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2023.10.02

集客ノウハウ

展示場や相談会の集客に効果!MEOとは?SEOとの違いや住宅会社向けの対策方法を徹底解説

MEOとは?SEOとの違いや住宅会社向けの対策方法

MEOは店舗ビジネスや地域ビジネスをするなら抑えておきたいマーケティング手法です。

 

住宅会社の場合、自社のサービス範囲に家を建てたい顧客に対して効果的にアプローチできるだけではなく、住宅展示場などへの集客に役立てることも可能です。

 

今回はMEOについての基礎知識や、ハウスメーカーや工務店のMEOの初め方などを詳しく解説します。

 

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MEOとは

MEOとは、Googleマップ上の検索結果で上位表示させるために行う施策を指した言葉です。別名で「ローカル検索最適化」や「ローカルSEO」とも呼ばれており、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては重要なWebマーケティングのひとつです。

 

MEOは具体的には以下のように「地域+キーワード」で検索した際の検索結果に表示される部分に対策を打つことです。

 

MEO画面

 

画像の通り、基本的に検索結果には上位3位までが表示されるため、MEOでは上位3位にいかにして入るかが重要となってきます。

 

MEOとSEOの違い

MEOとSEOの違いとは

 

MEOは検索結果の上位を狙うという点ではSEOと同じ考え方のため、しばしばSEO施策と混合されがちですがMEOとSEOでは異なる点があります。

 

MEOは「Googleビジネスプロフィールの情報を上位表示させること」を指し、SEOは「Webサイト(ページ)を上位表示させること」を指します。以下でそれぞれの違いについて詳しく解説します。

 

MEOは地域ごとに検索結果が異なる

検索結果の上位を狙うためにコンテンツ制作などを行う「SEO」では、地域性が強い検索キーワードでない限り、全国どの地域にいたとしても検索結果はほぼ同じになります。しかし、MEOの場合は検索した地域によって検索結果が異なる点が特徴のひとつです。

 

例えば、東京都内で「クレープ」と検索した場合、MEOの検索結果では東京都内のクレープ屋さんが表示されますが、SEOの場合は東京都内のクレープ屋さんだけでなく、グルメサイトの情報と地域性に関係のないクレープのコンテンツが混合して表示されます。

 

このようにMEOはユーザーがいる位置情報を取得して、検索エリア近隣の情報のみを上位に出す仕組みになっています。

 

施策実施にかかる費用と成果が出る期間がSEOよりも少ない

MEOはSEOに比べ施策実施にかかる費用が少なく、成果が出る期間が短いと言われています。なぜなら、SEOでは全国数多ある競合と検索上位の争奪戦が行われていますが、MEOは自社の実店舗があるエリア内の競合と競う形になるため、中小企業でも上位に上がりやすいからです。

 

また、対策費用もMEOの場合は初期設定費用の数万円のみで実施できる場合があります。SEOに本格的に取り組む場合は月に5本など記事を継続的に更新するなどの運用費用が必要になり、数十万円の実施費用になることを考えると、MEOにかかる費用は比較的安価であると言えるでしょう。

 

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MEOのメリット

MEOのメリットとは

 

MEOは自社の実店舗がある地域にいるユーザーにのみ検索結果が表示されるため、SEOとは異なるメリットが得られます。詳しく見ていきましょう。

 

SEOに比べて成果が出やすい

MEOは自然検索結果の表示画面では、SEOの検索結果よりも上位に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいというメリットがあります。加えて、ユーザーが現在いるエリアの実店舗が表示されます。

 

そのため、SEOで上位表示される場合に比べてコンバージョンしやすいユーザーの目に多く触れる確率が高くなり、結果として成果が出やすい施策とされています。

 

来店見込みの高いユーザーにアプローチできる

MEOは「地域名+キーワード」で検索するユーザーに表示されるため、検索するユーザーは検索したジャンルの店舗に行く可能性が高いと考えられます。

 

要するに、検索したジャンルに関する店舗に行くことは決めている中で実際に来店する店舗を探している状況である可能性が高いということです。

 

そのため、Googleマップの検索結果で上位に表示されることは、来店見込みの高いユーザーに対して積極的にアプローチができることにつながります。

 

MEOに取り組むことで、来店見込みの高いユーザーに注力したアプローチを行えることは大きなメリットでしょう。

 

来店に必要な情報が網羅されている

MEOにきちんと取り組むと、検索したユーザーが来店するまでに必要とする情報をきちんと届けることが可能になります。

 

Googleマップ上でユーザーが検索する際にはさまざまなニーズがあります。例えば、「営業時間を知りたい」「経路を確認したい」「口コミを見たい」など、検討段階によってもそのニーズは異なります。

 

MEOを行うことで、Googleビジネスプロフィールを利用して店舗情報を充実させることができるため、Googleマップの検索結果上で必要な情報を提供できるメリットがあります。

 

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MEOのデメリット

MEOのデメリットとは

 

MEOには取り組むべきメリットがある一方で、把握しておくべきデメリットもあります。MEOに取り組む際には以下のデメリットも把握した上で行うことが大切です。

 

ネガティブな評価や口コミが書き込まれる可能性がある

MEOの検索結果で表示される店舗情報には、Googleローカルガイド機能にも対応しているため、ユーザーからの評価や口コミが店舗情報に記載されます。

 

高評価が多ければ店舗の好感度アップに活用できますが、ネガティブな評価や口コミが書き込まれる可能性も考慮する必要があります。

 

口コミが全て良い内容であるよう操作することは難しいため、日頃の接客を丁寧に行なったりGoogleマップ上の口コミに対しても誠意を持って返信することが大切です。

 

実店舗がないビジネスは活用できない

MEOは実店舗があり、ユーザーから口コミを受け取れる業態に向いているWebマーケティングです。そのため、Webで完結するサービスやBtoB企業にとっては対策方法が限られてしまうマーケティング手法と言えるでしょう。

 

また、実店舗を保有している場合でも特定のエリアに限定した店舗集客に対応していないビジネスモデルの場合は、MEOに取り組んでも期待する効果が見込めない可能性があります。MEOに取り組む場合は、事業のビジネスモデルに適しているか判断することが大切でしょう。

 

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住宅会社必見!MEOで自社の展示場を上位表示させる方法

ハウスメーカーや工務店でMEOを実施する場合は、相談会を開催している店舗や展示会場への集客を狙って対策すると効果が現れやすいでしょう。今回は住宅会社がMEOに初めて取り組む場合の作業手順について詳しく解説します。

 

なお、Googleマップでの情報更新は今まで「Googleマイビジネス」で操作していましたが、2021年11月4日から「Googleビジネスプロフィール」での操作にサービスが移行しています。これに伴い、Googleマップの店舗情報をGoogle検索やGoogleマップアプリから直接更新できるようになりました。

 

以下の操作はGoogleマイビジネスの情報設定方法を参考に記載していきます。

 

Googleビジネスプロフィールに登録する

まずはGoogleビジネスプロフィールで店舗情報を登録します。

 

Googleビジネスプロフィールを利用するためには、Gmailアカウントを持っている必要があります。もしGmailアカウントを持っていない場合は、あらかじめアカウントを発行しておきましょう。

 

Googleビジネスプロフィールで新しく店舗を登録する手順は以下の通りです。

1.Googleビジネスプロフィールにアクセスする

2.ビジネスカテゴリを選択する

3.店舗住所を入力する

4.Googleマップでマーカーを配置する

5.ナレッジパネルに表示する情報を入力する

 

もし管理したい店舗の情報が既にGoogle検索やGoogleマップ上に表示されていた場合は、上記の手順は行わずにマップ上に表示されている店舗情報から「ビジネスオーナーですか?」のボタンをクリックし、ビジネスオーナー登録を行うことで完了します。

 

NAP情報を統一する

Googleビジネスプロフィールにログインし、店舗情報の登録が完了したら、詳しい情報を入力していきましょう。この際、上位表示をさせるために重要なのがNAP情報を統一させることです。

 

NAP情報とは以下の3つの要素のことを指します。

・会社名/店舗名(Name)

・住所(Address)

・電話番号(Phone)

 

上位表示される評価基準として、上記のNAP情報が「Webサイト上の情報と一致しているか、どれだけ取り上げられているか」があります。

 

そのため、自社のHPで紹介している情報と一致させておくことはもちろん、SNSなどの情報発信ツールでの投稿なども情報が統一されるよう管理しておくことが大切です。

 

ビジネスカテゴリを正しく設定する

Googleビジネスプロフィールで店舗登録を行う際に「カテゴリ」を選択する項目がありますが、このカテゴリは検索結果に大きく影響する重要な要素です。

 

カテゴリの選択は、メインカテゴリを1つ、サブカテゴリを9つまで選べます。

 

サブカテゴリではあらゆる検索ジャンルに対応できるよう、事業に関連するものをできる限り漏れなく登録するようにしましょう。一方で、関係のないカテゴリを選択していたり、余分なカテゴリが含まれている場合は評価が下がる要因になりますので、過不足なく適切なカテゴリを選択するよう注意しましょう。

 

店舗情報を充実させる

Googleビジネスプロフィールでは、店舗の「メニュー」や「写真」など様々な情報を追加登録することが可能です。

 

これらの情報を充実させることで、ユーザー側から見て親切な店舗情報という評価となり、上位評価されやすくなります。さらに、ユーザーとしても店舗の雰囲気などがあらかじめ把握できる方が、安心感を得られ来店しやすい店舗という印象を持ちやすくなります。

 

そのため、Googleビジネスプロフィールで登録できる項目はできるだけ活用し、店舗の詳細がGoogleマップ上で確認できるよう情報を充実させるよう工夫しましょう。

 

良い口コミを集める

Googleマップではユーザーによる口コミ投稿機能があります。また、Googleの評価も口コミが高評価のものから上位表示されるような仕組みが取られているため、良い口コミを集めることは上位表示をさせる施策として有効です。

 

口コミはコントロールできるものではないため、接客態度に配慮するなど日頃の努力を怠らず、地道に口コミ投稿を顧客に依頼することが何よりも大切です。

 

さらに、Googleビジネスプロフィールではオーナーが口コミに対して返信できる機能があります。口コミに対して丁寧な返信を心がけることも店舗情報を見て来店する他のユーザーに好印象を与えるチャンスでしょう。

 

もし悪い口コミがついた場合でも、返信機能で誠実な対応を行うことで悪評価の伝染を防止することにもつながります。

 

常に最新の情報を表示させる

MEOで最も重要なポイントのひとつは、店舗情報を常に最新にしておくことです。例えば、営業時間の変更や休業日の変更などが発生した場合は、こまめにGoogleビジネスプロフィール上から店舗情報を実態に即したものに変更しましょう。

 

Googleの評価としても長い期間情報が更新されていない店舗情報は信頼性が低いとみなされて、検索上位に表示されにくくなるなどの影響が発生します。

 

何より、Googleマップの店舗情報を見て来店したのに店舗が休業だったという事態が起きれば、そのユーザーは二度と来店しなくなってしまうかもしれません。

 

これらのリスクを防止するためにも、店舗情報は実態に合わせて常に最新の情報に更新することが大切です。

 

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ハウスメーカー・工務店のMEO対策はFREEDOM X株式会社のマーケティング室へご相談ください

MEOとはGoogleマップの検索結果で自社の実店舗を上位に表示させるための施策です。ハウスメーカー・工務店でMEOに取り組む際には相談会を実施している店舗や展示場などを登録することで、来店見込みの高いユーザーにアプローチするチャンスを得られるでしょう。

 

取り組む場合には、NAP情報が統一されているか注意し、最新の情報を常に更新することで上位表示される可能性が高まります。まだ取り組んでいないハウスメーカー・工務店様はぜひこの機会にチャレンジしてみるといいでしょう。

 

私たちFREEDOM X株式会社のマーケティング室は、年間棟数約400棟の設計事務所であるフリーダムアーキテクツから独立し、住宅・不動産業界専門のWebマーケティング支援を行っています。

 

MEOへの取り組み支援はもちろんWebにおける集客にお悩みの場合は、貴社の状況に合わせた解決策を丁寧に提案させていただきます。お悩みの課題がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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