなどを街頭で直接手渡しする集客方法です。

 

ポスティングや折込チラシと同様に、エリアを絞ってアプローチできる点が特徴です。

 

また、「女性だけ」や「子連れだけ」などターゲットを絞って配布できるため、ターゲット層にだけ確実に配布できる魅力もあります。

 

6.展示会

展示会とはひとつの会場に複数の企業が集まり、自社のサービスや商品を来場した顧客に対してアピールする集客方法です。

 

展示会には特定のテーマが設定されているため、そのテーマに興味のある顧客が来場します。

 

商品やサービスの利用を検討しているターゲットに効率的にアプローチできるのに加え、展示会場でそのまま商談に進めることもできる点が特徴です。

 

展示会はBtoCのサービスはもちろん、BtoBの集客施策としても利用されています。

 

7.テレビ・ラジオCM

テレビやラジオのCM枠で視聴者に対してサービスを訴求する方法です。特定の番組を見ているターゲット層に広く認知させられる点が特徴です。

 

また、CMを配信する番組を選べるため、ターゲットをある程度絞れます。

 

たとえば、幼い子どもがいる家庭に訴求したいサービスであれば、子ども向けの番組の合間に流れるCM枠を利用すると効果的でしょう。

 

8.交通広告

交通広告はバスや電車などの交通機関に広告を掲載する集客方法です。

 

交通機関を利用する多くの人にアプローチできる点や、移動中にインターネットを利用した検索を促せる点が特徴です。

 

ターゲットを絞ることは難しいため、不特定多数に対して訴求したいサービスや商品に向いている方法でしょう。

 

9.ダイレクトメール(DM)

ダイレクトメール(DM)は住所がわかるターゲットに対して、自社のサービスや商品を訴求するカタログやハガキを郵送する方法です。

 

インターネット上で過去に商品を購入したユーザーや個人情報を取得したユーザーに対して、お礼状を送ったり新商品の案内を紙で訴求するなど、オンラインを組み合わせた活用ができます。

 

ターゲットに確実に届けられ、多くの情報を盛り込める点が特徴です。

 

10.テレアポ

テレアポは、直接顧客に電話をかけ商品やサービスを案内する方法です。

 

エリアに関係なく訴求でき、顧客と直接コミュニケーションが取れるため、顧客ニーズを把握しやすい点が特徴があります。

 

ただし、全て口頭で説明する必要があるため、サービス内容が複雑な商材には不向きな側面もあります。

 

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工務店がオフライン集客手法を効果的に活用するコツ

工務店がオフライン集客方法を効果的に活用するコツとは

 

ハウスメーカーや工務店ではオフライン集客を実施している企業は多いですが、施策がどのくらい効果が上がっているか把握できているでしょうか?

 

実施した施策が効果的に活用できているか把握するためには、いくつか工夫すべきポイントがあります。

 

ここでは、オフライン集客を効果的に活用するコツをいくつか紹介します。

 

ターゲットに合わせた集客方法を選ぶ

集客方法は狙うターゲットや訴求したいサービスにより適切なものを選ぶことが大切です。

 

たとえば、訴求したい内容が「注文住宅の展示会への来場」の場合、ターゲットは注文住宅の購入を具体的に検討している見込み顧客です。

 

さらに、展示会を開催するエリアで住宅購入を検討している人へ訴求する必要があります。 これらのことを踏まえると、エリアが限られないテレビ・ラジオCMや交通広告ではなく、ポスティングや折込チラシなどを利用するとよいでしょう。

 

また、すでに自社と接点がある顧客にはテレアポやDMで展示会の開催を告知すると効果的でしょう。

 

オンライン集客と組み合わせる

近年ではインターネットの普及により、ターゲットが自主的に情報収集するケースが増えています。そのため、オフライン集客だけではなく、オンライン集客施策とうまく組み合わせるやり方が主流となっています。

 

代表的な考え方に、「O2O」があり、これは「オフラインからオンラインへ」もしくは「オンラインからオフラインへ」という意味です。たとえば、ポータルサイトや自社サイトで集客した見込み顧客を、展示会や相談会などのオフライン施策に集客する流れなどが挙げられます。

 

現在のマーケティング活動では、顧客が商品を購入するまでの過程で「いかにユーザーを満足させられるか」が重要視されています。

 

ユーザーの満足度を最大化するためには、オフラインの集客方法だけで完結させるのではなく、オンラインとうまく組み合わせることは必要不可欠です。

 

PDCAを繰り返す

オフライン集客を効果的に実施するためには、施策ごとに目標をきちんと設定し、効果検証を忘れずに行うことが大切です。

 

PDCAとは「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)」という意味で、施策を行う場合には、このサイクルを繰り返すことで効果を最大化するという考え方です。

 

オフライン集客施策はオンライン集客と違い、効果検証方法をあらかじめ決めておかないと検証ができなくなってしまうケースがあります。

 

具体例として、展示会への集客方法にポスティングを利用した場合は、来場者へアンケートを取り、ポスティングがどれくらい結果に寄与しているかを検証する方法があります。このように、効果検証をどのように行うかをセットで計画することを忘れないようにしましょう。

 

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オフライン集客とオンライン集客をうまく組み合わせて集客効果を高めましょう

オフライン集客は新聞やポスティングなどに代表される、インターネットを利用しない集客方法全般を言います。

 

現在の顧客行動を考えると、オフライン集客だけで完結させず、オンライン集客施策とうまく組み合わせることが大切です。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ハウスメーカーや工務店で、オンライン集客との組み合わせを検討する際にはFREEDOM X株式会社のマーケティング室にぜひご相談ください。

 

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オフライン集客に関するよくある質問

オフライン集客とは何ですか?

オフライン集客とは、インターネットを使わない形での集客活動のことを指します。

具体的には、店舗やショールームでのイベント開催、チラシやパンフレットの配布、新聞や雑誌への広告掲載、テレビやラジオへの出演やCM放送などが含まれます。

これらの方法は、直接顧客と接触する機会を作ることができ、商品やサービスの魅力を伝えやすいという特徴があります。ただし、範囲やターゲットの絞り込みが難しい、コストがかかるなどの課題もあります。

オフラインイベントの集客方法はありますか?

オフラインイベントの集客方法はいくつかあります。以下に主な方法を挙げてみます。

1. SNSを活用する: FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用してイベント情報を発信しましょう。特にInstagramはビジュアル重視のため、イベントの雰囲気を伝えやすいです。

2. メールマーケティング: 既存の顧客やリードに対して、メールでイベント情報を伝えることも効果的です。メールは直接的なコミュニケーションツールであるため、反応率が高いです。

3. パートナーシップ: 同じターゲットを持つ他の企業や団体とパートナーシップを組むことで、より多くの人々にイベント情報を届けることができます。

4. フライヤーやポスター: 地元のコミュニティにポスターやフライヤーを配布することで、地元の人々にイベントを知らせることができます。

5. プレスリリース: メディアに対してプレスリリースを送ることで、より広範囲にイベント情報を伝えることができます。

これらの方法を組み合わせて、イベントの集客を行ってみてください。

オフラインイベントの集客方法はありますか?

オフラインイベントの集客方法は様々ありますが、以下にいくつかの方法をご紹介します。

1. SNSを活用する: FacebookやTwitterなどのSNSを活用してイベント情報を発信しましょう。また、Instagramなどの写真共有アプリを使ってイベントの様子をリアルタイムで共有することも効果的です。

2. メールマーケティング: 既存の顧客やリードに対して、イベント情報をメールで送信します。メールは直接的なコミュニケーションツールであるため、高い反応率を期待できます。

3. パートナーシップ: 他の企業や団体とパートナーシップを組み、共同でイベントを開催することで、それぞれの顧客基盤を活用して集客を図ることができます。

4. フライヤーやポスター: 地元のコミュニティセンターやカフェなど、ターゲットとなる人々が集まる場所にフライヤーやポスターを掲示します。

5. プレスリリース: メディアに対してプレスリリースを送付し、イベントの情報を広く伝えることも有効です。

これらの方法を組み合わせて、効果的な集客を行いましょう。

オンライン集客とは何ですか?

オンライン集客とは、インターネットを利用して商品やサービスの購入者、利用者を増やすためのマーケティング手法のことを指します。

具体的には、ウェブサイトやSNS、メールマーケティング、SEO(検索エンジン最適化)、SEM(検索エンジンマーケティング)、コンテンツマーケティングなど、様々な手法があります。

これらを活用することで、ターゲットとなる顧客に対して効率的にアプローチし、商品やサービスの認知度を高め、購入につなげることが可能となります。

モバイルファーストインデックスとは?影響を受けるサイトや確認方法も解説

(初回2021年3月23日 更新2022年4月26日)

2018年3月から開始されたモバイルファーストインデックスですが、一体何が変わったのか正しく理解できていないマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、モバイルファーストインデックスについて、そもそもの考え方から、影響を受けやすいサイトを紹介します。

 

また、自社サイトがモバイルファーストインデックスに移行できているかを確認する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

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2021年3月末ですべてのサイトがモバイルファーストインデックスに完全移行

2021年3月末ですべてのサイトがモバイルファーストインデックスに完全移行します

 

モバイルファーストインデックスの開始から3年、2021年3月末をもってすべてのサイトが完全移行しました。 完全移行に至るまでの経緯をGoogleの公式発表を元に一覧化すると以下の通りです。

 

・2018年3月:モバイルファーストインデックスを開始する発表

参考:モバイル ファースト インデックスを開始します | Google 検索セントラル ブログ

 

・2020年3月:2020年9月からすべてのすべてのウェブサイトをモバイルファーストインデックス登録に移行する発表

参考:ウェブ全体のモバイル ファースト インデックス登録化についてのお知らせ | Google 検索セントラル ブログ

 

・2020年7月:モバイルファーストインデックス登録の移行を2021年3月末まで延長する発表

参考:モバイルファースト インデックスへの対応準備(移行期間延長) | Google 検索セントラル ブログ

 

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モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

モバイルファーストインデックスとは、検索エンジンがモバイル版のページをメインのインデックスとして、検索評価の基準とすることを意味します。

 

これまでのGoogleの検索アルゴリズムでは、PC版のページを基準に検索評価をおこない、検索結果を表示していました。 モバイルファーストインデックスでは、PC基準から一転し、モバイルを基準にした評価を行うということになります。

 

これは、これまで検索上位に存在したサイトであっても、スマートフォンに最適化されていなければ検索順位が下がってしまう可能性を意味します。

 

もし2021年3月以降に著しく検索順位の下降が見られた場合は、自社サイトがモバイルファーストインデックスに対応しているかどうかを確認しましょう。

 

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Googleが検索評価の主軸をモバイルページに変更する理由

Googleは2015年5月、モバイル検索の件数がPC検索を上回ったことを発表しました。パソコンを使った検索は、室内での利用かつ必要な時だけ行われることが多いです。

 

一方、スマートフォンでの検索は場所を選ばず手軽に行えるため、必要な時はもちろん、空いた時間での暇つぶしとして使われることも少なくありません。

 

スマートフォンから検索するユーザーが多いのに、Googleの検索結果がPC版ページばかりではユーザーが不便を感じてしまう可能性があります。

 

そのような背景のもと、Googleはモバイル版ページを主軸に検索順位を決める方針に転換したのです。

 

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モバイルファーストインデックスの影響を受けるサイト

モバイルファーストインデックスの影響を受けるサイトとは

 

スマホサイトのコンテンツ数が少なかったり、主要ページがスマホ対応していないサイトはモバイルファーストインデックスの影響を受けやすいため、注意が必要です。

 

企業によっては、サイト上でPC向けに豊富なコンテンツを掲載し、限られたページのみスマホ対応している場合もあるでしょう。

 

これまではPC版ページを基準にした評価だったので、それでも問題はありませんでした。

 

しかし、モバイルファーストインデックスに移行してからは、モバイル版ページを基準にサイト評価が行われるため、そもそも評価されるコンテンツが少なくなってしまい、結果として検索順位に悪影響が起きやすくなります。

 

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パソコン対応のみのサイトが全く表示されなくなるわけではない

モバイルファーストインデックスになったからと言って、スマートフォン対応が行われていないサイトが検索結果から完全に消えてしまうわけではありません。

 

PCページでも、スマートフォンなどのモバイル端末からサイトにアクセスしたときにサイトが表示されるようであれば、コンテンツの評価自体は行われます。

 

繰り返しになりますが、アクセスができたとしてもスマホ対応されていないサイトはユーザー体験が悪いサイトとして良い評価がされにくくなるため、検索順位が下がってしまう懸念があることは覚えておきましょう。

 

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【全文掲載】2020年3月のGoogleによる公式発表

【全文掲載】2020年3月のGoogleによる公式発表とは

 

ウェブ全体のモバイル ファースト インデックス登録化についてのお知らせ 2020 年 3 月 5 日(木曜日) モバイルファーストインデックスについて、2020年5月にGoogleは以下の発表をしました。(日本語翻訳)

 

Google がモバイル ファースト インデックス登録(スマートフォン用 Googlebot を使用したウェブのクロール)に取り組み始めてから数年が経ちました。分析を行ったところ、検索結果に表示されるサイトのほとんどはモバイル ファースト インデックス登録に対応しており、70% はすでに移行済みでした。これを踏まえ、2020 年 9 月より、簡素化のためすべてのウェブサイトをモバイル ファースト インデックス登録に移行します。それまでの間も、システムによりモバイル ファースト インデックス登録に対応済みと判断されたサイトについては、引き続き移行していきます。

 

ドメインをモバイル ファースト インデックス登録に移行する際、インデックスをモバイル版サイト用に更新している間は、Googlebot によるクロールの頻度が高まります。ドメインによっては、この変更に少し時間がかかるかもしれません。その後は、検索のためのクロールには(引き続き従来のパソコン用 Googlebot を使用することもありますが)、ほとんどの場合でモバイル スマートフォン用ユーザー エージェントを使用します。 正確なユーザー エージェント名は、レンダリングに使用する Chromium バージョンと一致します。

 

Search Console には、モバイル ファースト インデックス登録をチェックする方法が複数用意されています。特定の URL について最新のクロールをチェックする場合は、設定ページや URL 検査ツールでステータスを表示できます。 すべてのウェブサイトをモバイル ファースト インデックス登録で適切に機能させるためのガイドは、新規および既存のサイトに引き続き適用されます。特に、表示されるコンテンツ(テキスト、画像、動画、リンクなど)、メタデータ(タイトルと説明、robots メタタグ)、すべての構造化データが同じであることを確認するようおすすめします。ウェブサイトの立ち上げや大幅な設計変更を行う際には、この点について十分確認するようにしてください。

 

URL 検査ツールを使用すると、パソコン版とモバイル版の両方を直接簡単にチェックできます。他のツール(クローラやモニタリング ツールなど)を使用してウェブサイトを分析する場合、Google 検索による認識と一致させるには、モバイル ユーザー エージェントを使用します。 Google は、引き続きさまざまなモバイル ウェブサイト作成方法をサポートしますが、新たに作成するウェブサイトについてはレスポンシブ ウェブ デザインの適用をおすすめします。これまでの経験から、検索エンジンとユーザーの両方に問題や混乱が生じることがわかっているため、モバイル専用 URL(いわゆる「m.」サイト)の使用はおすすめしません。

 

モバイル ファースト インデックス登録のこれまでの道のりは長いものでした。ウェブがパソコン向けからモバイル向けに進化するなか、ユーザーのウェブへのアクセス方法の変化にクロールとインデックス登録を合わせることができたのは、ウェブマスターの皆様のご協力があってこそでした。この移行を順調に進めることができているのも、長きにわたる皆様のご尽力のおかげです。ありがとうございます。この移行関連の変更については、今後もモニタリングと評価を注意深く続けていきます。ご不明な点がございましたら、ウェブマスター フォーラムまたは公開イベントでご質問ください。

 

引用元:ウェブ全体のモバイル ファースト インデックス登録化についてのお知らせ | Google 検索セントラル ブログ

 

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自社サイトがモバイルファーストインデックスに移行済みかを確認する方法

自社サイトがきちんとモバイルファーストインデックスの移行に対応しているかは、Google Search Consoleで確認が可能です。

 

自社サイトがモバイルファーストインデックスに移行済みかを確認する方法とは

 

サーチコンソール内左メニューの「URL検査」から確認したいURLを入力すると、上記のような調査結果が表示されます。

 

調査結果のユーザーエージェントの部分が「スマートフォン用Googlebot」になっていれば、モバイルファーストインデックスに移行されています。

 

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ハウスメーカー・工務店のサイトリニューアルはFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

モバイルファーストインデックスが始まると、サイト上にPC向けのコンテンツが充実していても検索結果の上位に表示されにくくなってしまいます。

 

もし現時点で自社サイトの検索順位が著しく下がっている場合は、モバイルファーストインデックスに対応しきれていないことが原因かもしれません。原因の調査や対策をするためには、専門知識を持ったマーケティング会社に相談するのもひとつの選択肢です。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ハウスメーカーや工務店で、モバイル対応に伴うサイトリニューアルや改善を検討している場合はFREEDOM X株式会社のマーケティング室にぜひご相談ください。

 

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【初心者必見】Facebook広告とは?種類や費用など基礎知識を総まとめ

(初回2021年6月1日 更新2022年5月9日)

2019年にインターネット広告費はテレビ広告費を超え、これからもさらに伸びていくことが予測されています。

 

そんなインターネット広告のひとつにFacebook広告があります。この記事では初心者でもわかりやすいように、Facebook広告の基礎知識について解説していきます。


新たにFacebook広告を始めてみたいと考えている方、Facebookの広告運用担当になったけどまったく分からないという方はぜひ参考にしてください。

 

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目次

 Facebook広告とは

Facebook広告とはなにか

 

2004年マーク・ザッカーバーグ氏によってFacebookは開始されました。現在は世界中で利用され、月間アクティブユーザーは世界で28億人(2020年12月時点)、日本国内で2,600万人(2019年時点)といわれています。国内のアクティブユーザー層は30代中盤~50代が多いとされています。

 

2012年にFacebookはInstagramを買収しました。それにより、Instagramの国内月間アクティブユーザー3,300万人(2019年3月時点)かつメインユーザーである10代~20代へも広告を配信できるようになりました。

 

FacebookやInstagramといったSNSは友達や共通の趣味を持った人とだけでなく、仕事関係の人ともつながることが多いのでビジネスにも適した媒体です。そのようなFacebook広告には専門知識はいりません。シンプルなツールで広告の作成と掲載ができ、分かりやすいレポートでその効果を測定できます。

 

Facebook広告は、主にFacebook、Instagram、Messenger、オーディエンスネットワーク の4つの掲載先に配信されます。一般には、価格が安い商品やターゲットが狭すぎないビジネス、潜在層の認知獲得に向いていると言われています。

 

参照
Facebook|Facebook社 2020年第4四半期(10月-12月)業績ハイライト
cnetjapan|フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー
Facebook|Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破

 

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Facebook広告のメリット5点

精度の高いターゲティング・認知・検討

Facebookは他のインターネット広告と大きく異なり、実名登録を原則にしています。

 

また、性別や年齢などのユーザーの登録情報や関心(いいね等のアクション)などをもとに、詳細で高精度なターゲティングが可能となっています。

 

購入ステップであらゆる目的に対応可能

認知・検討・購入の3つのステップごとに最適な目的を選択し、広告を掲載できます。

 

アクティブユーザー数が多い

国内月間アクティブユーザーはFacebookが2,600万人(2019年時点)、Instagramが3,300万人(2019年3月時点)です。

 

それにより、かなり詳細にターゲティングを行っても多くのターゲット層に広告を届けることができます。

 

気軽に始められる

専門知識は不要で気軽に始められるところも利点です。シンプルなツールで作成、掲載、効果測定ができます。

 

例えば運用しながらA/Bテストを行い、テストの結果を検証しながら効果が出やすい広告を見つけることが可能です。

 

低予算でできる

最後に、Facebook広告は数百円からの低予算で手軽に始められるところです。

 

低予算でもかなり絞り込んだターゲット層に配信できるため、費用対効果の高い広告配信が期待できます。

 

Facebook広告のデメリット3点

登録ユーザーにしかリーチができない

1つ目のデメリットとして、FacebookやInstagramは登録制のSNSのため、リーチできるのは登録ユーザーに限られます。

 

オーディエンスネットワーク(後述しますが、Facebookと提携しているアプリやサイトのこと)にも広告配信が可能ですが、この点でGoogle広告やYahoo!広告と異なります。

 

ターゲットを明確にした最適な広告運用が大切です。

 

仕様の変更が多い

Facebook広告は仕様の変更が多く、その都度変更に合わせた広告配信が必要になります。

 

専門的知識が必要な場合もあり、公式ヘルプを参照しながら運用しなければなりません。

 

広告の効果持続時間が短い

最後に、Facebookだけではないですが、SNSはユーザーの飽きが早い傾向があります。

 

長期的に最大限のコンバージョン(最終的な成果)を達成するには、定期的な広告の改善が必要です。

 

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 Facebook広告の種類

Facebook広告は以下の4つの配信先があり、それぞれの配信先によって広告が掲載される場所が異なります。

 

広告の種類
Facebook 画像広告(ニュースフィード)
画像広告(右枠サイドメニューの広告枠)※PCのみ
ストーリーズ広告
Instagram フィード
ストーリーズ
発見ページ
Messenger -
オーディエンスネットワーク -

 

広告の種類ごとに特徴を詳しく見ていきましょう。

 

Facebook

画像広告(ニュースフィード)

Facebookのログイン後最初の画面で表示されます。PCの場合は「デスクトップニュースフィード」という真んの部分、スマホの場合は全画面に表示されます。

 

クリック率が高く認知目的に向いています。

 

画像広告(右枠サイドメニューの広告枠)※PCのみ

PCのみ右側の広告枠に表示されます。クリック率は高くありませんが、ブランディング構築の際に向いていると言われています。

 

Facebook画像広告

 

ストーリーズ広告

ストーリーズとは24時間で内容が消える投稿のことで、写真や短い動画を繋げて投稿できます。フルスクリーンの縦型広告です。

 

ストーリーズとは

画像出典:Facebook for Business|Facebookストーリーズ広告

 

Instagram

フィード

Instagramを開いて最初の画面で、フォローしているアカウントの投稿に並んで表示されます。

 

フィードとは

画像出典:Facebook for Business|Instagram広告

 

ストーリーズ

公開期間が24時間限定の投稿で、ホーム画面の上部にあります。縦長の画像もしくは動画が投稿されています。

 

インスタグラムストーリーズとは

画像出典:Facebook for Business |Instagramストーリーズ

 

発見ページ

発見ページはユーザごとの興味・関心に基づいて、フォーローしていないアカウントの厳選されたコンテンツが表示されます。

 

発見ページとは

画像出典:Facebook for business|発見タブ広告

 

このようにユーザーのInstagramフィード、ストーリーズ、発見ページに広告を表示できます。

 

ビジネス層と相性が良いFacebookと異なり、Inftagramは若年層のユーザーと相性が良いといわれています。

 

Messenger

MessengerとはFacebookが提供するメッセージアプリで、Facebook上の友達とチャットができます。

 

ビジネス目的にも多く使用されています。Messengerの広告はチャット内に表示され、自社サイトやLP、アプリのインストール画面に誘導ができます。

 

Messengerとは

 

画像出典:Facebook for business|Messengerの広告について

 

オーディエンスネットワーク

オーディエンスネットワークとは、Facebookと提携しているアプリやサイトに広告を配信できるネットワークです。

 

例:グノシー、現代ビジネス、ジョルダン乗換案内、食べログ、マンガボックス、漫画BANGなど

参照:Facebook for business| Facebook Audience Network

 

特定の媒体へ配信をしないことも可能です。

 

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Facebook広告のフォーマット

Facebook広告では、さまざまなフォーマットで広告を配信できます。目的に応じて適切なフォーマットを選ぶことが大切です。 Facebookで選択できる広告フォーマットは以下の通りです。

 

広告フォーマット 特徴
写真 ウェブサイトへの誘導や認知度拡大に効果的
動画 商品を深く理解させられる
ストーリーズ インパクトを与えられる
Messenger ユーザーとコミュニケーションできる
カルーセル 複数商品を訴求できる
スライドショー 通信環境によらない広告
コレクション 商品を詳しく訴求できる
プレイアブル アプリ利用者に訴求できる

 

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

 

写真

写真広告は、画像とコピーを使用できるシンプルなフォーマットです。

 

・人々をウェブサイトに誘導したい場合
・広告を手短に作成する必要がある場合
・認知度を高めたい場合

に効果的です。

 

特にユニークトラフィックの促進においては、一連の写真のみの広告は他のフォーマットより効果が高いと言われています。

 

写真広告とは

画像出典:Facebook for business|Facebook広告ガイド

 

動画

動画広告は、映像、音、動きでターゲットに興味を持たせます。

 

長いものから短いものまで、様々な長さとスタイルがあります。

 

写真よりもわかりやすく商品やサービスの魅力を伝えることができます。

 

動画広告とは

画像出典:Facebook for business|Facebookの動画広告の仕組み

 

ストーリーズ

ストーリーズはフルスクリーンで表示されるフォーマットで、利用者の関心を刺激することができます。


縦型のフルスクリーン画面に最適化されている点で、スマートフォンになじんだ使い方にマッチしています。

 

ストーリーズ広告とは

画像出典:Facebook for business|MICHAEL KORS

 

Messenger

Messenger受信箱に表示される広告を使って、リーチを広げます。

 

掲載された広告をタップすると指定のサイトへの誘導やユーザーとのチャットスレッドを作成することも可能です。

 

また、既存の顧客や潜在顧客と1対1のやり取りができます。

 

Messenger広告とは

画像出典:
Facebook for business|Facebook Messenger広告
Facebook for business|目的に合ったFacebook広告形式

 

カルーセル

カルーセルとは画像などの複数のクリエイティブをスライドさせることで、メイン表示の広告を変えることができます。

 

1つの広告で最大10の画像や動画を表示し、それぞれにリンクを付けられます。

 

複数の商品や1つの商品の様々な部分から紹介したいときに効果的です。

 

カルーセル広告とは

画像出典:Facebook for business|目的に合ったFacebook広告形式

 

スライドショー

スライドショー広告は、動画のように動きや音、テキストを使用できるものです。

 

通信速度を問わずにスムーズにストーリーを伝えることができます。

 

スライドショー広告とは

画像出典:Facebook for business|目的に合ったFacebook広告形式

 

コレクション

メインの動画または画像が表示され、 その下に4つの小さい画像が添えられます。

 

ユーザーはタップをして商品を閲覧したり詳細情報をチェックできます。

 

読み込みが早いためストレスなしでユーザーは広告を閲覧できます。

 

コレクション広告とは

画像出典:Facebook for business|目的に合ったFacebook広告形式

 

プレイアブル

アプリをダウンロードする前にプレビューを表示できます。

 

アプリの購入意向が高いユーザーを見つけることや、購入意欲をさらに高めることができます。

 

プレイアブル広告とは

画像出典:Facebook for business|目的に合ったFacebook広告形式

 

このように多くの種類の広告のフォーマットが用意されていることがFacebook広告の一つの特徴です。

 

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Facebook広告のターゲティング

Facebookはターゲティング精度が高いことが大きな特徴です。

 

理由として基本的にユーザーは実名登録をしていること、世界でアクティブユーザーが多く存在すること、そして世界中のインターネットやFacebook上でのユーザーの行動をデーターとして蓄積していることが挙げられます。

 

Facebook広告のターゲティングの種類は下記3つあります。

・コアオーディエンス

・カスタムオーディエンス

・類似オーディエンス

以下でこの3つを説明していきます。

 

コアオーディエンス

コアオーディエンスでは、ユーザーがFacebookに登録している基本情報を元に様々なターゲティングを設定することができます。

 

例:性別、年齢、デバイス、郵便番号、地域、興味関心、行動など

 

これらの項目をOR設定、AND設定、除外を使いながら掛け合わせ、細かく絞り込めます。

 

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスでは、自社で保有している顧客データー(メールアドレスや電話番号)や、webサイトを訪れた人、FacebookやInstagramでアクションしたユーザーといったすでに自社ビジネスに何らかの接点を持っている人に広告を配信できます。

 

例:既存顧客、ウェブサイト訪問者、 動画閲覧ユーザー、アプリの利用者など

 

類似オーディエンス

類似オーディエンスはカスタムオーディエンスから作られます。

 

既存顧客やwebサイト訪問者などと特性や行動が類似しているユーザーに広告を配信することができます。

 

1%~10%で設定することができ、1%に近づくほど類似度が高い設定になります。

 

ソースとなるカスタムオーディエンスの人数は少なすぎるとユーザーの類似性を判断することが難しいため、Facebookでは1,000人~50,000人が推奨されています。

 

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Facebook広告のキャンペーン

キャンペーンには全部で11の目的があり、それらは認知、検討、コンバージョンという3つの段階に分けられています。

 

認知は商品、サービスに関心を持ってもらう段階で、検討は商品やサービスについてより知ってもらう段階です。また、コンバージョンは商品やサービスに関心を示す人に、購入や利用をしてもらう段階です。

 

認知 ブランドの認知度アップ 自社のビジネスやサービスの認知度を高めるために、関心を示しそうなユーザーに広告を表示させます。
リーチ 予算内でできるだけ多くのユーザーに広告を配信します。
検討 トラフィック Webサイトなどの特定のリンク先への質の良いユーザーを誘導します。
エンゲージメント 投稿やページでアクション(いいねなど)する可能性が高い人にリーチします。
アプリのインストール ダウンロードするアプリストアにユーザーを誘導します。
動画の再生数アップ 動画を視聴する可能性が高いユーザーに、動画広告を配信します。
リード獲得 商品やサービスに興味があるユーザーの連絡先情報を収集する広告を作成します。
メッセージ 潜在顧客や既存の客とコミュニケーションをとる広告を作成します。
コンバーション コンバーション 特定のアクション(商品カートへの追加、商品購入など)を促すために広告を作成します。
カタログ販売 Eコマースストアの商品を広告で紹介して売り上げを伸ばします。
来客数の増加 実店舗の所在地を宣伝し、近隣地域にいるユーザーの来客を促します。

 

Facebook広告の最適な表示位置や見せ方は、目的によって異なります。Facebook広告のキャンペーンで配信目的を選ぶだけで、高い効果を期待できる広告を自動的に作成してくれます。

 

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Facebook広告の課金方法と費用

Facebook広告を始めよう!と思ったときに一番気になるのは「どのくらいお金がかかるか」ではないでしょうか。

 

初めての方でも分かりやすいように丁寧に説明していきます。

 

2種類の課金方法と費用が発生する仕組み

Facebook広告には2種類の課金方法があります。

 

1種類目はインプレッション課金(CPM)で、多くの場合で採用されています。これは広告が1,000回表示されるごとに課金される仕組みです。CPMが100円の場合、7,000回広告が表示されると費用は700円になります。

 

2種類目は、広告がクリックされたときのみ料金が発生するクリック課金(CPC)です。目的がトラフィック、アプリのインストールなどを目的とする一部のキャンペーンで選択できます。これは表示回数にかかわらず、1クリックされるごとに課金されます。例えばCPCが200円の場合、10回クリックされると費用は2,000円になります。

 

Facebook広告の各キャンペーンの課金方式は以下となります。

 

認知 ブランドの認知度アップ CPM
リーチ CPM
検討 トラフィック CPM/CPC
エンゲージメント CPM
アプリのインストール CPM/CPC
動画の再生数アップ CPM / ThruPlay
リード獲得 CPM
メッセージ CPM
コンバージョン コンバージョン CPM
カタログ販売 CPM/CPC
来客数の増加 CPM

(ThruPlayは動画が最後まで再生された場合にのみ料金が発生します。15秒より長い動画の場合、動画が15秒以上再生された場合に料金が発生します)

 

課金方法を選べる場合は、ブランディングが目的ならCPM、コンバージョンが目的ならCPCを選ぶなど、達成したい目標によって選びましょう。

 

予算は最低月3万円からが目安

Facebook広告の予算は、ビジネスの規模などによって自由に設定できます。

 

表示回数やクリックされた回数に応じて料金が蓄積されていき、設定した予算に達した時点で広告の掲載が終了します。月間予算から逆算して一日の予算金額を設定し、結果をみながら改善をしていくことが理想的です。

 

しかし最初は予算感がわからないものです。Facebook広告の最低予算は月3万円が一般的と言われているため、この金額を目安として始めてみるといいでしょう。

 

全体の経費を考える場合は、広告費以外にデザイン制作費なども必要となることに注意が必要です。

 

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Facebook広告のオークション

Facebook広告はユーザーと広告主の両方に最大の価値をもたらすために、ユーザーに広告を表示する際に必ずオークションが実施され、ユーザーに表示する広告が決定されています。

 

オークションは同様のターゲティングしている広告主との間で実施され、全体的な価値が最も高い広告が勝者となります。

 

価値は主に下の3つから判断されます。

・入札価格
広告主が目的達成のために支払う金額

・推定アクション率
ターゲットとしているユーザーに広告を表示することで、広告主の目的達成が起きる可能性

・広告品質
広告を見たユーザーからのフィードバックや、低品質とみなされる広告の特徴(大げさな見出し)などの様々な要素から判断された広告の品質指標

 

推定アクション率と広告品質から広告の関連度が測定されます。オークションでは関連度の高い広告が優先されるため、広告の関連度が高いほど低い入札価格で広告出稿が可能になります。

 

広告関連度診断を利用して、掲載したい広告とターゲティングしたユーザーの関連度を確認しておくといいでしょう。

広告関連度診断の詳細はこちら

 

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Facebook広告を始める前にやること

Facebook広告を掲載する前に準備しておくことが4つあります。

 

広告クリエイティブの作成

ユーザーに関心を持ってもらうような広告クリエイティブを準備します。

 

広告クリエイティブの出来はオークション時の「広告品質」に影響を与えるため、非常に重要です。

 

テキスト面積は少ないほどよいとされています。画像内におけるテキストの面積が20%超えると広告は配信されないので、注意しましょう。

 

参考ページはこちら。低品質の広告について詳細に書かれています。

 

Facebookビジネスマネージャの開設

ビジネスマネージャはビジネスを整理し管理するのに必要なFacebookツールです。アカウントやメンバーのアクセス管理も行えます。

 

ビジネスマネージャアカウントを作成するには個人用のFacebookアカウントが必要になるため、個人用アカウントを持っていない方はまず個人用アカウントの作成が必要です。

 

ビジネスマネージャの開設手順は下記のとおりです。
①business.facebook.com/overviewに移動します。

 

Facebookビジネスマネージャの開設方法

 

②【アカウントを作成】をクリックします。
ビジネス名、名前、仕事用のメールアドレスを入力して【次へ】をクリックします。

 

Facebookビジネスマネージャの開設ーアカウント作成

 

③ビジネスの詳細を入力し、【送信】をクリックします。

 

Facebookビジネスマネージャの開設ービジネス詳細

 

④ビジネスマネージャへFacebookページを追加

 

Facebookビジネスマネージャの開設ーFacebookページ追加

 

⑤ビジネスマネージャの左上から【ビジネス設定】→【Facebookページ】→【ページを追加】を選択します。

 

⑥【ページを追加】からご自身のFacebookページのURLを登録します。

 

広告アカウントの作成

次に広告アカウントの作成です。

 

①同じくビジネスマネージャ左上の設定をクリックし、【広告アカウント】をクリックします。

 

②【新しい広告アカウントを作成】を選び広告アカウント名を記入します。

以上でFacebook広告の配信設定前の準備ができました。

 

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Facebook広告のやり方

アカウントの作成が完了したら、次はFacebook広告の配信です。

 

Facebook広告は上から「キャンペーン」、「広告セット」、「広告」の3つの構造で成り立っています。広告を作成するときは上の階層から順に設定します。

 

「キャンペーン」では広告の目的を決め、「広告セット」ではターゲットや、配置、予算などの配信の詳細を設定し、「広告」ではクリエイティブを設定します。


各階層での設定に関して、順に説明します。

 

目的にあう「キャンペーン」を作成

まずはキャンペーンの作成です。キャンペーンでは目的を選択し、キャンペーン名をつけて終了です。

 

目的について既述しましたが、コンバージョン、動画の再生数アップ、トラフィック、リーチ、ブランド認知度アップが主に目的として使用されます。

 

「広告セット」を作成

次に広告セットを設定します。広告セット名、オーディエンス、予算、掲載期間、配信の選択を編集できます。

 

オーディエンスの設定では既述したようにターゲティングを選択します。また、予算や掲載期間、最適化ポイント、課金方法はキャンペーン目的に対応した内容を設定します。

 

広告」を作成

ここではフォーマットやクリエイティブを設定します。関連度が高いクリエイティブを作成することが重要です。

 

以上のように、Facebook広告は初心者でも簡単に設定できます。設定画面の案内に沿って設定すれば、すぐに広告を掲載できます。

 

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Facebook広告を成功させるポイント

これまで、Facebook広告やその掲載方法に関して説明をしてきました。

 

最後に、実際に配信する前に確認しておいてほしい「Facebook広告を成功させるポイント」4つ紹介します。

 

目的を明確にする

Facebook広告を配信する前に、目的を明確にすることが大切です。

 

目的によって広告セットの設定や最適な入札方法、クリエイティブが異なってきます。まずは目的を明確にしてから準備を進めましょう。

 

ターゲティングとクリエイティブを継続的に改善する

Facebook広告は様々な方法を試しながら改善し続けることで効果を最大化できます。

 

A/Bテストなどの検証により、効果の高いターゲティングやクリエイティブが見えてきます。

 

また、ユーザーの飽きが早いというSNSのデメリットにも対応する必要もあります。

 

ターゲティングとクリエイティブは継続的に改善しましょう。

 

自動入札を利用する

Facebook広告はターゲティングを細かく設定できる一方で、広告に影響を及ぼす要素が多く、手動では効果を最大化することが難しい側面があります。

 

そこでFacebook広告の効果を高めるには、自動入札を利用することがおすすめです。

 

自動入札とはキャンペーンや広告セットで設定した予算内で、入札単価が最小になるように自動で入札してくれる機能です。

 

1日で15~20件のコンバージョンを獲得するような広告セットを作成する

Facebook広告の自動入札を最適化するためには一定のサンプル数が必要です。

 

サンプル数を維持すると、機械学習によって自動的に効率のよい出稿を行うことができます。

 

目安の1日15~20件のコンバージョンを獲得できるように、広告セットを分けすぎないことやコンバージョンを最終から中間のものに変更することが有効です。

 

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他社のクリエイティブ確認は「広告ライブラリ」

Facebook広告を掲載するにあたって、どんなクリエイティブを作成すればいいのかわからない、という方におすすめのFacebookの機能は「広告ライブラリ」です。

 

広告ライブラリではキーワードや広告主名を検索するだけで、FacebookやInstagram、オーディエンスネットワークなどに配信されている全てのクリエイティブを閲覧できます。

 

競合他社の広告情報をチェックしたり、上手に広告を活用している企業のクリエイティブを研究したりすることで、高い効果を期待できる広告を作成しましょう。

 

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ハウスメーカー・工務店のFacebook広告はFREEDOM X株式会社のマーケティング室にご相談ください

本記事ではFacebook広告の基礎知識について解説してきました。

 

Facebookは高いターゲティング精度を特徴として、少ない予算から簡単に広告配信をすることが可能です。

 

まずはFacebook広告の目的を明確にして、それに合わせて配信の設定を行いましょう。Facebook広告を活用して、ぜひ売上アップを目指してみてください。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。Facebook広告のサポートも行っておりますので、獲得単価が高い、コンバージョン数が少ないなどの課題を抱えている方は、ご気軽にご相談ください。

 

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ランディングページとは?工務店・ハウスメーカーが活用するメリットと作り方のコツを紹介

(初回2021年9月2日 更新2022年5月17日)

ランディングページは、Web集客やコンバージョンを目的とした施策には欠かせないWebページです。

 

Web広告と併せて運用することで相乗効果が出やすいため、すでに活用している企業も多いでしょう。

 

今回はランディングページの役割や作成するメリットを紹介しつつ、効果の出るランディングページの作り方を詳しく解説します。

 

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目次

ランディングページとは

ランディングページ(LP)とは、広義の意味では「ユーザーが自社サイトに初めて訪れる際にアクセスするページ」のことを指します。

 

例えば、ユーザーが自社のことを検索して初めて訪れたサイトが採用ページだった場合のランディングページは採用ページだと言えます。

 

狭義の意味では、「ユーザーのアクションを促すことを目的とした縦長の1枚ページ」を指します。Webマーケティングでは主に狭義の意味で用いられることが多いですが、Googleアナリティクスの画面などで用いられている「ランディングページ」は広義の意味ですので、どちらも覚えておくとよいでしょう。

 

本コラムでは、狭義の意味で用いられるランディングページについて詳しく解説します。

 

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ランディングページの役割

ランディングページに関して考える

 

ランディングページはWebマーケティングにおいて重要な役割を担っています。詳しく見ていきましょう。

 

特定のサービスに対する理解を深める

ランディングページは、基本的に特定の商品やサービスを詳しく説明するために利用されます。

 

特定の商品を1つのページで詳しく紹介することで、ユーザーがランディングページだけで深く商品を理解できることを目的として作られるためです。

 

ランディングページは、企業が伝えたい商品の印象やブランドメッセージを正しくユーザーに届ける役割があります。

 

流入ユーザーをそのまま直接コンバージョンにつなげる

ランディングページに流入したユーザーを直接コンバージョンに繋げることも大きな役割です。

 

ランディングページは主にWeb広告などのクリック先として活用され、Web広告をクリックした後にユーザーがコンバージョンするかどうかの意思決定に大きく影響します。

 

ランディングページの質はコンバージョン率が左右される大切な要素です。

 

 

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ランディングページの特徴

ワイヤーフレーム

 

ランディングページは直接コンバージョンを最大化することを目的にしているため、通常の企業サイトやブランドサイトと異なる特徴があります。ここではランディングページの特徴について解説します。

 

縦長1ページで構成されている

ランディングページは前述した通り、縦長1ページで構成されています。

 

これは、商品情報や実際の利用者の口コミ、料金、キャンペーン訴求など、訴求する商品に関する全ての情報を1ページで網羅するためです。各要素を複数ページではなく1ページに収めることで、回遊による離脱を減らす効果があります。

 

また、記載されている内容は企業サイトやブランドサイトよりも、チラシやセールスレターに近しい点も特徴のひとつです。1ページで商品の魅力を漏れなく紹介することで、そのままコンバージョンへ誘導することを狙いとしています。

 

他ページへのリンクが少ない

ランディングページはコンバージョンに直接関係しないページへのリンクが、極端に少ないことも特徴のひとつです。

 

企業サイトやブランドサイトへのリンクを設置することは、回遊率を高め、直帰率を下げる効果がありますが、その分コンバージョン率が下がるリスクを伴います。

 

ランディングページは回遊性よりもコンバージョンが最大の目的のため、コンバージョン率が下がる可能性があるページへのリンクを排除し、購入や資料請求などのコンバージョンリンクだけを設置しています。

 

そのため、ランディングページは企業サイトやブランドサイトの入口ページよりも直帰率が高くなり、コンバージョン率も上がる傾向があります。

 

訴求サービスに関する情報が網羅されている

ランディングページで訴求する商品の情報が網羅されている点も特徴です。これは逆を言うと、訴求商品以外の情報は掲載しないということでもあります。

 

特定の商品だけの情報を詳しく伝えることで、ユーザーが商品に対する理解を深め購入意欲が高まることを目的として作成するためです。

 

印象に残るキャッチコピーとデザインで制作されている

ランディングページでは商品を魅力的かつ、お得に購入できることをユーザーに伝えることが重要です。

 

そのため、ランディングページのデザインやキャッチコピーは印象に残りやすい工夫がされています。

 

また、しっかりと文章を読み込まなくても内容が伝わるように、画像を多く使用される点も特徴のひとつです。

 

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ランディングページを作るメリット

ランディングページを利用することはコンバージョンの獲得に大きな効果があります。ここでは、ランディングページを作るメリットについて解説します。

 

伝えたい要素を全て盛り込める

HPでは回遊性を高めるために様々な情報が複数のページに渡って説明されています。

 

これにはユーザーが自由にサイト内を回遊し、情報を手に入れられるという利点があります。一方、ユーザーが必要な情報を見つけられなかったり、十分に興味を持つ前に離脱してしまう欠点もあります。

 

コンバージョンに繋げるためには商品の魅力を最大限訴求しなければなりません。

 

ランディングページはユーザーにとって必要な情報すべてが1ページに盛り込んであります。画面移動をすることなく、1ページをスクロールだけですので、ユーザーは必然的に商品への理解度が高くなり、コンバージョン率が高まります。

 

企業側の意図する流れで情報を届けられる

コンバージョン率を高めるためには、適切な順番で情報を説明することが重要となってきます。

 

HPではユーザーの流入元やページ移動の順番が自由であるため、企業が伝えたい情報を適切な順番で説明することができません。効果的でない順番で情報を得たユーザーは「あまり魅力的でないな」と判断し離脱する可能性があります。

 

一方ランディングページは、優秀な営業トークの流れの通りに構成することができます。

 

ユーザーは縦長のページをスクロールしながら上から順に読んでいきますので、企業の意図する流れで情報を効果的にユーザーに訴求できます。

 

ページ回遊による離脱が少ない

HPは関連ページやバナーボタンなどの内部リンクを多く設置し、ユーザーを他ページへ回遊させることが一般的です。

 

しかし、ユーザーによって回遊の順番は異なり、企業の意図する通りに回遊してくれるとは限りません。また、ページ移動のたびに30%程度のユーザーが離脱するとも言われ、コンバージョンに到達するユーザーは一握りになってしまいます。

 

それと比較すると、ランディングページは他ページへのリンクが少ないか設置しないので、ページ移動による離脱を防ぐことができます。したがって、HPと比較してランディングページはコンバージョン率が高くなります。

 

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ランディングページをつくるデメリット

SEO観点では弱いコンテンツになりやすい

ランディングページはユーザを引きつけることが求められるため、印象を与えるようなビジュアルが必要です。そのために、文字の画像化をすることが多くなります。

 

しかし、クローラーは画像の内容を読み取るのが得意ではないため、画像だけで表現しているコンテンツの内容を正確に認識できない可能性があり、結果的にユーザーの検索ニーズを満たしにくいページとなるリスクがあります。

 

また、内部リンクの数も極力減らしています。この2点からSEOの観点で見た場合デメリットになります。

直帰率が高い

ランディングページの大きなデメリットとして直帰率が高いことが挙げられます。

 

ランディングページはコンバージョンという目的に特化したページですから、内部リンクを極力なくしています。その分訪問者の回遊性が極端に低いため、直帰率が高まります。

 

また、興味がない場合、途中で飽きてしまった場合も離脱するため、直帰率を上げる原因となります。

 

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効果が出るランディングページの作り方のコツ

ワイヤーフレーム考察中

 

ランディングページを作成しても、質が悪ければコンバージョンの獲得効果は半減してしまいます。ここでは、効果が出るランディングページを作るためのコツを詳しく紹介します。

 

ワイヤーフレームを作成し全体イメージを把握する

まずランディングページを作る目的と流入してほしい顧客像、つまりターゲットを定めます。

 

ランディングページの目的とターゲットを定める理由は、それによってランディングページの打ち出し方や訴求方法、デザインが変わるためです。

目的例:
商品購入、資料請求、メルマガ登録、会員登録

ターゲット例:
20代の男性、高齢者、大学生、東京在住

 

この後にワイヤーフレームを作成し全体イメージを把握します。ワイヤーフレームとは、ランディングページの構成案として大枠を決めたものです。「どこに」「どのように」「何を」配置するのかをまとめます。ランディングページの内容だけでなく、構成も同じくらい重要です。

 

基本的なランディングページの構成は以下となります。

①ファーストビュー
キャッチコピー、メインビジュアル、権威付け

②ボディコピー
サービス説明、利用者の声、証拠

③クロージング
よくある質問、フォーム

 

ファーストビューで顧客の心をつかむ

ファーストビューとは、ランディングページに流入してきたユーザーが最初に見るランディングページ上部を指します。ランディングページでコンバージョンまで繋げるためには、いかに離脱率を抑えるかが大切です。

 

ユーザーはファーストビューを見て「3秒」でそのページを見るか離脱するかどうか判断していると言われています。

 

その数秒でユーザーの心を掴むために、ファーストビュー内のキャッチコピー、メイン画像、コンバージョンボタンをしっかり検討し、一目で魅力を伝える必要があります。

 

そう考えると、ファーストビューは最も重要な要素の一つと言えるでしょう。

 

顧客視点での魅力を伝える

ユーザーは何を求めて商品やサービスに興味を持ち、購入・利用するのかをユーザー視点でしっかり分析し把握しましょう。

 

ユーザーは商品の特徴ではなく商品を買って得られる利益(ベネフィット)を求めて購入します。

 

ランディングページでは、購入することでユーザーが得られる利益を確実に訴求しましょう。

 

その上根拠となる特徴や性能を説明するとコンバージョン率が高まります。

 

コンバージョンボタンは目立つサイズで複数設置する

ユーザーを逃さないためには、ランディングページを見ていて「面白そう」「興味あるかも」と思った瞬間にアクションを起こしてもらうことが重要です。

 

そのためには、スクロールしてコンバージョンボタンを探すことや、他ページに遷移させるなどの手間を可能な限り少なくすると良いでしょう。

 

コンバージョンに繋がりそうなユーザが「少ないアクション」でコンバージョンボタンを見つけられるように、サイズや色を工夫して目立たせたり、複数のコンバージョンボタンを設置したりしましょう。

 

ランディングページ内に申し込みフォームを設置し、ランディングページ内で完結できるようにすることも良いでしょう。

 

スマホ版のレイアウトも作る

今日スマートフォンからのサイトアクセスが7割を占めると言われ、スマートフォンに対応しているランディングページを作ることが必須となりました。ランディングページがスマートフォンに対応していない場合、文字が小さく読みづらい、操作性が悪いという問題が発生し、ユーザーの離脱率が高くなってしまいます。

 

スマートフォン対応の方法としては主に2つあります。レスポンシブデザインか、別途スマートフォン用ページを作成することです。

 

レスポンシブデザインとはHTMLとCSSの記述によってデザインを変更させる方法で、パソコンとスマホのURLが同じであるため管理が楽です。Googleも推奨している方法になります。しかし、レスポンシブデザインはテキストベースのHPには向いてるものの、画像ベースのランディングページには向かない場合があります。

 

その場合は、パソコン用とスマートフォン用の2種類のランディングページを作成することをお勧めします。URLと内容を別々に作ることになりますが、ユーザーのデバイスごとに、ユーザビリティを高められることができます。

 

Googleアナリティクスやヒートマップなどの解析ツールで効果測定をする

ランディングページ公開後、Googleアナリティクスやヒートマップなどの解析ツールで効果測定を行いましょう。

 

ユーザーが離脱している部分やユーザーのサイト内行動を把握し、分析することでランディングページをより効率的に改善することができます。

 

分析・改善するには、少なくとも1,000~3,000セッション前後の流入数が必要と言われています。また、公開から2週間たった段階でも行ってもいいでしょう。PDCAを回すときは、ABテストも行うことをお勧めします。

 

ABテストは、2パターンの表現を用意し、ユーザーの反応の違いを確認するものです。このようにツールを用いて効果検証し、ランディングページをより効果的なものに改善し続けることは重要です。

 

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工務店・住宅会社のランディングページ作成や改善はFREEDOM X株式会社のマーケティング室がおすすめ

ランディングページに関して外部委託を検討される場合、工務店・住宅会社に特化した専門知識があるデジタルマーケティング会社を選ぶことをおすすめします。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

ランディングページ作成・改善、効果測定など、自社内での実施が難しい場合や、運用してみてお困りの内容がある場合は一度ご相談いただければ、貴社の状況に合わせた解決策を丁寧に提案させていただきます。

 

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FREEDOM X株式会社のマーケティング室のランディングページ作成事例

株式会社ビルドアート

株式会社ビルドアートの顧客事例

 

株式会社ビルドアートでは、Facebook広告とランディングページを組み合わせた施策を行いました。ランディングページ制作中は導線改善したHPの実例ページ遷移へさせていましたが、ランディングページができ次第遷移先を変えました。

 

その年の自社サイトによる資料獲得単価は、ポータルサイト集客と比較して約1/4にもなりました

 

その他の施策も寄与していますが、中でもFacebook広告とランディングページのWeb集客施策は大きな成果をあげました。

 

この事例について詳しくはこちら
▶脱ポータル!自社サイト集客で「資料請求単価1/4!」神奈川県地場の工務店様のWEB集客成功事例 

 

FREEDOM株式会社

FREEDOM株式会社では、広告の流入先としてランディングページを活用していました。

 

広告から直接アクセスするページということもあり、直帰率が高いことが課題でしたが、アクセス解析をしていく中で滞在時間も短いことがわかりました。

 

そこで、ファーストビューに施工事例を掲載しインパクトを持たせることでユーザーの興味を引くようランディングページを工夫しました。
▶︎FREEDOM株式会社のランディングページを見る

 

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ランディングページを活用してコンバージョンを高めましょう

ランディングページのメリットや作るコツは理解できましたでしょうか。

 

WEB広告からランディングページにユーザーを遷移させコンバージョンを目指すという一連の流れは、顧客獲得の上で大きな効果を発揮します。

 

また、ランディングページは作って終わりではなく、より多くのコンバージョンを獲得するために効果測定、分析、改善のサイクルを行い続けましょう。

 

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マーケティングオートメーションとは?住宅会社の事例やMAツールの選び方も紹介

(初回2021年9月7日 更新2022年5月23日)

マーケティングオートメーションは潜在顧客を購買意向の高い見込み顧客へと育成できる、住宅会社のリード獲得にも有効なマーケティングツールです。

 

今回はマーケティングオートメーションについての基礎知識から、ツールの選び方まで詳しく解説します。

 

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目次

マーケティングオートメーション(MA)とは

MAとは

 

マーケティングオートメーション(Marketing Automation/略してMA)とは、獲得した新規顧客や見込み顧客の情報を一元管理し、定型的なマーケティング施策(顧客リストの作成、メール配信など)を自動化、効率化すること、またはそのツールを指します。

 

マーケティングオートメーションが必要とされる理由

マーケティングオートメーションが普及した背景として、大きく2つの要因があげられます。

 

1つ目はインターネットの普及と、それによる営業活動の変化です。ひと昔前は、紙広告や飛び込み電話、訪問営業など、その手法は限られていましたが、インターネットが普及して以降、顧客との接触機会は激減し、顧客接点が大きく変化しました。

 

2つ目は、スマートフォンの普及によって情報収集の在り方が多様化している点です。顧客は、webサイト、レビューサイト、SNSなど、豊富なチャネルを通じて自分の必要な情報を取得し、自力で比較検討を行います。

 

その中で、顧客の意思決定を左右するカギとなるのは「良質な顧客体験」です。自分のために選別された質の高い情報が、必要なタイミングで提供されたとき、顧客はその製品を是非利用したいと感じるのです。

 

しかしながら、顧客の興味関心は分散化されていますし、それぞれの購買確度に合わせたコンテンツを提供することも容易ではありません。見込み顧客をフォローしたくても手が回らないと悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。

 

そこで、それぞれの顧客に合わせたコンテンツの提供や、適切なタイミングでのアプローチをより効率的に実現させるために生まれた新しい顧客接点ツールがマーケティングオートメーションです。

 

CRMやSFAとの違いは?

マーケティングオートメーションと似たツールとして、CRM(Costomer Relationship Managiment)やSFA(Sales Force Automation)があります。これらは隣接した業務領域を担っていますが、目的によって使い分けることが必要です。3つのツールの違いをしっかりと理解しておきましょう。

 

CRMは、顧客情報・顧客との接点・担当者の対応履歴などを記録し、顧客情報を管理する、「顧客情報管理システム」です。CRMで顧客情報を一元管理することにより、部署を跨いだやり取りでも正確な情報を共有することができます。

 

SFA(Sales Force Automation)は、CRMの顧客情報管理機能に加えて、商談を開始してから受注に至るまでの営業活動を可視化、その活動の管理を行う「営業業務支援システム」のことを指します。

 

最後にマーケティングオートメーションは、「マーケティング活動の自動化システム」です。顧客情報管理に加えて、商談につながるまでの顧客育成をサポートします。さらにトラッキングによって顧客の関心を分析し、それぞれの顧客に合わせたマーケティング施策を自動化、これにより営業活動の効率化を図ります。

 

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マーケティングオートメーションで自動化できること

マーケティングオートメーションで自動化

 

マーケティングオートメーションでは、マーケティングに必要とされるさまざまなプロセスを自動化できます。

 

ここでは、自動化できる内容について見ていきましょう。

 

リードジェネレーション(リード獲得)

マーケティングオートメーションではリード獲得施策を自動化できます。

 

具体的にはリードに自社商材を認知させるためのWeb広告やSNS運用から、認知してから獲得するまでのメールマーケティング、リターゲティング広告などが自動化できます。

 

リードナーチャリング(顧客育成)

リードナーチャリング(顧客育成)における、メルマガの配信やリターゲティング広告の実施などでマーケティングオートメーション機能を活用できます。

 

顧客行動から分析した興味関心度合いをもとに、各顧客に適切なタイミングでアプローチができるため、煩雑になりやすい顧客育成施策の人的負担が軽減できます。

 

リードクオリフィケーション(リード精査)

効率的にマーケティングを行う上で欠かせないのがリードそれぞれの検討度合いを分析し分類する作業です。

 

マーケティングオートメーションを利用すればリアルタイムにもれなくリード精査ができる点も特徴です。

 

例えばメルマガ経由でLPに訪問した、資料請求をしたなどの顧客行動をもとに興味関心度を分析し、リアルタイムで顧客の検討レベルを管理できます。

 

オートメーション(マーケティング施策の自動化)

あらかじめ設定したシナリオに沿って、1人の顧客に対して一貫したマーケティング施策を自動で実施できる機能です。

 

この機能を利用することで、理想的なマーケティングシナリオを無理なく実施することができます。

 

具体的には、資料請求を行なった顧客が次のアクションを起こさず離脱した場合に、展示会や相談会の案内をリマインドするメールを自動的に送信する、などが挙げられるでしょう。

 

レポーティング(効果測定)

レポーティング機能とは、マーケティング施策を実施した結果をレポートとしてまとめる機能です。マーケティング施策を実施するうえで、効果測定は欠かせないものです。レポーティング機能では、マーケティングオートメーションを通じて行ったマーケティング施策の効果測定を自動で行い、レポートとして可視化することができます。

 

作成できるレポートには、以下のようなものがあります。

・メールの開封率、クリック率
・ランディングページのコンバージョン率
・ページ閲覧数
・セミナー申込数 など

 

これらを元にPDCAを回すことでマーケティングの精度を向上することができます。

 

また、高機能なマーケティングオートメーションツールを利用すれば、より詳細なレポートをカスタマイズできますが、設定や分析には高度な知識と技術が必要になるので注意が必要です。

 

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マーケティングオートメーションのメリット・デメリット

MAのメリット・デメリット

 

マーケティングオートメーションを有効活用するためには、それに合わせた仕組みづくりも必要です。

 

導入前に、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

 

マーケティングオートメーションのメリット

①【人的コストを削減し、接客の質を向上させる】

見込み度合いの低い顧客へのアプローチが自動化することで、人的コストを削減し、確度の高い顧客への接客の質を向上させることが出来ます。

 

②【営業マンの「押し売り」を防ぐ】

顧客の検討段階にあわせた営業ができるようになるので、見込みの低い顧客への「押し売り」で敬遠される心配がありません。

 

③【顧客の取りこぼしを防ぐ】

見込み度の低い顧客へのアプローチ漏れや、急浮上したホットユーザーの取りこぼしを防ぐことができます。また、データで共有することで、社内での伝達ミスを防ぎます。

 

④【属人性の低い営業体制が作れる】

スコアリングによって選別された見込み度の高い顧客にアプローチできるので、営業マンの能力に関わらず一定の受注を作ることができます。

 

⑤【受注率・受注単価アップ!】

営業が苦手な人でも受注が取れるようになるため、全体の受注率がアップします。さらに、顧客のニーズが把握できることで、メインサービス以外の提案にもつながり、受注単価アップも望めます。

 

マーケティングオートメーションのデメリット

①【即効性に欠ける】

マーケティングオートメーションの導入は中長期戦略ですので、効果が出るまでに一定の時間が必要となります。

 

②【コストが先行してしまう】

ツールの導入費用だけでなく、運用リソースの確保や顧客育成のためのコンテンツ制作など、運用体制を整えるためのコストが先行してかかります。しかし、この施策は中長期戦略であるため、コストと予算のバランスをしっかりと考えておく必要があります。

 

③【初期のデータ登録や設定の手間がかかる】

ツール導入時、紙媒体の顧客情報を登録したり、データを移行する手間がかかってしまいます。また継続的に顧客情報を更新することも必要です。

 

④【新規リードを獲得するための仕組み作りが必要になる】

顧客育成を行うためには、コンスタントにリード獲得できる環境づくりが必要になります。リードが不足している状態で顧客育成を行っても効果が得られないので、リード獲得の仕組みづくりも必要です。

 

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マーケティングオートメーションを活用して得られる効果

MAの効果

 

皆様は、現在どのような営業課題を抱えていらっしゃいますでしょうか。前述のとおり、マーケティングオートメーションは顧客育成と業務効率化を目的としたツールです。

 

ここではマーケティングオートメーションが解決できる営業課題を詳しく紹介します。この施策が自社の課題解決に適しているのかどうかを判断するためにも、是非確認してみて下さい。

 

見込み顧客数の増加

マーケティングオートメーションを有効に活用するためには、顧客育成の対象となるリードが必要不可欠です。

 

そのために、Webサイトを経由したリード獲得を補助するための機能が備わっています。

 

例えば、ランディングページやフォームの作成機能、SNSやWeb広告との連携機能などが搭載されており、見込み顧客として自動で情報を取り込むことが出来ます。

 

この機能により、取りこぼしなく見込み客をマーケティングオートメーションに貯蓄でき、自社の見込み客顧客数を増加させられるでしょう。

 

獲得リードの質の向上

例えば、「資料請求はあるのに来場に繋がらない」といったお悩みはありませんか。

 

そんなとき、メール配信機能を利用すれば、顧客の関心に合わせた追客を継続的に行うことができるので、手間を掛けずとも獲得したリードの質を上げていくことができます。

 

また、メール配信後、顧客ごとの開封率やクリック率を確認することで、配信するメールの内容を変更したり、全くメールを開封しない顧客に対してはDMに切り替えるなど、それぞれのニーズに合わせてアプローチを変えることもできます。

 

リードナーチャリングの効率化

顧客育成を行う中で、PDCAを効率的に回すための仕組みづくりはできているでしょうか。

 

マーケティングオートメーションにはスコアリング機能やレポーティング機能が搭載されており、リアルタイムでその効果を計測することができます。

 

例えば、スコアリング機能を利用すれば、今までは営業マンの勘で見極めていたホットリードを、数値化された客観的な基準で選別することができます。さらに、レポーティング機能を利用することで、どの施策が効果的に作用しているのかを一目で判断することができます。

 

これらの機能を使うことで、質の高い顧客育成を効率的に行えるようになります。

 

マーケティング部署と営業部署間での連携負担の軽減

部署間のコミュニケーションが不十分で「全体の費用対効果が把握できていない」ということはありませんか。

 

マーケティングオートメーションを導入すると、顧客の情報が可視化できるだけでなく、顧客の現状や、やりとりの記録をリアルタイムで共有することができます。

 

さらに、同じ指針や目標をもってツールを活用していくことになるため、セクショナリズムの緩和にも繋がります。

 

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MAツールを比較・検討する際の選び方のポイント

MAの選び方

 

マーケティングオートメーションの導入を検討するにあたって重要なことは高機能かどうかではありません。

 

《自社に合った》ツールを導入するために、確認しておくべきポイントを解説します。

 

必要な機能が備わっているか

マーケティングオートメーションツールに必要な機能が備わっているかを確認することは必要です。

 

マーケティングオートメーション機能には大きく分けてBtoB向けとBtoC向けに分けられるため、まずは自社の業態に合わせて適切な種類を選びましょう。

 

また、ツールによって保管できるリード数が異なったり、利用できる機能が異なります。

 

導入してから「必要な機能がない」ということにならないよう、自社に必要な機能を整理した上で、すべて備わっているツールを探しましょう。

 

自社で使用しているシステムとの連携が可能か

自社で使用しているCRMシステム(顧客管理システム)や、CMSツールなどとの連携が可能かも重要なポイントです。

 

マーケティングオートメーションは顧客の行動や興味度合いに合わせて施策を自動で実施するため、さまざまシステムとの情報連携が必要不可欠です。

 

データの連携もシームレスに実施できれば、その分効率的にマーケティングオートメーションを活用できるため、自社で利用している顧客管理システム、Web運用ツール、Web広告ツールなどとの連携が可能かあらかじめ確認しましょう。

 

運用リソースやシナリオ設計に合うものを選ぶ

高機能なマーケティングオートメーションを導入すれば効果が上がるというわけではありません。

 

高機能かどうかではなく、「自社に合っているか」を重視しましょう。また、どれくらいの運用リソースが確保できるのかも確認しておきましょう。

 

また、自社で用意したシナリオ設計に合わせて施策を実施できるかどうかも大切なポイントです。

 

自社で設計したシナリオではメールを5回送付することになっていても、マーケティングオートメーションツールでは3回までしかメールが送れず、ツールをうまく活用できないというケースもあります。ツールを選ぶ前に必ず自社のマーケティング施策を整理しておきましょう。

 

費用対効果が合うツールを選ぶ

ツールの機能・価格・自社の見込み顧客数・運用リソースを考慮したうえで、自社の状況にとって最も費用対効果が高くなるツールはどれかを比較検討することも重要です。

 

また導入後も、全体のコストに対してどの施策が有効に作用し、どの施策が作用しなかったのかを分析することで、より精度の高いマーケティングへと改善していくことができます。

 

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マーケティングオートメーションを導入するために必要な準備

マーケティングオートメーションを効果的に活用するためには、ツールを導入する前に自社のマーケティング施策がきちんと設計されていることが前提条件です。

 

ここではマーケティングオートメーションを導入する前に必要な準備について紹介します。

 

1.カスタマージャーニーマップの作成

カスタマージャーニーマップを作成し、自社の顧客が商品を認知してから購入に至るまでのプロセスと顧客心理、それに応じたマーケティング施策を整理しましょう。

 

購入に至るまでの全体像を可視化することで、マーケティングオートメーションを計画的に導入・活用できます。

 

2.シナリオ設計

シナリオ設計とは、作成したカスタマージャーニーマップに基づき、商品を購入するまでの顧客とのコミュニケーションを細かな施策に落とし込むことです。

 

例えば、メルマガをどのような内容で何回配信するか、離脱した顧客にはどのようなメッセージをどのような手段で伝えるか、など施策の方向性を細かく決めていきます。

 

3.シナリオに応じたコンテンツの準備

設計したシナリオに応じてコンテンツを準備していきましょう。メルマガの場合は、メルマガ文面や配信リストの定義付けなどがそれにあたります。

 

コンテンツの準備まで完了すれば、あとはマーケティングオートメーションを利用し、シナリオに沿って施策を自動化すればその後の運用の手間が軽減できます。

 

なお、マーケティングオートメーションツールでコンテンツを自動作成できる場合でも、顧客に届ける前に必ず適切な内容であるか目視で確認することは必要です。

 

4.運用体制の整理

マーケティングオートメーションを実施する場合でも、効果測定に基づいた定期的な施策の見直しや、オートメーションツールが正しく運用できているかをチェックする必要があります。 これらの運用体制やチェックルールを社内であらかじめ整理しておくようにしましょう。

 

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KASIKAは住宅会社専用のマーケティングオートメーションツール

KASIKAは不動産販売・住宅建築業界に特化したマーケティングオートメーションツールです。Webに不慣れな営業担当者でも使いこなせるよう、シンプルな機能と直感的に操作できるデザインで、すぐに活用できると評判です。

 

導入時はもちろん、また、導入時はもちろん、導入後も不動産販売・住宅建築業界に精通したサポートチームが、成功に繋がる最適な活用方法を提案してくれます。

 

そして何よりも魅力的なのが「住宅ポータルサイトとの連携機能」です。住宅ポータルサイトから資料請求があった顧客の情報を自動で取り込むことができるので、リード獲得の仕組みづくりも万全です。

 

不安がある場合は専門会社への委託も検討する

自社内で担当者を確保することが難しい場合には専門会社への委託も検討しましょう。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

運用に不安がある場合は、住宅領域とマーケティング領域の専門知識に優れたFREEDOM X株式会社のマーケティング室にお任せください。蓄積された集客ノウハウで高い効果を実現させます。

 

顧客育成といったインサイドセールスを全体をお引き受けさせていただくサービス「トレール」や、マーケティングオートメーションツールで送るシナリオメールの設計・文章作成、メルマガの文章作成・配信代行といったご依頼も可能です。各社のご相談に合わせてご対応させていただきます。

 

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住宅会社のマーケティングオートメーション活用事例

ライフデザイン・カバヤ株式会社様の顧客事例

 

FREEDOM X株式会社のマーケティング室には、ハウスメーカーや工務店に特化したマーケティングオートメーションツール「KASIKA」を活用した効率的な顧客育成をご提案しています。

 

まず、自社のお申込みフォームやポータルサイトとKASIKAを連携させることでお客様情報を貯めることができます。そして、ホットリストから一目で追客の適切なタイミングを把握し、メールマガジンを送ることができます。また、資料請求から1日後、3日後、5日後、7日後というふうに、熱量が高い間に予めシナリオメールを組み、配信することも可能です。

 

ライフデザイン・カバヤ株式会社様では2020年度からKASIKAを活用したシナリオメール施策を開始しました。ポータルサイト経由で資料請求をした顧客の来場予約転換率は、業界平均約3か月で3%前後と言われていますが、ライフデザイン・カバヤ様では、シナリオメール施策によってわずか1週間で業界水準である約3%の来場予約を獲得することができました。

 

その後もメルマガを定期配信することで、さらに1%引き上げ、2020年度末には来場予約転換率4%を達成しました。これらは、KASIKAを利用した顧客育成の成果と言えるでしょう。

 

この事例について詳しくはこちら

▶コロナ禍の住宅業界においてWeb予約数260%増加!大躍進を遂げたハウスメーカー様成功事例

 

マーケティングオートメーションは効率的な見込み顧客獲得を実現できる

情報が簡単に手に入ってしまう現在、顧客のニーズに合わせたアプローチは欠かせません。

 

マーケティングオートメーションはそれを叶えてくれるだけでなく、顧客育成の自動化や中長期的なにアプローチの精度向上など、営業の業務効率化も果たしてくれる非常に有効なツールです。

 

コロナウイルスの影響で「オンライン化」が加速し、顧客との接点が変化しようとしている今こそ、自社の「効率的な見込み顧客の獲得を顧客育成」を目指し、マーケティングオートメーション施策を始めてみてはいかがでしょうか。

 

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住宅会社における「広告宣伝費」とは

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住宅会社における広告宣伝費とは

年々新築住宅の着工棟数が減少する中で各社新商品の開発や集客方法の改善など、新たな施策に取り組む住宅会社も増えています。

 

その中でも集客に成功し、業績を順調に伸ばしている住宅会社の特徴についてお話します。

 

まず、業績を伸ばしている住宅会社に共通する特徴は「広告宣伝に予算をしっかりかけている」ということです。

 

裏を返すと、広告宣伝費を確保していない住宅会社は集客の伸び悩みを感じているまたはこれから直面するともいえます。

 

業績が向上している住宅会社の経営者の方々は「目標売上高に対して“最低3%”の広告宣伝費」を年間予算として組み込んでいらっしゃいます。

 

なかには未来顧客の獲得を見据えた「ブランディング」という観点も含めて、広告宣伝費率を8%に設定されている企業もありました。

 

ではなぜ、広告宣伝費率は最低3%必要なのでしょうか。

 

例えば、ポータルサイトに情報を掲載することを前提に、
・ポータルサイト資料請求単価:1.5万円
・ポータルサイト資料請求からの来場率:10%
・平均販売単価:2,500万円
という住宅会社の場合についてです。

 

1件成約するために必要なポータルサイトへの広告宣伝費用は以下の計算となります。

 

資料請求単価(1.5万円)÷ 来場率(10%)÷ 成約率(15%)=100万円

 

売上高に対する広告宣伝費比率を計算すると以下となります。

 

広告宣伝費(100万円)÷ 販売価格(2,500万円)= 4%

 

他にも、
・自社ホームページからの資料請求を目的としてWEB広告
(SNS広告・Google/Yahoo広告など)
・チラシの配布
・総合住宅展示場への出展
など広告宣伝費を投資する方法は多岐に渡ります。

 

また各社がの資料請求単価や来場率は異なるため一概にはいえません。

 

ただ、すべての歩留まり(来場率・成約率)をクリアしている住宅会社は多くはないのではないでしょうか。

 

近年はSNS広告や動画広告など広告媒体も増えており、メディアミックスした集客施策にも取り組まなければ、思うような集客数の確保が難しくなってきています。

 

上述からも広告宣伝費率は売り上げに対して最低3%をかけていくこと、そして予算をかけただけの効果を生み出すための適切な効果測定をする必要があると弊社は考えています。

 

3%の広告宣伝費を投資する中でいかに最大効果を生み出すのか、そのための戦略をクライアント様ごとにコンサルティングするのが弊社FREEDOM X株式会社のマーケティング室が得意とする分野です。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

 

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