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2023.09.27

集客ノウハウ

工務店・ハウスメーカーが取り組むべきブランディングとは|メリットや施策について徹底解説

工務店・ハウスメーカーが取り組むべきブランディングとは|メリットや施策について

競合他社との価格競争からいち早く脱し、比較をされずに顧客から選ばれるためにはブランディングが重要です。

 

特に工務店・ハウスメーカーは扱う商材が高額のため、継続的なブランディング活動により顧客に「選ばれる」戦略を取ることは効率的な顧客獲得に欠かせない施策といえるでしょう。

 

今回は工務店やハウスメーカーが取り組むべきブランディング施策について詳しく解説します。

 

 

 

工務店がブランディングを行うべき理由

工務店がブランディングを行うべき理由とは

 

ブランディングは工務店やハウスメーカーこそ活用すべきマーケティング戦略です。なぜ、ブランディングが重要なのか詳しく見ていきましょう。

 

ブランディングとは

まずブランディングについて正しく理解することから始めましょう。ブランディングとは企業の独自性や商品の性能などを顧客に認知してもらい、商品やサービスに対する信頼を積み上げることで、競合他社との比較検討なしに購入してもらえるよう自社の価値を高めるマーケティング活動です。

 

ブランディングは「認知度を上げること」や「想起度を上げること」と誤認されるケースがありますが、ブランディングの本質は自社のサービスや商品の良さからくる顧客からの「信頼」が原点です。

 

さらには、商品やサービスを通して顧客が感じる「心象」を、企業の伝えた印象にどれだけ近づけられるかがブランディングを成功させる鍵でもあります。

 

ブランディングで変容する消費者心理と消費行動

工務店やハウスメーカーは特にブランディングに注力すべき業界です。その背景には住宅市場に確立された独自のブランドイメージがあります。

 

マイホームの購入は「人生の一つの成功の形」としてのブランドが確立されています。そのため、住宅会社選びは「人生に一度の大きな買い物は信頼のおける(かつ他の人にも認められている)会社に依頼したい」という顧客心理が働きます。

 

このような心理がある中で住宅会社を探す場合、長い間一貫した理念やこだわりを持って事業を展開している会社を顧客が認知していれば、その住宅会社に依頼したいと自然と考えるものです。自社を選んでもらうためには、長期的かつ一貫性のあるブランディングを実施する必要があります。

 

 

 

工務店がブランディングに取り組むことで得られるメリット

工務店がブランディングに取り組むことで得られるメリットとは

 

工務店やハウスメーカーがブランディングに取り組むことで、冒頭に解説した通り競合比較や価格競争から脱することができる点は大きなメリットです。

 

このメリットについて深掘りして考えていくとともに、ブランディングがもたらす他のメリットについても詳しく見ていきましょう。

 

競合他社との差別化ができる

冒頭で紹介した通り、ブランディングで得られる最も大きなメリットは競合他社との差別化ができる点です。

 

消費者は信頼している企業の商品やサービスであれば、他社よりも金額が高くても価格で判断することなく自社サービスを購入してくれます。

 

代表的な例として挙げられるのはiPhoneです。iPhoneはその製品のデザイン性やカリスマ性から「スマートフォン」という商品認知だけではなく「所有していること自体」ステータスを感じられるアイテムとしてブランディングを確立しています。

 

そのため、他社のスマートフォンと性能などを比較することなく多くの顧客がiPhoneを購入します。

 

付加価値が向上する

ブランディングで自社商品・サービスの価値が本体価格よりも向上する可能性があります。これを付加価値と呼びます。

 

具体的な例としてわかりやすいのはエルメスのバッグなどに代表されるブランド品です。 ブランドバッグなどは通常のバッグと性能や品質は大きく違いがない場合が多く、良い革を使用していたとしても販売価格が数十万円になるほどの原価がかかっていることは到底ありません。

 

しかし、エルメスなどは「持っていることがステータス」というブランドイメージがあるため、これが付加価値となり価格を大きく押し上げることに成功しています。

 

このように、住宅業界も自社の品質の良さを前提にして「高級感がある」や「この住宅会社で建てることがステータス」といったブランドイメージを顧客に持ってもらえれば、付加価値をつけた販売価格でも契約を取ることが可能です。

 

社内のモチベーションが向上する

ブランディングは顧客心理だけではなく、社内のモチベーションにも良い影響を与えます。

 

ブランディングがうまくいっている会社では、社員の会社に対する帰属意識が高まり、離職率の減少だけではなく「良い会社で働いている」という誇りを持って働く社員が増えます。

 

ただし、社内のモチベーション維持には、社外へ打ち出しているブランドイメージや理念に即した業務ができることが前提にあります。例えば、「環境に優しい建築」をブランドイメージで謳っているにもかかわらず、顧客には見えないところで廃材を多く出していたり、環境に悪影響のある材料を使用していると社員はブランドイメージとの乖離に失望します。

 

このようなことにならないためにも、ブランドイメージと企業活動は矛盾のないものである必要があるでしょう。

 

採用活動が効率化する

ブランディングが成功すると、効率的な採用活動が実現します。なぜなら、良いブランドイメージが根付いた会社はこれから就職する学生や、同業種、他業種に関わらず「良い会社」というイメージも付随してついてくるためです。

 

もしブランディングを行なっている中で、応募者から「この会社で働きたいと昔から思っていた」などの理由を言ってもらえた場合は、自社のブランディングが成功している証拠でしょう。

 

 

 

工務店がブランドを構築するために必要なステップ

ブランドを1から構築するためには、いくつかのステップに沿って自社の目指すべきブランドイメージを明確にすることが大切です。ブランドマネージャー認定協会では、ブランドの構築に必要な8つのステップを提唱しています。

 

1.環境分析による市場機会の発見
PEST分析や、競合との差別化ポイントを探る「3C分析」を用いて自社が狙うべき市場機会を発見する。

 

2.市場を細分化する
3C分析で仮説を立てた事業発展で収益を期待できる市場がどこなのかを発見するために、市場を多角的な視点からセグメントする。

 

3.見込み客を選定する
前STEPで細分化した市場から、自社のサービスに最もマッチする見込み顧客グループを選定する。

 

4.独自性を発見する
前STEPで選定した顧客グループのペルソナを作成し、競合と比較されても自社が優位なポジションに立つためのカスタマージャーニーマップを作成する。

 

5.ブランド・アイデンティティを作る
前STEPで見出された独自性をわかりやすくキャッチーな言葉で表現する。このブランドアイディンティティが顧客にブランド想起を促す指針となる。

 

6.戦略を具体化する
自社のサービスに関わるあらゆる情報を企業視点と顧客視点それぞれから整理し、独自性を強化するための具体的な戦略を立案する。

 

7.カスタマージャーニーマップに落とし込む
STEP5で策定したブランド・アイデンティティを基に、見込み顧客のカスタマージャーニーマップに「ブランド要素」と「ブランド体験」を落とし込む。

 

8.目標設定
ブランディングで得たい効果や数値的な目標を設定する。

 

 

 

工務店・ハウスメーカーで活用すべきブランディング施策

工務店・ハウスメーカーで活用すべきブランディング施策とは

 

ここからは具体的に工務店やハウスメーカーがブランディングに取り組む際に活用できる施策を紹介します。

 

展示会

展示会で自社の工法やデザインを顧客に丁寧にアピールすることは、自社のこだわりを伝える絶好の機会です。

 

ここで重要なのは、展示会で顧客にどれだけインパクトを与えられるかです。例えば、自社のイメージカラーを全面に押し出したり、自社のブランドを想起できるキャッチコピーを作るなど工夫しましょう。

 

地域イベントへの協賛

地域イベントの協賛は、地域に根付いた工務店に特に有効な施策です。近隣エリアの住人に信頼してもらえる住宅会社は長く愛される傾向があり、口コミや紹介でブランディングが成功する可能性があります。

 

また、地域の活性化やコミュニケーションを大切にすることで、自社では気づかない改善点や顧客の創出機会を得るチャンスにも恵まれるでしょう。

 

テレビCM

テレビCMはブランディング施策として多くの企業が活用している広告手法です。自社のブランドイメージや理念を主題としたテレビCMを発信することで、将来マイホームを立てたいと考えている全国のターゲットに広くアプローチできるでしょう。

 

また、商圏が限られている工務店・ハウスメーカーの場合は、地域限定のテレビ番組のCM枠を購入することで、全国区ではなくターゲットエリアに絞ったブランディング施策の展開も可能です。

 

オフライン広告(新聞広告・駅広告など)

新聞広告や駅広告などのオフライン広告もブランディング施策として古くから活用されています。

 

新聞広告や駅広告では獲得を目的にした広告もありますが、ブランディングを目的とする場合は「お問い合わせ先」や「キャンペーン案内」をあえて行わず、自社のこだわりやデザインなどブランディングしたい内容を全面に押し出した印象に残る広告を作成することが重要です。

 

▶オフライン集客方法にはどのような種類がある?工務店が効果的に活用するコツも紹介

 

SNS運用

SNS運用は近年のスマートフォンの普及により注目されているブランディング施策です。工務店やハウスメーカーの場合は、住宅のデザインや完成写真とともにこだわりや理念を発信することが望ましいため、写真を中心に投稿できるインスタグラムやPinterestを活用するといいでしょう。

 

SNSの運用ではエンゲージメント(いいねやシェア、フォロー)を増やすことをまずは目的にしつつ、投稿内容が自社の目指すブランドイメージと乖離しないよう注意することも大切です。

 

なお、SNS運用に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
▶SNS運用とは?工務店とハウスメーカーにおすすめのSNSや運用のコツ・運用代行会社を紹介

▶【初心者必見】Facebook広告とは?種類や費用など基礎知識を総まとめ

▶注文住宅のハウスメーカー・工務店必見!インスタグラム運用方法|基礎情報や運用のコツ・成功事例も紹介

▶LINE公式アカウント運用は住宅会社のマーケティングに有効|運用のコツや注意点を紹介

▶Pinterest(ピンタレスト)から集客効率アップ!工務店や住宅会社での具体的な活用事例をご紹介!

▶【工務店・ハウスメーカー必見!】TikTokを使った集客方法やWebマーケティング方法とは?基礎知識から施策について詳しくご紹介!

 

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、顧客の検索ニーズに合わせたコンテンツを作成することで、顧客が自社に関連するキーワードで検索した際に自社サービスを認知してもらうための施策です。

 

この施策は顧客が抱えている課題を解決することを主な目的としているため、ブランドイメージの構築にも役立ちます。

 

ある程度自社のオウンドメディアの流入が増えてきたら、自社のこだわりや理念を丁寧に紹介するコラムなどを交えることで、より自社サービスへの理解を深めてもらえるツールになるでしょう。

 

なお、オウンドメディアについては以下の記事で詳しく解説しています。
▶オウンドメディアとは?住宅会社マーケター必見|メリットと成功事例をわかりやすく紹介

▶コンテンツマーケティングとは?基礎知識・運用ポイントや住宅会社の成功事例を紹介

▶住宅会社のコンテンツマーケティング成功事例5選|メリットや運用のコツも解説

▶コンテンツの質を向上させるためのコツ

▶購入につなげるコンテンツの作り方

▶トップページに記載するべきコンテンツ

 

 

 

工務店のブランディングで注意するべきポイント

工務店のブランディングで注意するべきポイントとは

 

工務店やハウスメーカーでブランディングを行う場合は、先述したステップに即して時間をかけた戦略立案を行うことが大切です。

 

また、その戦略に合わせてどのような施策が適しているかを検討する必要もあり、手間がかかる作業です。しかし、これらの作業を丹念に行うことで将来的に競合他社との差別化ができ、顧客に長く愛されるブランドを作れます。

 

ここでは、ブランディングに取り組む上で社内の理解を得るべきポイントや注意すべき点について詳しく解説します。

 

ブランド構築には時間がかかることをあらかじめ考慮する

ブランディングは取り組み始めてから数週間や数ヶ月単位で成果が出るものではありません。特に住宅会社の場合は長い間ブランド構築に力を入れている企業が多くあり、自社のブランドを顧客に認知してもらうためにはそれらの競合とブランディングという土俵で戦う必要性が少なからず発生します。

 

そのため、これからブランド構築を行う場合は少なくとも1年、長い場合では5年単位など長期的な取り組みが必要になることをあらかじめ理解する必要があります。

 

これは、ブランディングを担当する部署だけではなく事業方針を決定する経営層にも説明し、短期的な成果が出ないことを納得してもらうように努力しましょう。

 

施工写真の撮影にこだわる

住宅会社のブランディングで欠かせないのは住宅の写真です。写真は施行中や完成物件などさまざまな種類のものを発信していくことが考えられますが、いずれの写真でも重視したいのがブランドイメージを毀損しない写真を公開することです。

 

このためには、施工会社や営業担当者でも簡単にブランドイメージに即した写真を撮影できるよう、機材の手配から写真の撮り方のルール作りなど細かな点まで配慮する必要があります。

 

特にマイホームを検討している顧客は写真の第一印象で住宅会社を検討する場合が多いでしょう。そのため、適当な写真ではなくしっかりとこだわった写真を全ての発信媒体で利用することが大切です。

 

一貫性を持った発信を意識する

ブランディングには企業が発信する媒体や顧客対応全てにおいて一貫した内容であることが重要です。この範囲は先ほど紹介したブランディング施策だけではなく、カスタマーサポート部署の顧客対応や、営業担当者の営業スタイルも該当します。

 

顧客の信頼を獲得する上で、顧客と接するシーン全てにおいてブランディングに反するような対応や発信を行わないことは最も重要なポイントの一つでしょう。

 

 

 

住宅会社のWebを活用したブランディング施策はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へ

住宅会社は特にブランディングを行うことで、成果が現れやすい業界です。顧客との関係性を構築し、競合比較されずに自社を選んでもらうためにもブランディングにはできるだけ早く取り組むことが大切です。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

Web上でのブランディング施策に興味がある場合は、ぜひ一度FREEDOM X株式会社のマーケティング室にお問い合わせください。

 

 

工務店のブランディングに関するよくある質問

お店のブランディングとは何ですか?

お店のブランディングとは、そのお店が提供する商品やサービス、価値観、ストーリーなどを一貫した形で伝え、消費者の心に印象づけることを指します。

これにより、お店の認知度を上げ、消費者の選択肢の中でそのお店を選びやすくすることが目的です。

具体的なブランディングの手法としては、ロゴや店舗デザイン、商品のパッケージデザイン、広告、SNSでの情報発信などがあります。

ブランディングとマーケティングはどちらが先ですか?

ブランディングとマーケティングは密接に関連していますが、一般的にはブランディングが先になります。

ブランディングは企業のアイデンティティを定義し、その価値観やビジョンを明確にします。これが確立された後、マーケティング戦略がそれを具体的な行動に変換し、ターゲットオーディエンスに対してブランドのメッセージを伝えます。したがって、強固なブランドイメージを構築するためには、まずブランディングから始めることが重要です。

ブランディングは何から始めればいいですか?

ブランディングを始めるにあたり、以下の4つのステップを踏むことをお勧めします。

①ブランドの定義:まずは自社のブランドを定義します。これには、自社のビジョン、ミッション、価値観などが含まれます。これらはブランドの基盤となり、ブランドの方向性を示します。

②ターゲットオーディエンスの特定:次に、自社の製品やサービスを必要とする顧客、つまりターゲットオーディエンスを特定します。彼らのニーズや欲求を理解することで、ブランドがどのように彼らの問題を解決できるかを明確にすることができます。

③ブランドのポジショニング:競合他社との差別化を図るために、ブランドのポジショニングを決定します。これは、自社の製品やサービスが市場のどの部分を占めるかを示します。

④ブランドアイデンティティの作成:最後に、ブランドのロゴ、色、タイポグラフィなどの視覚的要素を作成します。これらはブランドの個性を表現し、顧客に対して一貫したメッセージを伝えます。

これらのステップを踏むことで、ブランドの基盤を作り上げ、その後のブランド戦略の方向性を決定することができます。

工務店に求められる付加価値とは?

工務店に求められる付加価値とは、単に建物を建てるだけでなく、以下のような要素を含むことが挙げられます。

1. プランニング力:顧客のライフスタイルやニーズに合わせた家づくりの提案ができること。

2. 品質保証:耐久性や安全性を確保した上で、長期にわたるアフターサービスやメンテナンスを提供できること。

3. デザイン性:顧客の好みやトレンドを取り入れたデザインを提供できること。

4. 環境配慮:エコロジーを考慮した建築や、省エネルギー性の高い家づくりを提供できること。

5. コストパフォーマンス:予算内で最高の品質と機能を提供できること。

これらの付加価値を提供することで、工務店は顧客からの信頼を得て、長期的なビジネスを展開することが可能となります。

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